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司法書士による過払い請求、債務整理の実況中継

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2006年12月の記事

全19件 (19件中 1-19件目)

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仕事納めの一日

　今年もあとわずか、当事務所も明日から、来年８日まで年末年始の休みに入る。仕事納めの当事務所の一日をダイジェストでお送りいたします。　　補助者のM子さん、朝から、各業者に過払い請求のファックスを送る。再度、こちらから請求しないと、回答をくれない業者が多いが、すぐに電話してくる業者もいる。　５分も経たないうちに、H会社から電話あり　H会社　「Ｎ子さんの過払い請求書いただいたんですが？」　　　　　「０和解って訳にはいけませんの？」　私　　「えぇーと・・請求額は９，２３５円でしたね・・」　　　　　「Ｎ子さんは、他に債務があって大変なんですよ」　　　　　「過払いが返ってくるのを楽しみにしているんですよ」　Ｈ会社　「うちも大変なんですよ、過払い過払いで沈んでいます」　私　　「そんなことないでしょう、天下のＨ会社さんが..]　Ｈ会社　「・・・少しは減額してください」　　私　　「そんなこと言わないで全額返してあげてくださいよ」　　　　　「Ｎ子にとっては大切なお金なんですよ」　Ｈ会社　「わかりました、返還期日は・・・・」　　　過払い金をだれのお金だと思っているのだろう、　　　当然のように、０和解、減額を請求してくる。　　１１時頃Ｔさん来所、１３年前に借りたあの悪名高い００社から　突然督促状が送られてきたとのこと、　　　最後の返済から５年以上経っているため、時効援用すれば　支払い義務が無くなることを伝えると、安心したようだ。　　１１時半、年末の挨拶を兼ねてＭさん来所、律儀な人だ。　　私　　「しばらくですね、お元気そうでなりよりですね」　Ｍさん　「おかげさまで、先生に迷惑をかけていないか思って・・」　　私　　「あれから、Ａ社も、Ｓ社それにＭ社も　　　　　　何も言ってきませんね？」　Ｍさん　「このままでいいんですかね？」　　私　　「わざわざ、寝ている子を起こすこともないでしょう」　　　　　「貸し倒れで処理するのかも知れませんし・・」　Ｍさん　「そうですかね？」　　私　　「５年経過すれば、時効ですし、　　　　　　何か言ってきたら対応しましょう」　　Ｍさんが来所されて受任したのは平成１７年の２月である。　まだ、債務整理中である。　それもそのはず、当初の借金は８７３万程あった。　年金暮らしのＭさんには、到底払える金額でない。　ある事情があり自己破産も個人再生も出来ない。　　各債権者に事情をお話して、引き直し後の金額をさらに半額にして、　最長６０回払いの提案をさせていただいた。　すごい抵抗にあったが、承諾してくれた業者もいた。　　あまりにも、無理な提案に、３社とは、まだ和解になっていない。　払えないものは仕方が無い、借りたＭさんはもちろん悪いが。　返済能力以上を貸し付けた業者も悪い。長期戦になる覚悟だ。　　午後１時Ｋ子さん、返済の打合せで来社、　取引期間が全て１年未満のため　あんまり減額にならなかった。　しかし将来利息は全てカットしてもらった。　　　　私　　　「やはり、あまり減額にならなかったですね」　Ｋ子さん　「そうですか？」　　私　　　「４８回払いだと月々４万ぐらいの支払いになるんですが？」　Ｋ子さん　「それなら大丈夫です」　　私　　　「着手金の支払いは１月で終わるので、　　　　　　　２月からの支払いで交渉しましょう」　Ｋ子さん　「よろしく、お願いします」　　これで、今年の面談は終わり、残った事務処理をするだけ。　その後も、業者からの問い合わせや　相談者からの電話がひっきりなしに入る。　　事務処理も終わって、さて、大掃除かと準備していると。　Ｋさんから電話あり、Ｓ信販から分割の過払い金の入金が　２，３ヶ月ないとのこと。　　Ｓ信販は、経営危機、分割払いで過払い金を払ってもらっている。　費用の関係で、直接Ｋさんの口座に入金してもらっている。　　まさか、もう潰れたのでは！！　すぐに電話する　　私　「Ｋさんの過払いの入金が無いようですが？」　Ｓ信販「本当ですか？　すぐ調べてみます」　　私　「金融業者が、お客さんから督促されたら仕方が無いですね？」　Ｓ信販「すみません、すぐ入金します」　　掃除も終わって、従業員全員で一年間の労をねぎらって、軽く一杯　ようやく仕事納めになった。　このブログも当分休ませていただきます。皆さん良いお年を・・・　来年は１月９日からの業務開始です。

2006.12.28

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銀行がらみ債務整理は気をつけて！！

　　　Ｒ信販からＨさんの件で電話あり。　Hさんは二つの取引と、Ｒ信販が保証しているＴ銀行からも　借入をしていた。　一つの取引は過払いが発生していた。　ただ、銀行債務は今回の整理対象外である。　Ｒ信販　「Ｈさんはどう言っていました？」　　私　　「この前もお話したように、銀行のほうは債務整理対象外です」　　　　　「今後も、お約束通り払っていくとのことです」　Ｒ信販　「そうですか、それなら仕方ないですね」　　　　　「過払いの分、少しでも減額してくれませんかね？」　　私　　「どういうことですか？」　　　　　「それでは、債務の残っているショッピングの分も減額してくれ　　　　　　るんですか？」　Ｒ信販　「いゃ、いゃ、それは・・・」　　　　　「わかりました、　　　　　　相殺した差額の27万３，２３１円をお返しします」　　　　　「返還期日は１月００日ですから、和解書お願いします」　　私　　「お手数かけますが、よろしくお願いいたします」　Ｒ信販　「それから、和解書には相殺のことと、　　　　　　Ｔ銀行の債務は除外することも書いてください」　　銀行からの借入は、必ず保証会社や、金融業者、信販会社が　保証人になっている　両方に債務がある場合、一つを債務整理をすると、　片方も債務整理を要求してくる場合がある。　Ｒ銀行とＲ保証など、必然的にすべてが債務整理の対象になってしまう。　依頼した専門家と良く相談して債務整理を進めてほしい。　　また銀行は貸金規制法は適用がないため、我々が介入しても、　本人に内容証明等で「一括で払え」と督促をしてくるときがあるが、　心配することは無い。そうした手順を踏まなければ、代弁済として債権を　保証会社に移行できないからである。　それから、口座を凍結されて、預金と相殺されたり、　振り込まれた給与が引き出せないということもある。　銀行がらみの借金を債務整理するにはよくよく気を付けてください。

