倖せのカギは姿勢道！

前進しながら

＊ここから引用＊　　人間いつかは終わりがくる　　前進しながら終わるのだ＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。坂本竜馬を思い出しますね。

花と人

＊ここから引用＊　　美しい花より　　よい香りを持つ　　花がいい　　　　美しい人より　　よい性質の　　人がいい＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。視覚に惑わされてはいけないという戒めですね。

禅

＊ここから引用＊　　　禅は酒の中にも、一皿の料理の中にも、　　一個の茶碗の中にも存在する。そういうも　　のを求めてわたしも生きてきた。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。酒を　料理を　茶碗をつくる中に座禅と同じ　修養の道があるのですね。坐らなくとも　禅同様、息を整えなければ　まともな酒も　料理も　茶碗も作ることは不可能なのですね。

四訓

＊ここから引用＊　　川はいつも流れていなくてはならぬ　　頭はいつも冷えていなくてはならぬ　　目はいつも澄んでいなくてはならぬ　　心はいつも燃えていなくてはならぬ＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。冷静に　勇気をもってありのままを受け取りやさしく見守る眼差しが大海に流れつく道中の在り方として大切なのですね。　なかなか難儀な在り方ですね。まだまだ　まだまだ　修業が足りないなぁ。（・_・；）

詩の世界

＊ここから引用＊　　詩の世界は狭い　　しかし限りなく深い＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。日常の中ではなし難い「探求の場」でもあるのですね。

感心・感服・感動

＊ここから引用＊　　　感心とは、心に深く感じいることであり、　　感服とは、なるほどと深く感心することで　　あり、感動とは、強く心に感ずることであ　　る。どちらもおなじようなものだと思う人　　があるかも知れないが、文学作品や芸術作　　品は、感心するとか、感服するとかでは、　　まだ十分とは言えない。感動を与えるとこ　　ろまで行って初めて優れた作品と言えよう。　　感動とは感じて動かされることであり、動　　の方にウエートがある。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。感動した後に　行動に移す人と　移さない人がいます。何もかもは無理でも何か一つでも　感動で体を動かしてみると毎日が生き生きしてくるかも知れません。

愛

＊ここから引用＊　　愛とは　　呼吸がぴったりと　　合うことである＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。声を合わせることは息を合わせること息を合わせることは気を合わせることいつか福島大学の白石豊教授も同様の講義をしていらっしゃいました。

美しい母

＊ここから引用＊　　そういう母の思い出のなかで　　　わたしが今も忘れないのは　　乳が出すぎて　　乳が張りすぎてと言いながら　　よく乳も飲まずに亡くなった村びとの　　幼な子たちの小さい墓に　　乳をしぼっては注ぎしぼっては注ぎ　　念仏をとなえていた母の　　美しい姿である　　若い母の大きな乳房から出る白い乳汁（チチシル）が　　夕日に染まって　　それはなんとも言えない絵のような　　美しい母の姿であった　　　＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。夕日に染まった慈母の姿が目に見えるようです。

仏のこころ

＊ここから引用＊　　追いつめられて　　初めて人間は　　本ものになる　　だから本ものになるためには　　絶体絶命の瀬戸ぎわに　　立たされねばならぬ＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。『アパートの鍵貸します』にも絶体絶命の瀬戸際に立った一人の男性の生き方の見本がありました。興味を持たれた方は　一度ご覧くださいませ。相手役のシャーリー・マクレーンが若くって素的！！！

試み

＊ここから引用＊　　人間が真の人間になるためには　　いくたびかの試みに会わねばならぬ　　試みには　　神の試み　　悪魔の試みがある　　いずれにしても　　いくたびかの試みに会って　　初めて人は本ものになる＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。『アパートの鍵貸します』１９６０年頃の映画をＤＶＤで観ました。ひょんなことから会社の上司に（浮気する部屋として）自分の部屋の鍵を貸し出す主人公に、隣人の医師が「人間になれ」と忠告する場面がありました。あれは、悪魔の試みだったのですね。

