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テーマ:DVD映画鑑賞(13600)
カテゴリ:~2006年 映画・ドラマ
☆真夜中のピアニスト☆(2005)
ジャック・オーディアール監督 ロマン・デュリス・・・・・・・・・トム ニールス・アルストラップ・・・・・ロベール(パパ) リン・ダン・ファン・・・・・・・・ミャオ=リン ジョナサン・ザッカイ・・・・・・・ファブリス オーレ・アッティカ・・・・・・・・アリーヌ エマニュエル・ドゥヴォス・・・・・クリス ストーリー 不動産の裏ブローカーをとして、残酷な暴力と裏切りが横行する世界に生きる28歳の青年トム。同業の父親からも未払い家賃の取立てを頼まれている。だが彼の心の中には、母親のようなピアニストになりたいという夢が眠っていた。そしてある日、彼は昔の恩師に出会い再びピアニストの夢を勧められるのだった。心を揺さぶられた彼は、裏家業と仲間から距離を置こうと試みる。そんな彼のレッスンを見ることになったのは、フランス語も話せない中国出身の女流ピアニスト。音楽だけを唯一の会話として、二人はピアニストのオーディションを目指し練習に励むが・・・。 ~~~~~~~~~~ リメイクなんですね~。 「マッド・フィンガース」(1978)ハーヴェイ・カイテルが主役で、舞台はNYの下町。 こちらも、ちょっと見てみたいような気もしますね。オリジナルのこちらは、狂気と暴力が強調されているみたいです。 ハーヴェイがピアニストか~~、う~ん、似合うのか似合わないのか、ちょっと判断が出来ませんが。 さて、『真夜中のピアニスト』は、舞台はフランス、場所はパリなのかな~~? といっても凱旋門もエッフェル塔も出ないんで、パリだといわれてもわからないんですけどね。 ロマン・デュリス演じるトムは、父親思いの青年。 父の影響から裏社会の取立てしたり、不動産を売買したり。 この不動産って、空きビルみたいなもんかな。 そういえば、こういった空きビルに不法滞在者とか低所得者達がもぐりこんで住み着いているという話を、以前どこかで見た事がある。 なので、この映画でも不法にもぐりこんでねぐらにしている人々を、蹴散らし追い出していた。 彼がヘッドフォンで聞くのは、ロック。 仕事の間に聞き、ピアノのレッスンが終れば聞き、彼の生活に入り込んでいるみたい。 ピアノを再開したら、聞く曲はクラッシックになるんだろうと思ったんだけど、ならなかった。 そういうものなんだな~、なるほど。 彼の仕事仲間ファブリスの浮気のカモフラージュなどもしてあげたり、と言って実はその妻アリーヌに惚れているんで、手伝っていたんだけど。 パパの依頼もある、パパに頼まれると嫌だといいながらも、やっぱりやる事になる。パパが心配なんだろうね。 そのパパの依頼が、後半事件につながるのだが・・・ さて、そんな日々。ある日偶然、ピアニストの母のマネージャーをしていた男に再会した。 そして、オーデションの話を持ちかけられるのだ。 急にピアノの夢がよみがえる。 中国人留学生ミャオ=リンの元でレッスンをはじめる。 仕事と恋とレッスンと、彼の生活が変わる様子が見られる。 暴力的な仕事、アリーヌとの恋、パパの手伝い、そしてピアノ。 ピアノの技術というのかな、その時々のピアノのレッスンのできばえに、彼のその生活が現れるんだよね。 彼女と一夜を過ごした後、ピアノは滑らかに気持ちよく。 暴力的な仕事のあとは、荒々しく(?) なんだろうか、こういう芸術ってメンタルな物なんだなあと思うのだった。 もちろん技術的な事とか、私にはわからないんだけどね。 それでも、最初の頃の彼のたどたどしいピアノが、徐々にこなれて滑らかになっていくのはわかるのだ。 ~~~~~~~~~~ おもしろかった。 繊細なピアノのメロディと暴力や裏切りが渦巻く彼の仕事。この正反対と見える二つを同時にこなしていこうとしている彼。 ラストを見ながら、彼の仕事がそういう方向に行ったのかと、ちょっと驚いた。 しかし、確かにこのほうがいいかもしれない・・・ ロマン・デュリスは、どうしてもあの独特な眉毛が気になる(笑) 気になる眉毛ベストワンは、もちろんコリン・ファレルなのだがその次ぐらいに気になるという事がわかった。 しかし、この映画での彼は、なかなかいい感じでしたよ。 『ルパン』よりもいいかも~。 ************** スパニッシュ・アパートメント この映画の続編が作られたんですね。もうそろそろ公開かな? ルパン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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