カテゴリ:遊びの日記
一時半頃コンビに前をでて、川に到着が2時回った頃だったか。 相変わらず、ぼちぼちの天気。 「今日は夕方までもちそうだねえ。」とおじさん。 「なんとかねえ。よかった~」と私。「沢山降ると困るんです。一時間くらいかかるので」 世間話をしながら、息子はあちこち移動するけど、 私は息子のあとをくっついて回るのも変なので、 おじさんとお話。 おじさんはなんと地元の人ではなかった。 川口の先に住んでいるそう。 さらに、その日は海釣りの予定だったのが、朝寝坊したので、 朝、釣堀にいき、その後、釣具店に行き、私たち親子に会って、声を掛け、川に来たわけ。 おじさんに逢ったのが12時前だから、その前にすでに釣堀で釣りをしていた。 なんと。 わたしはおじさんんがしゃべるままに聞いていた。 するとおじさん、木曜日雨なら、この辺に来るって。 晴れなら、海釣りだそう。 なんでかっていうと、木曜日はおじさんの店がお休みなんだそうだ。 おじさんは別に聞いているわけでもないのに、いろいろとお話する。 「おじさんは、日本酒を飲むの?」と聞いてみると、 「だいたい飲み出したらビール一筋・・・」とおじさん。 「じゃ、酒の肴とか作るんだ。この釣った魚を料理して酒の魚にするのね。」 そのうちおじさんは居酒屋をやっていると言う。 じゃ、おかずなんかは奥さんの手料理?って聞いてみると、 いや、自分で作るっていう。奥さんは10年前に無くなったそうだ。 わたしの父もそのくらいに他界した。 いろいろ話すうちに、おじさんの親父さんは戦死したそうだ。 わたしの母親も戦争で嫁に行き遅れてねと。 だんだん、暗くなっていくお話。 と思いながらも、お互いなんだかわからない親近感が・・・感じられたような。 不思議な感覚。 わたしも感じたし、おじさんも感じたんだろうと思った。 おじさんは子どもがいない。 おじさんの店はずっとここ何十年も赤字。 昔は6人くらい使っていたが、今は3人。 自分の給料はなし。 え~~~そんな話をされても~~~と思うわたし。 まあ、聞いてあげることはできるけれど。 「場所がよくないのかしら?」とわたし。 「いやね、いまどき居酒屋ってもチェーン店があるでしょう」 「ああそうねえ。そうかあ。そうだよねえ。おじさん、大変だねえ。」 「もういつ閉めてもいいんだけど、それも悔しくてね」 「そうかあ。そうだよね。」 そんな調子で話しながら、おじさんは釣っている。 息子は釣れない。 3時半を回ったころ、おじさんが「そろそろいくかな」って。 息子はといえば、 下流で釣っているひとのびくの中身を頂いてきた。 中の鮎をビニール袋に出して、びくをお返しする。 まあ、こんなくらいあれば、いいでしょう、うちは。 そしたら、おじさんも鮎をくれるって言う。 もし食べなかったりしたら、申し訳ないので、いいですって。遠慮した。 から揚げにするそう。 おじさん、どうしてもなにか、くれるつもりになったらしく、 今度は朝、釣堀で釣った虹鱒をくれると言う。 「これってお店に出すんですか」って軽い気持ちで聞いたら、 「明日出すの。お客さんが喜ぶんだ。仕入れたのとは味が違うよ。」って。 ありゃ悪いことしちゃった。 断ればよかったなあ。 わたしとしては、息子が楽しい気分になってくれればって、一尾もらえればよかったんだけど。 3尾ももらってしまって・・・おじさんの商売の魚だったのになあ。 最後に川で手を洗って。 おじさんが土手をおりて、息子もまた手を洗うためについて行った。しめしめ。 「また、来週雨ならくるよ。」 そうか。じゃうちらも来るかな。 と思ったわたし。 不思議なことに、自転車にまたがると、小雨が降りだした。 結局、4時は回っていたころ川を出て、5時くらいに家に着いた。 あと2,3分でうちに着くというときになって本降りに。 いつものようにラッキー。 つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.11 08:39:43
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