素足になれ

＊ここから引用＊　　　　　　　みんなといってよいほど、どこか狂って　　きた。この人がと思う人が、へんな言動を　　したりする。地についた生活をしていない　　からだ。　　　足を地につけず生きている人間がふえて　　きた。動物たちは皆足を地につけている。　　だから彼等は狂わない。　　　車時代となって皆狂ってきた。足を大地　　につけていない人間の一大悲劇だ。　　　人間一日一度は素足になって素直になれ。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。素直の素は素足に由来していたのですね。

現代日本の黒い霧

＊ここから引用＊　　　安易に流れたら一篇の詩も生れはしない　　のである。そうした恐ろしい安易さが、日　　本を蔽うている。それをこそ危機というべ　　きである。汚職も犯罪も、すべては真剣さ　　を欠いているところから起ってくるもので　　ある。国を滅ぼすのは、いつの時代におい　　ても、遊惰安逸の心からなのである。まさ　　に現代日本の恐るべき黒い霧は、これなの　　である。私は万緑一新の山中深く分け入っ　　て、しみじみそんなことを思った。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。真剣さが足ら～ん！！！と一喝したくなられたのですね。

一字一輪

＊ここから引用＊　　字は一字でいい　　一字にこもる力を知れ　　　花は一輪でいい　　一輪にこもる命を知れ＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。どの字を書くかどの花を活けるか　ではなくどう書くかどう活けるか　が生死の瀬戸際なのですね。

渇くこと

＊ここから引用＊　　　渇くということは非常に大切なことであ　　る。渇かない人にいくらいい飲み物を与え　　ても喜びも感謝もしない。愛でも学問でも　　同じで、渇かない者にいくら与えても無駄　　である。詩国も誰々さんに送って下さいと　　切手を入れて依頼される方があるが、殆ど　　続いて読まれる人はいない。渇かないから　　胸に入ってこないのである。その点わたし　　などいい時に生まれた。飢えも渇きも体験　　した。それが今もわたしに詩を作らせてい　　る根源になっている。お互いもっと渇き真　　剣になろう。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。意図的に渇かす機会が断食や願掛け（好物断ち）ですね。その後の爽快感や達成感は体験した方にしか分かりません。まだ未経験の方には是非おすすめしたいことの一つです。・・・が、何より安全第一ですから、初回は適切な指導者の下でお試しくださいませ。

水の味

＊ここから引用＊　　　水は実に単純である。その水の味がわか　　るまでには、何度か人は泥酔し、あるいは　　美食に耽るかもしれない。そうした美酒飽　　食の果てに、天地の恵みの水のうまさがや　　っとわかってくる。それはすべての飾りが　　取り除かれる時なのである。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。生き物は皆種を保存するために多様化のベクトルがＤＮＡに刻まれていると言われています。そしてまた環境に順応するようにも。昭和の終わり頃とある町工場の工場長さんが「半導体の工場に働いてた頃は　鼻毛を切る必要も感じなかったけれど　ここに来てからは週に一度は切りたくなる」と話してくれました。味覚も気に入らないものばかり食べているとか濃い味に慣らされているといつの間にか鈍感になっています。プチ断食後の味覚の蘇りには目を見張るものがあります。シンプルな味を味わい分けられるくらいの感覚は磨いておきたいものです。

無心無礙

＊ここから引用＊　　雲の　　あのかたち　　無心なるもののうつくしさよ　　水の　　あのひびき　　無礙（ムゲ）なるもののこころよさよ＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。雲のように　雑念や欲をもたず水のように　自在により美しく　より快く生きるお手本ですね。

ひとりひそかに

＊ここから引用＊　　　　深海の真珠のように　　ひとりひそかに　　自分をつくってゆこう＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。深海の真珠・・・魅力的ですね。ひとりひそかに・・・さらに魅力的です。自分をつくる・・・魅力的に！！！

