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テーマ:映画館で観た映画(8351)
カテゴリ:2010邦画
あれ?サロゲートも始まったし、パルナサスの鏡もあるのに~。
こちらで遅ればせに上映が始まったこの映画を見てきちゃいました。 ☆ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない☆(2009) 佐藤祐市監督・・・「キサラギ」 小池徹平 マイコ 池田鉄洋 田中圭 品川祐 中村靖日 千葉雅子 森本レオ 田辺誠一 ストーリー 「崖っぷちの今に最高の元気を贈る、実話から生まれたワーキング・エンタテインメント」 高校を中退し、8年間もひきこもりをしていたマ男は、母の死をきっかけに就職活動を開始する。何社も落ちた末にようやく就職したのは小さなIT企業“黒井システム株式会社”。しかし喜びも束の間、そこは想像を絶する“ブラック会社”だった。入社早々ありえない量の仕事を押しつけられ、サービス残業や徹夜は当たり前。世間の常識が一切通用しないクセ者揃いの上司や同僚に囲まれ、奴隷のように働くマ男だったが…。 なかなか面白かった。 面白いというか、ブラックだけど心に響くものもあり「頑張るか~!」って気持ちになる。 まあ確かに少々甘いところもあるんだけど。 マ男が新入社員なのにミスなく仕事をこなしていくとか、何となくみんながまとまって一つの仕事をこなすとか、自分をフォローしてくれる人がいるとか・・・ このフォローしてくれる人が一人でもいたらやっていけるって誰でも思うだろうなあ。 まあそこら辺は映画(実話だっていうけど)だからかなって思うけど、でもね、やっぱり彼の成長が心に響くと思うのだ。 彼の分身が「またニートの生活に戻っちゃいなよ」って言うと 「お前の時も(ニートの時も)俺は限界だったんだ」って言うんだよね。 (゚ー゚)(。_。)ウンウン 限界はどこにでもあって、自分の中で決めつけている部分もあるよね。 変わりたいと思っているだけじゃ変われない 実際にやってみても、自分にはもう無理だ!限界だ~!って思う そしてそれでもなんだかまだ行けるかもと歯を食いしばり、そうやって変わって行くんだろうなって思う。 ニートから一歩踏み出した。 でもそれから先にも乗り越えなくちゃいけない壁がある。 限界だ!って思う時があるんだよね。 そんな繰り返しかもしれない。 そういったマ男の変化を軸にして、ブラック会社と言われる過酷な会社の様子も見せている。 中小企業の下請けのまた下請け、大手から押さえつけられて納期も厳しい仕事ばかりを押しつけられる。 しかしこれを断るわけにはいかない。 社員は残業や徹夜は当たり前、膨大な仕事量、必要経費は落ちないしもちろん安月給。 学歴で決めつけられるし・・・威張り散らすだけの奴や、こびへつらうばかりの奴、いじめられっこもいるし・・・ 確かに個性的ではあるが、一緒に仕事をしていくのは大変だ。 あ、ひとりまともな人がいて、この彼がなんでこんなブラック会社にいるのか?というのも興味を持たせていた。 あまりにまっとうなんで「いつ本性を現わすのか?」って思っちゃった^^) マ男がキレて「仕事ってこんなもんなんですか?!」って言い放つところは思わずうなづいてしまった。 その後の展開は少々きれいにまとめてしまったが(現実にこううまくいくとは思えないしね) でも、働くってこんなことなんだよって言われているみたいだった。 もちろん会社がすべてだとは言わないが。 見たら頑張ろうって思うはず。 ただし、体だけは大事にしないとダメだよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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