2006.12.27

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利限法で、０になるまで払って「０和解」

　　　Ｓ子さん来所、２回目である、前回は履歴持ち込みで、　Ａ社とＡＬ社の過払い請求　訴訟提起しないで、ほぼ満額返還に成功した。　Ｓ子さん「先日はありがとうございました」　　私　　「よかったですね、今度はＲ社の０和解でしたね？」　Ｓ子さん「はい」と言って、　　　　　　履歴と自分で引き直しした計算書を差し出す。　　私　　「見事ですね、引き直しで０になるまで払ったんですね？」　　　　　「債務が無いんだから、　　　　　Ｒ社も本人と０和解すればいいんですがね」　Ｓ子さん「電話で直接お願いしたんですが・・」　　　　　「０和解とは何ですか？法的な問題は、　　　　　　司法書士なり、弁護士を通してくださいと、　　　　　　相手にされませんでした」　　私　　「まだまだ、一般の人には冷たいですね」　　　　　「先日お話したように、減額も、過払いもありませんから　　　　　　費用は着手金の３万円だけで結構ですからね・・」Ｓ子さん　「ありがとうございます、よろしくお願いします」　　Ｓ子さんは、よく勉強していた。自分で履歴を取り寄せ、　引き直し計算も自分で・・　そして、前回の過払い金で、Ｒ社を利限残０になるまで払って０和解　これなら、減額も、過払いも発生しないので、　その分の報酬もかからない。見事なものだ。　　以前、こんな人もいた。　自分で引き直ししたら２０万程の過払いが出ていた。　全額を直ぐに回収するのは難しいと知ったその人は、　新たに２０万を借入して、０和解に持ち込んだ。　まさに、過払い金の先取りである。　　今は、ネットや、書籍で、いくらでも情報が吸収できる。　依頼する前にある程度の勉強が必要ではないでしょうか・・　依頼する専門家の選別を誤らないためにも・・・

2006.12.26

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捨て身の戦法？　００社

　例の００社から電話あり００社「Ｙさんの和解お願いします」　私　「Ｙさんですか？」　　　「受任通知を送ったのはいつでしたかね？」　００社「今月の９日です」　　　　「すぐに、履歴は送っていますが」　　私　「１ヵ月も経たないのに無理ですよ」　　　　「全社の資料もそろわないし、債権債務も確定していません」　　　　「あまり、非常識なことを言わないでください」　００社「そこを何とか・・」　　　　「駄目なら、今日までも期限ですから、訴訟を起こします」　　私　「訴訟？　本気ですか？」　　　　「そんなことしたら、逆に損害賠償の反訴を起こしますよ・・」　００社「損害賠償ですか？」　　私　「そうですよ、馬鹿なことしたら、　　　　　自分の首を絞めることになりますよ」　　　　「本社の方針ですか？　社長に電話して抗議しますよ」　００社「ちょっと待ってください、私のほうで、　　　　　もう一度本社に電話して確認してみます」　５分後に、「決して、訴訟して争うつもりはありませんので、　　　　　　早くしてください」と本社から言われたとの電話あり。　　そういえば、Ｎ子さんの場合も、期限を切って訴訟をちらつかせ、　早急の和解を要求してきた。しかし、取引期間が１０年なのに、　３年の履歴しか出さないで・・・　当然、最初からの履歴を請求しているが出してこない。　　００社、担当の０支店に電話　　私　「Ｎ子さんの履歴どうなりましたか？」　００社「Ｎ子さんですか？」　　　　「貸し倒れにしましたので、もう結構です」　　私　「あれほど、払え、払えと言っておきながら、　　　　貸し倒れとはどういうことですか？」　　　　「払わないとは言っていませんよ・・」　００社「とにかく、本社管轄になりましたので、そちらに電話を・・」　　私　「どこの管轄になろうとも、それは、あなた方の勝手でしょう？」　　　　「本社に電話するなりして、最初からの履歴を送ってください」　００社「わかりました」　　昔の特攻隊をおもわせる捨て身の戦法に出てきた００社　こういう会社は長くはないだろう、　その前に、回収すべきものは、キッチリ回収しないと・・・

2006.12.25

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任意整理は全社の債権債務が確定してから和解案を提示します

