2009J1【第23節】サンフレッチェ広島Vs浦和レッドダイヤモンズ
27,113人の久しぶりの大観衆を集めた広島ビッグアーチ。バックスタンド3段目部分のスポンサー幕も今日はない。(分かりやすい)スタンドが埋まれば、歓声が増え、必然的に空気が高揚していく。自分たちで、『サッカー場』の雰囲気を造り上げていく。客さえ入ってもらえれば、あとはサポーターが盛り上がってくれるのだ。(もちろんホームチームの攻勢は必要)しかも今日の相手は、夏休みで土曜日のレッズ、条件はとてもいい!アウェイから3,000人近くのサポーターがやってきているらしい。試合は、広島が先制し、前半終了間際に追加点。と危なげなく試合を進める。浦和には覇気がない。後半、脇腹を痛めている闘莉王、さらに高原を投入するも、反撃は1点のみ。結局広島が逃げ切った。闘莉王のヘディングのシーンは、FKで混乱させて、ポッカリしたリスタートを確実に狙ったものだった。しかし広島はこの失点を機に集中力を取り戻し、危険なシーンを作らせなかった。19日に大分に続いて、たった3日で勝点6を積み上げ、一気に4位へ浮上した。ACLを完全に射程圏に捉えた広島、次節、アウェイ山形戦が楽しみになってきた。対して、浦和・・・これで6連敗。失速も甚だしい・・・。控えに、闘莉王・高原・梅崎・堀之内と、どこへ行ってもレギュラークラスになる人材を抱えながら、この敗戦。フィンケ監督は大丈夫だろうか?試合後「PKのために倒れるべきだ」的な発言をしたとして、Jリーグからも注意を受けたようだ。負けが込むとこういった気持ちになるのは分かるが、公に言ってしまったらマズイ。その指揮官のぶれる気持ち(弱気)がチームにどう影響するのか?次節は下位ながらも、最近復調気味の神戸とアウェイで激突。こちらも良い勝負になりそうだ。これ以上の失速は、ACL圏内が危ういこともさることながら、浦和サポーターも黙っていないだろう。あと、この日は帰るのが大渋滞だった。試合後90分経ってようやく渋滞が解消された感じだった。25000人以上集めることと、車や駐車場、お弁当、チケットブースなど来場者へのケアのこと。大観衆となるゲームが1試合だけなら、ある程度の混雑や不足は仕方ないのだろうか・・・。