みつめる

＊ここから引用＊　　じぶんを　　一本のろうそくとしてみつめ　　一本のせんこうとしてみつめ　　一つのことに燃え尽きるのだ＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。鏡を覗き込むでもなく写真やビデオに映った姿を観るでもなく蝋燭や線香になぞらえてみるというのはとても新鮮なやり方ですし、たった４行なのに　的確なイメージが伝わってきます。蝋燭の火を見つめる「焔の瞑想」は経験済みですが、蝋燭や線香になってみるのも違った味わいがするかも知れません。

その刻々

＊ここから引用＊　　昇った日は　　沈まねばならぬ　　咲いた花は　　散らねばならぬ　　生まれた者は　　死なねばならぬ　　これは自然の法則である　　だから悲しむことはない　　大切なのはその刻々を　　どう生かして来たかにある＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。誰かの記憶に在る内は生きているのも同然といいます。今日は旧暦　盆の入り。彼岸の肉親やお知り合いが　生前の刻々をどう生かして生きていらしたか思い巡らし今一度　自分自身の　刻々の生かし方を　ふり返ってみるのも　お盆にふさわしい過ごし方かも知れません。

気に生きる

＊ここから引用＊　　宇宙の気が　　一番生き生きと動くのは　　寅の一刻　　午前三時三十分である　　心に悩みを持つ人よ　　体に病を持つ人よ　　宇宙無限の力をいただき　　気に生きる不思議を体得しよう＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。朝鍛や砂地踏み行はその頃なさっていらしたのでしょうか。その時刻をものにして凛々と生きている方を存じていますが私など夜更かしの挙句目覚めていることはあるものの起きてものにするまでには至りません。お陰様で心の悩みも体の病も縁遠いのが幸いです。いざその時のために「寅の一刻＝午前三時三十分」を心に留めておきましょう。

９月６日（土）午後１時３０分開始～　イベント告知

Ｓ子のこと

＊ここから引用＊　　　このＳ子はわたしが朝鮮で教えたのであ　　るが、終戦で引き揚げ、（中略）東京に出、　　ある慈善社会活動家の経営する学園に勤め　　た。ところが裏面を見ると、いたみをもつ　　者を食いものにしている似非（エセ）慈善家であっ　　た。そこで彼女の純真さは一ぺんによごさ　　れ、救いをわたしに求めてきた。そうした　　Ｓ子に、この詩を送ったのである。だまさ　　れ、いじめられ、ふまれ、転落する人と、　　しない人、泥まみれになる人と、ならない　　人、そういう人たちをいくたりも知るゆえ　　に、わたしは詩を書き続けている。いたみ　　のない人には、わたしの詩は無用である。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。真民先生ご自身も　幾多のいたみを味わって、それ故にくじけないコツを　詩に綴られたのですね。

なやめるＳ子に

＊ここから引用＊　　だまされてよくなり　　　　　　　　　　悪くなってしまっては駄目　　いじめられてよくなり　　　　　　　　　いじけてしまっては駄目　　ふまれておきあがり　　　　　　　　　倒れてしまっては駄目　　いつも心は燃えていよう　　　　　　　　　消えてしまっては駄目　　いつも瞳は澄んでいよう　　　　　　　　　濁ってしまっては駄目＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。だまされたいじめられたふまれた・・は、心が歪んでしまった理由にはならないのですね。体の歪みも同様です。○○したから○○しなかったから　歪んで　しまった！　それでは体が可哀想ではありませんか。今日の疲れは　今日のうちにその日の疲れは　その日のうちに和本『姿勢道』を参考にセルフケア体操をしてから　お休みなさいませ

ねがい

＊ここから引用＊　　わたしのねがいは　　呼吸を合わせることである　　石とでも　　草とでも　　呼吸を合わせ　　生きてゆくことである＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。呼吸を合わせることがともに生きるための第一歩なのですね。