　Ｎ子さんから電話　　このＮ子さんは、保証人付きのＮ社の債務も含め、多重債務に陥っていた。　保証人に迷惑をかけたくないいとのことで、債務整理を躊躇していた。　他の事務所に、相談に行くも、立て続けに保証人と一緒に破産を薦められる始末だ。　すっかり、落ち込んで、当事務所に相談に見えた。　　幸い、完済している業者が８社もあり、過払い金を他の債務にあてれば、　十分任意整理は可能と判断、保証人付きのＮ社を除いて受任した。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(平成１８年１０月１９日ブログで紹介)　Ｎ子さん　「Ｎ子です、その後どうですか？」　　私　　　　「Ｓ社の過払いの二口分、１４５万が返ってきましたよ」　Ｎ子さん　「えぇー、本当ですか、裁判しているんじゃなかったんですか？」　　私　　　「訴訟は提起しましたが、この前お話したように、　　　　　　　良い条件で和解になりました。」　　　　　　「それから，Ｐ社は、今月の２７日に３６万円返ってきますよ」　Ｎ子さん　「はぁー・・そうですか」　　私　　　「Ｎ社は過払い金の中から一括返済して、完済後の過払い請求をしましょう」　　　　　　「債務が残るのは、Ａｌ社とｗ社と・・・・・・・・・・・ですね」　N子さん　　「支払は？」　　私　　　「全部の債権（過払い金）債務が確定してから、弁済計画の相談しましょう」　Ｎ子サン　「履歴を出してもらったからと言って、すぐ払わなくてもいいんですね？」　　私　　　「そうですよ、残っている過払い金も、全力で取り戻しますから、　　　　　　　安心して、良い正月を迎えてください」　　　任意整理とは、全社の債権(過払い)債務が確定してから、弁済計画を立てて、業者に　　和解案を提示し交渉に入る。通常３ヶ月～４ヶ月かかる、　　もちろんその間は支払はストップする。　　　色々の事情で、苦しんできたＮ子さん、ようやく、道筋が見えて安堵したようである。　　来年はきっと良い年になるだろう・・・なって欲しい。

2006.12.22

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過払い請求、大変なのは、業者のあなただけではないですよ

　　　ＳＴ社から、Ｙ子さんの過払いの件で電話あり、請求額は６万３，０２４円である。このＳＴ社は初めて聞く名前である。さてどんなた対応をしてくるか。　ＳＴ社　「すみません、何度も電話いただいて・・」　　　　　「お返ししますが、お願いがあります」　　私　　「何でしょう？」　ＳＴ社　「少しでも減額をお願いします」　　私　　「減額ですか？」　　　　　「うぅーん・・・分りました，６３，０００円丁度で結構です」　ＳＴ社　「えぇー！！　どういうことですか？」　　　　　「せめて１万円ぐらい減額してくださいよ？」　　　　　「過払いが多くて、多くて大変なんですよ、苦しくて・・」　　私　　「大変なのは、Ｙ子さんも同じですよ」　　　　　「６３，０００円が返ってくる、これで正月が迎えられると　　　　　　喜んでいるんですよ」　ＳＴ社「・・・・・・」　　私　　「何十万、何百万の過払いでないでしょう、　　　　　返してあげてくださいよ」　　　　　「今まで、こつこつと遅れず、減額も請求しないで　　　　　払ってきたのですよ」　　ＳＴ社「わかりました、それでやります」　　　過払いは、払わなくてもいいお金を払い続けてきた結果である。　金額の多少に関係ない大切なお金だ。　自分のことしか考えず、平然と減額を請求してくる業者、　少しは相手のことも考えてもらいたいが・・それは無理か？　続いて、Ｐ社とも「いつもの条件で・・」を合言葉に、あっという間に２件の和解成立。このＰ社、過払い案件は東日本と西日本の事業部が担当していて、一事業部に一日百件以上の過払い請求がくるとのこと。　　「大変ですね」とのねぎらいの一言に、ほっとするのか、つい、実情を話してくれる。たまには愚痴でも言ってみたくなるだろう。　　大変なことはわかるが、同情はしない、当然の結果である。今まで、大変なおもいをして苦しんできたのは、債務者であった依頼者本人であるから・・・

2006.12.21

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自己破産した３年後は？

　「以前お世話になったＫです」　「近くに来たもので・・・」若い２０代の青年が、突然尋ねてきた。　このＫさんの事は、忘れもしない、特に印象に残っている。３年程前、自己破産手続のお手伝いをさせていただいたのだ。　　私　「Ｋ君かい。。しばらくだな・・」　　　　　　まあーまぁー・・どうぞと席を勧める　Ｋさん「実は、近くに引っ越してきたんですよ」　　　　「毎日事務所の前を通るので、挨拶しないといけないと　　　　　思って・・」　私　「そうですか、元気そうですね、」　　　　　「自己破産して何か不都合なことありませんでしたか？」　Ｋさん　「いや、全然・・・かえって借金が出来なくなって　　　　　よかったですよ」　　私　「子供も大きくなったでしょう？」　Ｋさん「３歳ですよ、子供って可愛いですよね・・」　　　　　　すっかり、親父の顔のＫさん　　私　「これからも、子供のために頑張ってくださいよ」　　見事に立ち直ったＫさん、しばらく雑談をする。　　思い起こせば、Ｋさんとの出会いは一本の電話から始まった。　Ｋさん　「もしもし、借金が多くてどうしようもないんです」　　　　　「相談したいんですが？」　　私　　「どうしました、今、どこですか？」　Ｋさん　「００駅にいます」　　私　　「近いですね、今、予約も入っていませんから、　　　　　　これから来られたら？」　Ｋさん　「えー・・でも・・」　　私　　「どうしました？」　Ｋさん　「実は、そちらに行くと、　　　　　　帰りの電車賃が無くなってしまうので・・」　　私　　「うぅんー・・」　　　　　「心配いりませんよ、帰りの電車賃はお貸ししますよ」　　事務所に来たＫさんの話を聞いてみると、　１９歳の女性と付き合っていたが、子供ができてしまった。　結婚も親には大反対され、「これ以上面倒をみきれない、　するなら、自分達の力でやっていきなさい」と、突き放されてしまった。　その女性は、両親とも死別して身寄りのない可愛そうな子だと言う。　　自分の浪費の他、その子の学校の授業料等の援助を続けたため、　多重債務に陥ってしまった。　他にも事情があり、その日は受任を保留し、帰りの電車賃５００円を　お貸しして帰ってもらった。　　次の日、Ｋさんの母親から次のような電話があった。　「昨日は、息子が大変お世話になりました。」　「援助してあげたいんですが、今度こそは、自分の力で　　立ち直ってもらいたいんです」　「生まれてくる子供のためにも・・」　「費用のほうは私が責任を持ちますのでよろしくお願いします」　「すぐに、全額振込みますが、息子には言わないでください」　　　これほど子を思う母の気持ち、なかなか出来るものではない。　Ｋさんが全額費用を払い終わった時に、　お母さんから預かったお金はお返しすることを　約束して、このことはＫさんには内緒で受任することになった。　　そして、長いことかかったが、Ｋさんは費用を払い切った。　最後の支払いには、妻に、また母になったその女性も、　生まれたばかりの子供を抱いて同行された。　確か、免責が下りてから何ヶ月か経っていた。　　簡単に援助を頼る子供、簡単に援助をする親が多い、　同じ失敗を繰り返すだけだ。　本当の再生は自分の力で切り開いて行かなければ・・・・・

