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テーマ:レンタル映画(815)
カテゴリ:~2006年 映画・ドラマ
ビデオを借りようとする時。
最近はメモを持っていくようにしているのだけど(これは大いに役に立つ)、メモを見ながら探しているのに、違うタイトルが気になってそっちを借りちゃう事ってあるのだ。 しかも、借りる時に箱書きを読んで面白そうと思って借りるのに、いざ見るときになると、どんな内容だったから借りようと思ったのかさえ忘れている。 で、今回のこれは、どうして借りようと思ったのかすっかり忘れていたものだ。 クライム・タイム 結構、面白い人たちが出ている。 リー・トンプソン、主人公の新入り警官ペイリーを演じている。 リー・トンプソンて、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』のお母さん役やっていた人だね。 どっかで見たことがあると思ったんだ。 同じく、『バック・・』で化学者ドクを演じていたクリストファー・ロイドが、こちらでは自然破壊に反対する路上生活者で出ている。 アマンダ・ブラマーは、この映画ではエイズに感染した学校の教師役。アマンダは『死ぬまでにしたい10のこと』では、主人公と一緒に働く掃除婦の役で、『ダイエットと禁煙は同時には無理だ』と言っている役だった。 パトリック・デンプシーは、女装趣味で下着を盗んだ男の役。彼は『メラニーは行く!』では、主人公にプロポーズする金持ち坊ちゃんの役だったね。 う~~ん、映画監督している名前忘れちゃったが・・が出ていたり、なかなか面白い配役なのだ。 ストーリー 8分署に配属された新入り警官ペイリーの一日。 署長に内勤を命じられてちょっとがっかりする。しかし、出頭してきた犯人達の調書を取る仕事は、途切れる事がない。 KKKに紛れ込んだ黒人青年。 ピザの配達で、襲われそうになって発砲した女性配達員。 妻が病気で、妻の願いを聞き入れて安楽死させた老人。 女装が趣味で、女性の下着を盗んでいた男。 エイズに感染したせいで、教育委員会から解雇を申し渡された女性は、彼らの目の前で手首を切った。 ~~~~~~~~~ 最初、サスペンスだと思ってみていたもので、『あれ?』違うな・・この感じは・・と違和感。 しかし途中から、結構面白くなってきた。 いろんな人物が取調室で、ペイリー相手に自分を語り始めるのだ。 特に、 女装が趣味の男の話。 最初つかまった時は黒いミニスカートで、町に立つ女性がつかまったのかと思ったのだ。 写真をとるために、彼女?は化粧を落とし、付け爪をとり、服を脱ぎカツラを取る、ゆっくりとだ・・ その過程で、彼は自分の話をする。 女性にあこがれる気持ち、自分が自分の性を受け止められない気持ち、そしてそれを他人に(仕事のボスに)知られるわけには行かない事、そのために下着などを盗む事になったのだと。 徐々に素顔に戻っていくこの様子は、しんみりしてしまったな。 このパトリック・デンプシーが上手いんだ~~。 1995年、まだまだアメリカでも、性同一障害という事は出ていないのだろうな・・・ まあ、この彼がそういう障害なのかどうかはわからないけれども・・・。 ただ、彼のいう 『女性は男の服を着ても、キュートだとか言われる。 なのに男は女の服を着る事ができない。女性がうらやましい。』 という彼の主張ももっともだと思ったのだ。 もう一人印象的なのが、エイズに感染した教師の話。 手首を切ったエイズ感染者が来るから、ゴム手袋をはめるようにといわれるところから始まる。 病院で手当てを受けてから来たその女性は、取調室で手錠をはずされたとたんに、逃げ出す。 しかし、彼女は周りに集まった警官達に向かってはさみを見せながら 『誰も私の話を聞いてくれない!!』と叫ぶ。 そうして彼女の話が始まるのだ。 エイズに感染した事を正直に話したとたんに、授業が無くなり、更に職までなくなった。 どんな感染の仕方か、それが感染してしまってからどう関係があるのか? 自分は生きた題材として、生徒たちに教えたかったのに。 私は、責任感が強いのよ。 そういう彼女の顔がとてもいいのだ。 そんな役をやっているアマンダ・プラマー、かわいいけど意志の強そうな、そうだな、ちょっと前の岸田加代子に似ている。 そして検索したら、『死ぬまでに・・』に出ていたのだったのだけど、かなりふけたわ・・・この『死ぬまでに・・』の彼女は・・・ ちょっとがっかり・・・(笑) しかし、とにかくこのクライム・タイムの彼女はインパクトがあってよかった。 見終わってみれば、いろいろな話が聞けて、面白い映画だった。 この新入りペイリー警官はとにかく、彼ら達の聞き役に徹して、ほとんど話をしない。 そこも押し付けなくて良いのかもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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