蝉脱（センダツ）

＊ここから引用＊　　　辞書に蝉脱という言葉がある。正しくは　　蝉蛻（センゼイ）と書くのであるが、せみのぬけがらの　　ことである。せみは、そのからを脱ぎ新し　　い自分となる。そういうことから、超然と　　して世外に脱け出る意味が生まれてくる。　　古人はせみのぬけがらを見て、ああ自分も　　からを脱いで、別な人間にならねばならぬ　　と思ったのである。釈尊が蝶を見て感動さ　　れた心と同じなのである。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。蝉も蝶も幼虫や蛹（サナギ）の姿から成虫を想像するのはかなり難しいですね。それに比べて蛇や蜘蛛は抜け殻を見なければ脱皮したのかどうか分からないような脱皮をするらしいです。明らかに分かる変身と見た目には分からぬ変身。　「ああ自分も　　からを脱いで、別な人間にならねばならぬ」と思った古人は　何処をどう別にしようと考えたのでしょうか。ヒトが脱皮する場合、確信を持って「別な人間」を定義してから脱皮するのでしょうか。ほとんどの場合、ヒトの脱皮は脱皮した後から「あれは脱皮だった」とわかるような見た目には分からぬ変身かも知れません。何事も常ならぬことを思うと変化の内のどれを脱皮と称するかも意見の分かれるところでしょう。いずれにしても、人様にも　自分自身にも脱皮しやすい環境を提供したいと思います。そのためには、「会う度ごとに新しい白紙を用意して　施主の話を聴くように心がけている」という建築士のように、型にはめずその時のありのままのその人を受けとめる姿勢を心がけようと　あらためて決意し直しました。

めぐりあい

＊ここから引用＊　　大いなる一人のひととのめぐりあいが　　わたしをすっかり変えてしまった　　暗いものが明るいものとなり　　信ぜられなかったものが信ぜられるようになり　　何もかもが私に呼びかけ　　わたしとつながりを持つ親しい存在となった＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。 恩師との出会いは真民先生の価値観をすっかり変えてしまうほどの決定的で必然的なめぐりあいだったのですね。

出会い

＊ここから引用＊　　すべては出会いである　　川も出会いの喜びに　　音をたてて流れてゆく　　その川のべに立っていると　　わたしは師にめぐりあった喜びを　　川と共に語りたくなる＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。目に見えるものとも見えないものとも　出会いから始まります。誰とどのような出会いをしても喜ぶのは難しいのですが、少なくとも感謝のできる人間でありたいと思います。

人情味

＊ここから引用＊　　　隣の庭木の葉が散り込んでくるのにも文　　句を言い、団地の近くの森で鳥たちが鳴く　　のがやかましいから、木を切ってしまえと　　主婦たちが抗議し、噴火し灰を散らした損　　害を国に支払えとマイクで言う者まで出て　　き、ああ何という自己主張だけの日本人に　　なってしまったのだろうかと、肌寒くなる　　この頃の日本である。何がこんな日本にし　　てしまったのだろうか。政治か、教育か、　　金か、いろいろあるだろう。でも二度とな　　い人生なのだ。ああ生きていてよかったと　　言えるような生き方をしたいものである。　　人間で一番大切なのは情味なのである。出　　世も立身も、そうしなくていい。人情味の　　ある人間として、世を終わりたいものであ　　る。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。人情味を例えば甘やかしと　はき違えないことが大切だと思います。よく例えに引かれますがお腹の空いている人に魚を与えるのが情魚を与えずに獲り方を教えるのが愛。かと言って心身ともに動けない人にとり方を教えるのは差し詰め卑劣・・・と言えないでしょうか。

くちなしの花

＊ここから引用＊　　責めるな　　責めるな　　人を責めるな　　一番いかんと　　朝夕　　わたしに告げる　　くちなしの花＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。くちなしの花に責められているような気がしたわけではなかったのですね。責める　責めない　瀬戸際はどのあたりでしょうか。