2006.12.19

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取引期間が長くても過払いにならない場合があります

年の瀬が押し迫ってきた。相変わらず過払請求の相談が多い　午後、ある相談者から電話相談者　「ホームページ見たんですが」　　　　「相談したいんですが、過払いのことで」　私　「どうしましたか？」相談者　「２、３箇所電話したんですが、過払いではなく、　　　　　任意整理だと事務的に言われて、相手にされないんです」　私　　 [どの位の期間借りているんですか？」　　　　　「それから、今の残債は？」相談者　「えぇーと　Ａ社が１０年ぐらいで、　　　　　残っているのが１３０万ぐらいかな」　　　　「それにＢ社が９年ぐらいで、これは１８０万ぐらいです」　私　　「うーん微妙なところですね、」　　　　「Ａ社は１３０万、Ｂ社は１８０万以上の払いすぎがあって　　　　初めて残債が０からマイナスになり、過払いが発生しますから？」相談者　「そうですか？」　私　　「過払いにならなくても、９年、１０年も余計なお金を　　　　払い続けてるんですから大幅な減額になることは　　　　間違いないですよ」相談者　「そうですね・・・・」　私　　「過払いはあくまで結果ですから・・」　　　　「過払いのことをあまり考えないで、任意整理ををすべきですね」相談者　「わかりました」　　７年以上取引をしていると、過払いになると言われているが、　人それぞれだ。今の残債にもよるが、取引の頻度にもよる。　また、限度額を上げて大幅に借入を増やした場合、　その額が過払いより帳消しになる。　最初から「いくら位の過払いになりますか？」と聞く人がいるが、　こればかりはやって見ないと分らない。「取らぬ狸の皮算よ」である。　過払いのことはあまり期待しないで、「いくらでも減額され、支払いが楽になれば」　との気持ちが大切では・・

2006.12.18

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危ない？　００社は末期症状か？

　　　００社と言う中堅のサラ金会社がある。　過払いを請求しても、のらりくらりとしていて、一向に返す気は無い。　訴訟を提起しても、不誠実な態度で、裁判官もあきれている。　本日は第２回の期日のため出頭した。　　私の他に、同じ００社を相手に２件の期日が入っていた。　法定に入ると、丁度、００社を相手の弁論がされていた。　　裁判官　「被告はそれ以前の履歴が出せないんですか？」　　００社　「はい、今、倉庫を捜していますので」　　裁判官　「おたくの会社は、いつもそんなこと言っていますね？」　　　　　　「推定計算で、和解したらどうなんですか？」　　００社　「はーぃ　でも・・全額は無理です・・」　　　　　　「７割か、８割で・・それから分割で・・」　　裁判官　「被告が裁判を引伸ばしてきたんですよ・・」　　　　　　「今更それはないのでは？」　　　　　　「会社はなんって言っているんですか？」　　００社　「・・・・・・・」　　裁判官　「結審して判決になりますよ、いいですか？」　　００社　「はい・・」　担当者は、若い女性社員、何の権限も持たされいないだろう。　かえって痛ましく感じる、上層部は何を考えているのだろう？　　続いて私の事件の弁論が始まった　　　裁判官　「被告は欠席ですか？　先ほどの人は」　　　書記官　「本件の担当ではないみたいですね」　　　裁判官　「あっち、こっちの法廷を駈けずり回って担当者も大変のようだね・・」　　　　　　　「ところで、原告は被告と話し合いは？」　　　　私　　「何回電話しても、担当者が不在とのことで、折り返しの電話もくれません」　　　裁判官　「しょうがないですね、裁判所からも電話してみましょう」　　　　　　　「それで駄目なら、結審しましょう」　００社は危ないとの噂が出ている。今の状態は末期症状か？　夕方、同じ００社のＹ支店から電話あり　　００社　「Ｓ子さんの和解お願いします」　　　私　　「和解？・・　受任したのは今月の初めですよ」　　　　　　「全部の債務も確定していないのに、出来るわけないでしょう・・」　　００社　「そこをなんとか・・・　一括なら、３０万でいいですから」　　　私　　「一括で払えるぐらいなら、債務整理はしませんよ」　　　　　　「そんなに、お金に忙しいんですか？」　　００社　「・・・・・・・」　　　私　　「過払いも返さないくせに、払うものはすぐ払えと言うんですか？」　　００社　「過払いは本社でやっていますので、別です」　　　私　　「別じゃない！！」　　　　　　「あまり非常識なこと言ってくるんじゃないよ・・」　　００社　「わかりました、できるだけ早くお願いします」　　困ったものだ、なりふり構わない００社、これからどうなっていくのだろう、　弁護士も、司法書士も手を焼いている。　特別に００社の対策が必要か・・・・

