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カテゴリ:~2006年 映画・ドラマ
☆ザ・ロイヤル・テネンバウム☆(2001)
ウェス・アンダーソン監督 ジーン・ハックマン・・ロイヤル・テネンバウム(父) アンジェリカ・ヒューストン・・エセル(妻) ベン・スティラー・・・・・・・チャス(長男) グウィネス・バルトロー・・・・マーゴ(長女) ルーク・ウィルソン・・・・・・リッチー(次男) オーウェン・ウィルソン・・・・イーライ(隣家の息子) ストーリー テネンバウム家の3人の子供達は、かつて天才児と騒がれた。 長男チャス(ベン・スティラー)は不動産売買や金融市場で才能を発揮。長女マーゴ(グウィネス・バルトロー)は劇作家。次男リッチー(ルーク・ウィルソン)は天才テニスプレイヤー。 しかし、父親は家を出て寄り付かず母親の元で成長した3人。 チャスは妻を事故で無くし失意の中で息子を育てている。 マーゴは年上の精神科医と結婚しているのだが、無気力な日々。 リッチーは、テニスを突然やめて船旅に出ている。 そして妻のエセルは、会計士との恋に目覚め始めた。 そんな中、急に父親のロイヤルが、家族の絆を取り戻したいと家にやってきた。 ~~~~~~~~~~ 一見へんてこでもないんだけど、全員が集まると、なんとも妙なハーモニーを奏でる家族だ。 その中心にいてかき回すのが、もちろん親父のロイヤル・テネンバウム。 今まで、ほったらかしにしていた家族に急に会いたくなった彼は、仮病まで使っちゃう。 彼がどうして家を出たのか、一応子供達に「家を出る事にした」と報告している場面が出てくるが、よくはわからない。 まあ、彼はもともと、わがままなところもあったようだし・・ 子供に対して本人、気がつかないうちに、ナイーブな子供心に傷を残していたのは事実だ。 この成長した子供達。 チャスは息子二人と犬一匹、常に一緒だ。 そして妻の事故がかなりの痛手だったのは、火を見るごとく。 常に、避難訓練を怠らない。ストップウォッチを持って、時間を計る。 そして彼らのスタイルは、アディダスのジャージ。 どこに行くにもこのスタイルだ。 かなりおかしい。 マーゴはというと、日がな一日風呂場に閉じこもりテレビを見たり、ペディキュアしたり。 母親のエセルが来た時も、その風呂場で応対。 そうそう、このマーゴの夫の研究。 ダドリーという少年を研究しているのだが、このダドリー君がまた妙におかしいのだ。 彼も常にこのマーゴの夫と行動をともにしている。 リッチーは引退した後も、常に頭にバンダナ、フィラのポロシャツとプレーヤー時代そのまんま。 彼が一番まともそうに見えるのだけど・・ 何が彼の悩みなんだろうか・・と思えた。 後で、この彼の悩みはわかってくるんだけどね。 準家族のような、隣の息子イーライ。天才一家にあこがれていた彼は、大学の助教授(だったと思う?)最近本を出版してテレビにも出るような活躍ぶり。 この彼にも実は秘密が・・ そして妻のエセルは、今まで何人も求婚者がいたけれども、今回黒人の会計士とは本気のようだ。 なかなか、この会計士、いい人なんだ~。 ~~~~~~~~~~ この父親と、テネンバウム家の執事は名コンビだ。 この二人が並ぶとそれだけでも、なんだかおかしい。 この執事は、なかなかいい感じ~。 ピンクのズボンはいているんだけど・・(笑) 最初、久しぶりに集まった子供達と父親、ギクシャクしている。 それぞれが抱えている悩みが、だんだんわかってくる。 父親もこの成長した子供達、別居中である妻とのかかわりで、徐々にやわらかくなっていくようだ。 コメディと言っても、大笑いするような話でもなく、何でかつて天才一家だった必要があるのかさっぱりわからないんだけど・・ もっとどたばたになるか、人情話になるのかと思ったんだけど、不思議なコメディドラマだった。 豪華な俳優陣が、それぞれちゃんと計算されて配分されているなあと関心もした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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