足の裏にきく

＊ここから引用＊　　　ある朝、足の裏にきいてみました。　　　足の裏よ、お前はかなしくはないかい。　　いつもきたない所ばかりをふんでいて、腹　　の立つことはないかいと。　　　すると足の裏が微笑して答えました。　　　腹のたつなんて、とんでもないことです。　　そんなことを一度も思ったことはありませ　　ん。考えてごらんなさい。体のなかでわた　　しは一番幸せ者ですよ。なぜなら、何万年　　何億年とつづいてきている地球と、いつも　　じかに接しているのです。ありがたいもの　　だといつも感謝こそすれ、不平に思ったこ　　とはまったくありません。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。真民先生のように何にでも訊ねてみれば自ずから答がやって来るのかも知れません。私の場合は白紙に右手（利き手）で「問」を書いたあと、左手にペンを持ち替えて待っていると、答がやって来ます。

燃える

＊ここから引用＊　　燃えていなかったら　　どうして相手の人に　　火をつけることができよう　　そのためにわたしは　　初光吸飲を続けるのである＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。真民先生の「初光吸飲」という詩の冒頭も引用しておきます。　　　　重信川の堤防に立ち　　　　東天から輝き出る　　　　初光を　　　　吸飲し祈る（後略）

すべては光る

＊ここから引用＊　　光る　　　　光る　　すべては　　光る　　　　光らないものは　　ひとつとしてない　　みずから　　光らないものは　　他から　　光を受けて　　光る＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。アフリカの民族衣装を着けている数人の若者がロビーに立っていました。第一印象ではどちらかといえば色白で無口ほんとに楽器演奏者？　と疑いたくなるような面持ちです。一時間後、彼らの出番がやってきました。なんということ！！！私はあらためて人は見かけによらぬものだと心に刻みなおさなければならないほど彼らは光り輝いたのでした。

８月の表紙

＊ここから引用＊　　いつも瞳は 　　　　　澄んでいよう　　　　　濁ってしまっては駄目＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。濁った瞳にはすべてが濁って見えてしまうだから　澄んだ瞳が大切なのですね。

嵐と詩人

＊ここから引用＊　　いつも嵐が　　吹いている　　それが　　詩人というものだ＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。真民先生の詩は嵐からの授かりものだったのですね。

心の中の宇宙

＊ここから引用＊　　　宗教は結局は心の中の宇宙なのである。　　何れの宗教も、この心の中の宇宙を説き、　　各個人もこの心の中の宇宙で安心し立命し、　　生きそして死んでゆくのである。だからど　　の宗教がすぐれ、どの宗教が劣っていると　　いうこともない。一番大切なことは確固と　　した自分の宇宙を持っているか、いないか　　ということである。端的に言うなら安心し　　て死ねるかどうかということである。わた　　しにとって詩とは生きることであった。生　　きがたい世を生き抜くための杖であり支え　　であった。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。安心して死ねるかどうか思い残すことが無いような生き方をしているかを問うてみる手段であり　結果でもあるのが真民先生の場合は「詩」作なのですね。

この二つを

＊ここから引用＊　　少食であれ！　　これは健康のもと　　少欲であれ　　これは幸福のもと　　この二つのものをしっかりと身につけよう　　この世を悔いなく終わるため　　この世を楽しく生きるため＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。多食は病の素多欲は不満の素

時代を生きる

＊ここから引用＊　　　詩人として大事なことは時代を生きるこ　　とである。だから時代から目をそらしては　　いけない。保守も革新も正しくはない。正　　しいのはその時代の眼をしっかりととらえ　　て正しく歌うことである。時代の声をうた　　いだすことである。だから詩人には参考書　　はいらない。蔵書も不要である。詩人はい　　つも裸で素手で素足で立ち向わねばならぬ。　　古代の歌がいいのは、その詩人たちの赤裸　　の姿、心情ゆえである。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。時代を生きるとは自分自身の五感で感じ自分自身の言葉で考え自分自身で何をし何をしないか決めて生きることなのですね。