2006.12.15

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過払いが１４０万円超えた場合、司法書士はどうするの？

　Ａ社から，Ｎさんと　Ｔさんの過払いの件で電話あり、今月の１９日が期日の訴訟案件である請求金額はＮさん　元本２７３万、過払い利息３４万の計３０７万円Ｔさんは　元本１８２万、過払い利息２４万の計２０６万円である。どちらも、請求金額の元本が１４０万円を超えるので、司法書士には代理権はない。　このような場合、私を窓口（送達受取人）として本人名義で訴訟提起することになる。　　　　　Ａ社　「１９日期日のＮさんと、Ｔさんの件,どうなんですかね？」　　　私　「私には何の権限がありませんので何にも言えませんが」　　　　　「二人とも、ある程度の条件なら和解したいと言っていますが・」　　Ａ社　「そうですか、いくらならと言ってました？」　　　私　「たしか、Ｎさんは３００万、Ｔさんは２００万なら・・と言っていましたね・」　　Ａ社　「厳しいですね？」　　　私　「駄目なら、弁護士さんを紹介してくれと言われていますが？」　　Ａ社　「うーん、弁護士か」　　　　　「一旦電話切りますが、すぐに電話します」　　しばらくして、「年内に和解をしたいから、橋渡しをお願いしたい」と電話あった。　すぐにＮさんに電話　　　私　「Ａ社の件ですが、３００万で和解できそうですよ」　　Ｎさん「本当ですか！！」　　　私　「担当者のＫさんが、直接電話ほしいと言っています、　　　　　　電話番号は・・・」　　　　　　「３００万円で良いならＯＫと、駄目なら駄目と言って下さい」　　続いてＴさんにも同じように電話する　１０分後、Ａ社の担当から再び電話あり。　　Ａ社「すぐに、お二人から電話いただきました。」　　　　「おかげさまで和解できました」　　　　「和解書をお願いしたいですが？」　　　私「わかりました、二人に署名捺印を頂いて、すぐお送りします」　　訴訟に突入した場合、勿論、業者の従業員も代理権が無いので　費用を払って、弁護士に依頼することになる。　こちらも、提携している弁護士さんに手伝って頂くことになる。　（費用は最初契約した私の報酬の中から支払うので追加で頂くことは無い）　本人訴訟の場合、この辺りが、和解の落としどころになる。　　司法書士の代理権の１４０万円とは、経済利益のことである。　借金の額ではない。　３００万円の借金を任意整理で２００万円に減額する場合、　経済利益は１００万であるから当然代理権がある、　過払い請求は、利息を入れないで請求額が１４０万円までである。　　また、自己破産、個人再生は、代理権は無い、書類作成人として、　アドバイザーとして手続きを進めて行く事になる。　東京地裁本庁では、司法書士関与の自己破産申立ては　非常に厳しい。　この辺の事情は、あまりホームページでは書かれていない。　　過払いが１４０万円を超えた場合はどのような方法で進めていくのか？　自己破産、個人再生の場合はどうか等、よく確認して、専門家を選択して欲しい。

2006.12.14

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和解条件も担当者のさじ加減一つ？

　　Ｔ社のＭさんから、ＳさんとMさんの過払いに件で　「いつものように和解お願いします」と電話あり。明日が第１回口頭弁論期日である。　Ｓさんの件はすんなり和解になったが、問題はＭさんである。完済後９年が経過している。過払い元金は５３万３，４３２円だが、過払い利息が２９万３，０００が付いて、請求額は８２万６，４３２円である　Ｔ社「Ｍさんのは何とかしてくださいよ？」　　　「完済後９年経っての過払いですよ？」　　私「１０年経っていないから時効は援用できませんよね？」　Ｔ社「それはそうですが、忘れたころ過払い請求とは、たまったもんじゃないですよ」　　　「過払い利息だけでも、約３０万ですよ、　　　　せめて半分ぐらいにしてくださいよ」　　私「気持ちはわかりますが、９年の間、　　　　そのお金を高利で運用してきたんでしょう」　　　「法律的には問題はないと思いますが？」　　暫くやりとりして、最後に　私　「わかりました、Ｍさんは、今まで、よくやっていただいていますので　　　　８０万円丁度で結構です」　Ｔ社「それぐらいしか出来ませんか？　仕方ないですね」　　　「それでは、いつものように、和解書を送ってください」　　どこの業者も、完済後の過払い請求には、相当な抵抗をしてくる。　忘れたころに請求されたら、たまったもんじゃないだろう、　それも９年も経ってから・・　相手の気持ちもわかるが、法律的に何の問題もない。　しかし、担当者にも立場があるだろう、ある程度の減額は武士の情けか。　　Ｐ社に電話　　私　「いつもお世話になっております」　　　　「Ａさんの過払いの件ですが」　Ｐ社　「おそくなってすみません、お支払いする方向ですが　　　　　支払いは２月末になりますよ」　　私　　「えぇー、そんな・・」　　　　「作日和解したのは、１月末の支払いですよ」　Ｐ社　「今日からの分は、２月なんですよ」　　　　「まにあわないんですよ、多くて多くて」　　私　「そんなに多いんですか？」　Ｐ社　「多いってもんじゃないですよ」　　　　「これじゃ、正月も田舎へ帰れませんよ」　　　　「朝から、口を動かしぱなしで、頭も、もうろうとしていますよ」　　その後、しばらく雑談　　私　「大変ですね、体だけは気を付けてくださいよ」　　　　「うちの事務所の条件は知っていると思いますので、」　　　　「なんの交渉もいりませんから、すぐ和解しましょう」　　Ｐ社「ありがとうございます、そう言ってくれるのは先生だけですよ」　　　　「えーと、請求額が６５万４３２０円ですから、　　　　　６５万４０００円でいいですね」　　　私「ありがとうございます、」　　　　「それから、１月支払いに入れてください」　　Ｐ社「わかりました、特別ですよ！！」　　　　「これからは２月支払いになりますから・・」　　　私「これから交渉する分も５，６件あるのですが？」　　Ｐ社「わかりました、今、それもやりましょう」　　　　「ざっくばらんに話していただいたので、　　　　　全部１月支払いに入れましょう」　　こうしてＰ社も、立て続けに７件の和解が成立した。　担当者も大変だ、上から締め付けられ、我々からは、　早く返せ、返せとせっかれる。　時には、労をねぎらって、感謝の気持ちで交渉に当たれば、　よい結果が出るようだ。　和解条件も担当者のさじ加減一つか？　本日は　合計１１件の和解が成立した。

