おいしいおかしいタイな日々

この間もここで話した私が働く和食のお店に、４０歳を過ぎた、私が慕う姉さんがいる。姉さんと言えども表向きも性別も、全くの男。
だけど、話すと女。常連さんじゃないお客さんは、姉さんがけたたましい声をホールで張り上げると、違う意味で皆びびる。（そのびびるお客さんを見るのも私の楽しみの一つだけど。）

姉さんとは、5年前からの長い付き合い。忙しくなるとすぐ「自分でやりなさいよ！」とか「いいじゃないの！あんたはケチね！常連さんよ！」とか、色々な場面で私の仕事に文句を言う。

矛盾している事をしょっちゅう言われる。

ある日は
私「飲み放題のビール15本ロス（無駄）になっちゃった・・・」←私のせいじゃないけど、多額な損なので下の子の代わりに報告。
姉さん「なんで見てないのよ！！こんなにどうするの！」

でもまたある日・・・
私「飲み放題だけど、時間過ぎてるし、飲んでないのに頼むし、ちょっとひどいお客さんだから、もう受けない、私。」
姉さん「あんた、けちなのよ！ちょっと位いいじゃない！」
私「・・・・・・」ふてくされる。
近くに居る板長：「お前も大変だなぁ～」嬉しそうに大うけする。


お互い好き同士なので問題なしですが・・・。

今日は、タイに１０年位前に良く行っていた姉さんと「女性の美」について話した。

私「タイ人ってほんと肌の白い人がすきだよね・・」
姉さん「あたりまえじゃない。向こうの人は黒い人が多いんだから白い人が好きなのよ。あんたも、馬鹿殿みたいに塗りたくってアピールしなさいよ」
私「別にモテたくないし」
姉さん「ちょんまげでもつければもっと良いんじゃないの？」←姉さん一人で大うけ

私「でも、日本でも白い事が美とされてるんじゃないの？？だって、結婚式で白無垢着ておしろいするじゃん」
姉さん「そう言えばそうねぇ・・」
私「国とか地域によって美の意識って違うよね。タイの山岳民族は首が長い方が美とされるし、昔の中国は楊貴妃みたいに足のサイズが小さい事が美とされてるし・・・」
姉さん「あんた、首長くして足を無理やり小さくして、おしろい塗ってれば、いいじゃない。」

私：その自分の姿を想像してなぜか大うけ。
しばらく2人で大うけ。

ひどい事ばっかり言うけど、これからもずっと付いて行くからね、姉さん＾＾）