詩というもの

＊ここから引用＊　　　愚なれば、愚なるほど、産み出すことは　　至難なのである。詩は天から降ってくるも　　のでもなければ、地から湧いてくるもので　　もないのである。自分が難儀をしなければ、　　一篇の詩も産れだそうとしないのである。　　詩神詩霊は時に冷酷である。それ故にこそ　　私は縋（スガ）りつくのである。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。人事を尽くして天命に縋りつく？！必死（詩）ということですね。

無限

＊ここから引用＊　　宇宙が無限であるように　　母恩も無限である　＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。とても恩返ししきれるものではないのですね。

母の教え

２５日　母の教え 2008年07月02日 ＊ここから引用＊　　　仏の教えの根本は大悲である。大悲こそ　　世尊の教えの母体なのである。そういうこ　　とを母は小さいわたしに、無言で教えてく　　れた。わたしが今日信仰をしっかと持つこ　　とのできたのは、深く掘りさげてゆくと、　　いつもここにやってくる。　　　　　わたしは世の若い母親たちに告げたい。　　それは幼い子になにを刻みつけてくれるか　　ということを。つまり三つ子の魂のなかに、　　なにを注ぎ込んだかということを。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。母親の行いは、たとえ無言であっても幼な子に与える影響は計り知れないものなので、心して注ぎ込む必要があるのですね。折りしもこどもたちは夏休み中。絵日記や作文にありのままを書かれても恥ずかしくないように過ごしたいものです。こどもの視線は母親だけに向けられているのではないことも大人は肝に銘じておきましょう。

三学

＊ここから引用＊　　一つ　　いかに生きるかを学べ　　二つ　　いかに愛するかを学べ　　三つ　　いかに死するかを学べ＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。単に　ぼーっと生きるなただただ　かーっと愛するないつの間にか　ふーっと死ぬな

石を思え

＊ここから引用＊　　腹の立つ時は　　石を見よ　　千万年も黙って　　濁世のなかに　　坐り続けている　　石を思え＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。腹の立つ時に　深呼吸してみます沈黙してみますその場を離れてみます。石を見たことはありませんでした。場合によっては投げてしまいかねないので持ち上げられないくらいの石を見てみようと思います。

仏法

＊ここから引用＊　　　生きるのだ。生きることが仏法なのだ。　　どう生き、どう死ぬか、それを知ることが　　仏法なのだ。人間らしく生きる、ただそれ　　だけでいいのだ。仏法には別に子細はない　　のだ。生活を離れて仏法はないのだと、わ　　たしは声を大きくして言おう。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。経済的自立をしていなければ生きる資格がないのか？日常動作が自立していなければ生きる資格がなのか？障がいや難病・持病をもつ方々と身近に係わるようになって以来自己選択・自己決定さえできれば自分らしく生きられるかも知れないと思うようになりました。経済面でも日常動作面でも自立している人がある日突然　心や体の健康を害するとか経済面や日常動作面での自立が不可能になるとかそのような現実に直面すると、今まで当たり前だと思っていたことが当たり前ではなかったという事実をつきつけられます。仕事もお金も能力もすべてを失うと、事実上赤ちゃん同様の状態になりますが、赤ちゃんは愛され　大人は嫌厭されます。この場合赤ちゃんの方が愛される最大の理由は社交的で素直で率直な非言語コミュニケーションの優越性だと思います。体じゅうのどこか一部分さえ動かせればＰＣを使って言語コミュニケーションが可能です。ＰＣ無しでも五十音の文字盤や音声五十音による言語コミュニケーションができます。表情筋を働かせれば・・・表情筋が動かなくても目の表情を働かせれば最小限のコミュニケーションが可能です。赤ちゃんは教えられなくても非言語コミュニケーションに長けていますが、言語コミュニケーションに依存しながら数十年を生きてしまった大人の場合は意識的に分かりやすい非言語コミュニケーションを身につける必要があります。今までのところ難病にも持病にも障がいにも縁が薄い私ですが、私同様　健康な健常者だからといって非言語コミュニケーションを疎かにはできません。言語を使う時も使わない時も分かりやすいコミュニケーションを意識すると今より少しだけ生活しやすくなるかも知れません。