2006.12.13

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和解交渉するにも、順番待ちとは・・・

　 K社から、Ｓ子さんの過払いの件で電話あり。　Ｋ社　「Ｓ子さんの過払い請求書を頂いているんですが」　　　　[来年の１月１５日まで待っていただけますか？」　私　　「その日にお支払いいただけるという事ですか？」　Ｋ社　「いゃー・・その日までにお話し合いをさせてください」　　私　「どういうことですか？」　　　　「来年話し合いでは、返金は２月になってしまうでしょう」　　　　「いい加減にして下さいよ」　Ｋ社　「えぇー、すみません」　　　　「過払いが多くて手が回らないんですよ」　　　　「順番担当者が交渉させていただいておりますので・・」　　私　「それは、おたくの事情でしょう、絶対待てませんよ」　Ｋ社　「わかりました、検討して、また連絡します」　　５分後に「特別に今月中に交渉させて頂くことになりました」と　電話があった。この会社はいつもこうだ。　しかし約束の日までに必ず電話くれるので良しとするか。　Ｔ社もそうだった、訴訟提起前は７割、８割しか返金しないので、　今は全て訴訟に持ち込むが、そして第１回期日前に、　過払い利息含めて全額返還で和解になる。　かえって、訴訟提起したほうが解決が早い時がある。　それにしても、和解交渉するにも順番待ちとは・・・・・・　そのＴ社とも、本日、いつもの担当者の電話により「明日期日のＳ子さん、Ｎさんの和解、いつもの条件でお願いします」　との一言ですんなり和解が成立した。

2006.12.12

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借金生活から貯金できる喜びへ

神戸在住のＭ子さんからお礼のメールを頂く。　以下原文　　　oo先生へ　　　この度は色々と大変お世話になり、本当に　　ありがとうございました。　　お礼が遅くなってしまい、申し訳ございません。　　　先週に着金を確認させていただき、この半年間の　　状況の変化が夢の中の出来事のような気がして　　なりません。　　　十数年、節約し返済に当ててきたものですから、　　物欲が無いに等しくなり、余計なものは買わずに　　済ませる生活が身に付きました。　　　先生に受任いただいてからのこの何ヶ月、貯金の　　できる喜び！感無量です。　　とはいえ、これは自分でしてしまった不始末である　　ことも同時に心に残していくつもりです。　　　本当にありがとうございました。　　自分でできる範囲内のことからですが、　　困っている人の手助けになる道を探していこうと　　思っています。　　先生もお忙しいと存じますが、お体ご自愛ください。　　　このＭ子さん、ブログで何回か紹介させていただいている（７月２６日、９月１９日）　当初　３３０万程あった借金はすべて過払い。　T社の１５３万（過払い利息込み）が返ってきたのを最後に合計４６０万円が返還された。　十数年、節約して返済を続けた結果、物欲がなくなってしまったとは・・・　過ぎ去った日々は返ってこない。正月も近い、少しの贅沢をしてもいいのでは・・・　これからは、貯金のできる喜びを噛締め、幸せになっていただきたい。　　----- Original Message ----- From: >To: ??????@nifty.com>Sent: Monday, December 11, 2006 9:55 AMSubject: 11日の日記

2006.12.11

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とりあえず請求ストップ、心穏やかな新年を迎えよう

　　　　全国から、たくさんの相談、問合せを頂いている。　何でこんなことで？と思うことも、本人にとっては一大事。　相談者と同じ目線に立って、痛みの分かる、そんな司法書士でありたいと思うのだが・・・　Ｎさんから、「助けてください！！」と相談のメールが入る　以下原文　　はじめまして。携帯からなのか問い合わせからは送信出来ませんでした。　私は００県の既婚の００歳のＮです。消費者金融の返済に行き詰まり任意整理を考えてます。　４社から２００万ほどです。取引期間は２社が約９年、残り２社は６、７年くらいです。　契約書など破棄してしまったので正確なとこまでは分かりません。　　すみません。自分の都合で借りたのですが、返済が苦しくなりました。　助けてもらった時もあるので返済はしたいのですが…　夜も眠れず、最近子供が生まれたのですが笑顔を見ると情けない父親で涙が出ます。　　身から出たサビですが毎日苦しいです。毎日何をしても楽しくないです。　助けて頂けませんか？アドバイス、よろしくお願いします。　　借入金利は？　消費者金融であれば、高金利だろう・・　そうであると、取引期間からいっても、法定金利に引き直せば、　大幅な減額、または過払が発生している可能性がある。　弁済原資はわからないが、普通の仕事をしている限り、債務が残っても、　充分払っていけるのではないか？　悩むことはなく、すぐに債務整理に着手すべきことをアドバイスさせていただいた。　契約書等の書類が手元に無くっても構わない、　相手の業者が保管するよう法律で義務付けられている。　業者に悪いと思う必要はない。払い過ぎた分の精算だ、当然の権利だ。　　正月も近い、債務に悩んでいる人は、勇気ある第一歩を踏み出していただきたい。　まずは、請求をストップさせることです。嘘のように気持ちが楽になります。　債務が、過払が、確定するのは、来年になるでしょう。　それまでは、ゆっくりして、美味しいものでも食べて、新しい年を迎えてください。　新たな、勇気、希望が沸いてきますよ。家族のために、子供のためにも・・・　　悩んでいるのは、貴方だけではありません。　皆、同じように悩み、再生への第一歩を踏み出しているのです。

2006.12.08

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金融業者には嫌われてもいい・・・

　このブログは、毎日６００人程の人に訪問していただいている。真に光栄のことだ。多くの人に現場を知っていただき、少しでもお役に立てればと思って始めたが、自己研磨、自己啓発にも役立っている。　初めて相談される人は勿論、既存の依頼者からも、毎日見ていますよ」との言葉を頂く。　自分の仕事振りを沢山の人に見られている。書かれたブログの内容と「私の場合は？」「俺の場合はどうなんだ？」と常に比較される。身が締まる思いだ。すごいプレッシャーだ。　それが毎日の仕事への原動力になる。　　　あの「９割和解で暗黙の了解」のＡ社のＫさんと決別した。　満額返さないなら、全て訴訟提起、　過払い利息を含めて全額請求することを通告した。　長い間、私の事務所の担当としてよくやってくれたが、　悪い意味で親密になりすぎた。　Ｋさんは「いやな、司法書士！！」と思っているだろうが・・・　　Ｋ社から　Ｆ子さんの過払いの件で電話あり、　請求金額３５万６、７００円　Ｋ社「Ｆ子さんの過払い請求頂いているんですが？」　　　「先生のところは、端数しか減額してくれなかったですよね？」　私　「はい、いつも、無理言ってすみません」　Ｋ社「３５万６，０００円お返ししますが、　　　　来年の２月末の支払いになります」　私　　｢えぇー・・２月とはどういうことですか？｣　Ｋ社　｢多くて多くって、１月までの過払いの予算を使いきってしまったんですよ？｣　私　　｢２月とは、それはあんまりですね？｣　Ｋ社　｢早くお返ししなくってはいけないんですが・・・｣　私　　｢そこを何とかしてください？｣　Ｋ社　｢他と同じように８割位の和解なら・・｣　私　　｢なにー！！　減額しないから後回しにするんですか？｣・・　Ｋ社　｢いやー・・決してそんな訳では・・・　私　　｢そんなことなら、おたくの案件これから全て訴訟提起しますよ｣　　　　｢そして、払ってもらうまでの利息も請求しますよ｣　Ｋ社　｢ちょっと待ってください、何とかならないか検討しますから｣　　　１０分後に「何とか１月返金に組み入れていただきました」と　　返事が来た。最後に｢先生には、まいります｣と担当者の一言　　金融業者に、嫌われてもいい・・・・　　それが勲章だと思っている。

2006.12.07

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簡単に貸りる若者、簡単に貸す金融業者

　　フリーターのＳさん（２２歳）来所、借金総額３８０万円　　受付票を見ながら　　私　　「０信販の１２３万円は車のローンですか」　Ｓさん　「はい」　　　私　　「債務整理をすると、車は諦めないと駄目ですよ？」　Ｓさん　「車は無いんです」　　私　　　[えぇーどういうことですか？」　Ｓさん　「どうしてもお金が必要だったので、売ってしまいました」　　私　　「支払いが終わるまでは、所有権留保と言って,所有者は０信販ですよ」　　　　　「横領罪になってしまいますよ」　Ｓさん　「・・・・・・」　私　　「このＡ社の５０万は借りたのが１ヶ月前とありますが、借りた理由は？」　Ｓさん　　言いにくそうに「パチスロです」　　私　 [うーん、ギャンブルか！！　それも１ヵ月前に・・」　　　　　　「このＴ社の３０万と、Ｒ社の１０万は？」　Ｓさん　「それも同じです」　　私　[うぅーん、これも２，３ヶ月前か！！」　　　　　　「今もパチンコはやっているの？」　Ｓさん　「やっていません」　　私　　[しっかりしないと、駄目ですよ！！」　２，３ヶ月の間に、パチンコのために借りに借りまくり、　返済が出来なくなり、駆け込んできたＳさん。　借金を、債務整理を、安易に考えすぎている。　　金融業者も、この２２歳の若者に、なぜ、こんなに貸せるのだろうか・　すべて狂っている。　法律の改正で、総量規制が引かれるようだが、　今から十分な与信をしてもらいたい。　　Ｓさんには、充分は反省をして、本当に立ち直る気持ちが無い限り　受任はできないことを伝え、帰ってもらった。本人のためにも・・

2006.12.06

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すべて過払い、架空の借金を払い続けていた！！

　　　　Ｈさんから、お礼のメール届く　　前略。　　お世話になっております。　昨日、清算書、並びに振込書、和解書等を拝受致しました。　また、入金も確認致しました。　　これまで一度に手にしたことのない金額に驚いています。　　税金や保険料の滞納分をはじめ支払うべきものがまだまだありますが、　このお金を大事にして、生活を立て直したいと思っております。　とにかく、何年ぶりかで心安らかな年末、年始を迎えられそうです。　いろいろとお骨折りいただき有難うございました。　　しばらく仕事で忙しい状態です。　またあらためてお礼を申し上げたいと思っております。　今後ともよろしくお願い致します。　日毎に寒さが増してきています。お身体を大切にお過ごしください。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　草々　　ようやくＨさんの債務整理が終わった。すべて、過払であった。　１２月１日Ｔ社を最後に７社すべて、合計７７３万４，０００円が返還された　それも、そのはず、１０年から２０年間、　遅れることなく、こつこつと返済してきた結果である。　　今年の６月下旬来所された時は、相手の業者の主張する６１０万円の架空の借金が　残っていた。　このまま、気がつかず行動を起さなければ、過払い金どころか、　払わなくても良い架空の借金を払い続けていくことになった。　なんということか・・・　Ｈさんの理解を頂き、徹底的にやった。元金の１００％以上の返還を勝ち取った。　　しかし、いくらお金が戻ってきても、過ぎ去った日々は戻らない。　これからは、借金に縁のない、安らかな日々を送って頂きたい。

2006.12.05

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過払い請求は良い前例を作ることが大事です

　Ｔさんの過払い請求の件でＰ社に電話　　　取引期間９年　請求金額　６３万５６３６円である　私　「過払い請求書をお送りしているんですが？」　　Ｐ社「申し訳ありません、えぇーと請求額は・・・・」　　　　「こちらの計算と同じですね・・」　　　　「先生のところは、条件が厳しいんですよね?」　　　「６３万円でよろしいですか？」　　私　「いや、減額させていただくのは、いつも１００円単位です」　　　　「６３万５０００円でお願いいたします」　　Ｐ社「わかりました、返還期日は１月００日です」　私の事務所が一切妥協しないことが浸透しているのだろう、　総てほぼ満額の返還を勝ち取っている、　これも、前例を積み重ねた結果だ。　　しかしこのＰ社、事業部が、関東と関西に分かれていて、　関西事業部では、私のデータがまだインプットされていないようだ。　　関西在住のＨさんの過払いの件で、同じＰ社の関西事業部に電話　請求額は５３７，４５７円　　Ｐ社「金額に間違いありません」　　　　「７割か８割でお願いします」　　私　「どういうことですか？値切るのですか？」　　Ｐ社「いゃー、こういうご時勢ですから」　　　　「何千億の過払い金を払っているんですよ？」　　私　「それは、お宅の都合でしょう」　　　　「逆に、債務者が苦しい時、減額してくれましたか？」　　Ｐ社「それとこれとは別ですよ・・」　　　　「いくらならいいんですか？」　　私　「５３万７千円丁度でいいです」　　Ｐ社「えぇ！！　９割とかそういう話が出来ませんか？」　　私　「関東事業部では、いつもこの条件でさせて頂いていますよ」　　Ｐ社「だねなら、訴訟提起させて頂きますよ」　　私　「わかりました、１週間だけ待ってください」　　９割返還ですぐに和解が可能だったが、　最初が肝心、良い前例を積み重ねていく為に・・　あとに続く依頼者のためにも、・・・　　続いてＡ信販から　Ｋ子さんも過払いの件で電話あり　Ｋ信販は初めて聞く名前だ、どんどん業者が潰れていると聞くが、　いったい今、何社あるのだろう？　Ａ信販　「すみません、お電話いただいていて・・」　　　　　「８万４９４８円ですね？過払いは」　　私　　「はい、よろしくお願いいたします」　Ａ信販　「すぐにお返ししますので、５万円にしてくれませんか？」　　私　　「だめです、うちの事務所は一切減額しません」　Ａ信販　「そんな・・　うちのような会社でも、　　　　　　一日に５件ぐらいの過払いがあるんですよ」　　　　　「何とか助けてください・・」　　私　　「事情はよくわかりますが、減額はできません」　Ａ信販　「だめなら、裁判するんですか？」　　　　　「いつ頃提起するんですか?」　　私　　うぅんー　ヤバイ、訴訟も辞さないつもりか・・　　　　　「すぐに、提起しますよ・・」　Ａ信販　「人手が足りないんです、裁判所に行く・・・」　　　　　「何とか助けて下さい。少しでも減額を」　　私　　「わかりました、８万４０００円でいいです」　Ａ信販　「もう少し何とか？」　　　　　「あまり減額すると、給与もらえないんですよ・・」　　　　　「せめて、あと１，０００円」　　　　　　　完全に泣き落としだ・・　　私　　「８万３０００円で結構です」　Ａ信販　「ありがとうございます、返還は１２月００日です」　　嘘かほんとか、社員も大変のようだ、あの手、この手で　減額を要求してくる。　つい､情にほだされてしまった。裁判費用のことを考えれば　まあ､まあの金額か、今年中に返金されるし。

2006.12.04

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残りあと１ヶ月、全力で頑張ります。

本日から１２月である。　　Ｓさんから電話、　Ｓさん　「入金になりましたか？」　　私　　「間違いなく入金になりました」　　　　　「精算の上、本日送金させて頂きました」　Ｓさん　「ありがとうございます、助かります」　　今日は、Ｔファイナンスからの過払金の返還日、どうしても今日必要とのことで　急遽の処理　　　昨日と本日で、各業者から、１６件分　約１，０２０万円の過払金が返還された。　月末と、金曜日は送金が集中する。明細もあったものでは無い、　何人分をまとめて振り込んでくる。仕分けに大変だ、経理の事務員も大忙し。　　すべて苦しい中、払い続けた依頼者の大切なお金だ・・・　今月は、特に早急の処理をしてお返ししたい。　今年もあとわずか、正月も近いので・・・　　　Ｙさんから電話　　Ｙさん　「昨日、振りこんで頂いたんですが、金額が多いんじゃないですか？」　　　　　　「確か、過払金は１３０万でしたよね？」　　　私　　「そうですが、訴訟をしたので、過払い利息の３０万も取り返しましたので・・」　　Ｙさん　「このまえ言ってた、利息とはそのことでしたか？」　　　私　　「和解書と精算書を郵送しましたので・・」　　Ｙさん　「ありがとうございます」　　　　　　「おかげさまで良い正月になりそうです」　　今年もあと１ヶ月、悔いがないよう、全力で頑張ろう、ラストスパートだ！！　良い正月を迎えていただくために・・・・・　私も、正月は温泉に行ってゆっくりする予定だ。

2006.12.01

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