花仏人

＊ここから引用＊　　うつろいやすきを花といい　　つねにいますを仏といい　　かなしきを人という＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。花仏人仏人花人花仏

朝顔夕顔

＊ここから引用＊　　朝は朝顔の花のように　　あかるく輝いていたい　　夕は夕顔の花のように　　ほんのり匂うていたい＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。朝顔は匂わなかったかな夕顔は大きな果実を加工してかんぴょうを作るほうの夕顔かなそれともヨルガオのことかな　匂いはしたかな朝顔の匂いの記憶がなくてつい、重箱の隅を突いてしまいました。（・_・；）

竹

＊ここから引用＊　　竹を見ると　　一貫の道というものを　　教えてくれる思いがする　　　　朝に見る竹　夕べに見る竹　　　　朝に聞く竹　夕べに聞く竹＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。筍を放って置くと竹になります。竹を放って置くと竹薮になります。竹薮は地震の時の避難場所にもなります。竹薮には採り難いけれど「種になる土」ができます。有機廃棄物（生ゴミなど）と種土を混合し、発酵させると健康な土ができます。長い年月人が筍・竹・竹薮と付き合ってきた歴史を感じます。衣食住のどの分野にも価値を見出しています。真民先生の視点とは異なりますが、竹にも竹との付き合い方にも注目しています。

何を持つか

＊ここから引用＊　　木は　　気を持つ　　石は　　意志を持つ　　あなたは　　何を持つか　　＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。香りを持つ

積み重ね

＊ここから引用＊　　　花は一瞬にして咲かない。大木も一瞬に　　して大きくはならない。一日一夜の積み重　　ねの上に、その栄光を示すのである。私は　　そういうタイプのものが好きである。宗教　　家には一瞬にして開眼し開悟し回心する人　　がある。そういう行き方を強調賛美する。　　わたしはそういうタイプや信仰を好まない。　　これはわたしが鈍物鈍才だからであろう。　　何れにしても東洋では努力精進を尊ぶ。東　　洋の諸芸は小さい時からたたきあげた技や　　芸の心というものを大切にする。苦労に苦　　労を重ねた挙句達したその人独自の世界を　　賛美する。私はそれが本ものではなかろう　　かと思う。一瞬にして変わったものは、ま　　た一瞬にして変化する。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。一日一夜の積み重ねが大切なのですね。わたしも別の意味で積み重ねることの大切さを実感しています。自分に何を入れ　何を入れなかったか。入れたものと　化学反応の結果が　私から出てきます。入れないものは決して出てこない。自分から出てくるものが気に入らなければ、入れるものを替えるか化学反応を変えてみることにしています。「今日もいい一日になった」と言える日々を積み重ねていくことが「いい人生だった」と言えるその日の迎え方かも知れない、知人のご家族が危篤と伺い、あらためて悔いのない生き方を考えてみられました。

自分の花

＊ここから引用＊　　　小さい花でいいのだ、人にほめられるよ　　うな大きな美しい花ではなく、だれからも　　足をとめて見られなくてもいい、本当の自　　分自身の花を咲かせたらいいのだ、それを　　神さま仏さまに見てもらえばいいのだ。＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。人にほめられないからといってがっかりすることもなければ、だれからも足をとめてみられないからといって寂しがる必要もないのですね。目に見えない方々が　いつなんどきもちゃ～んと見守っていてくださるのですね。

悟り

＊ここから引用＊　　悟りとは　　自分の花を　　咲かせることだ　　どんな小さい　　花でもいい　　誰のものでもない　　独自の花を　　咲かせることだ＊ここまで引用＊ 致知出版社『坂村真民一日一言』より、感謝します。福島県立美術館の企画展『フランス近代絵画の流れ：美の誘惑』を観てきました。ロマン主義、バルビゾン派、印象派、後期印象派、フォーヴィスムなどが次々と花開いたフランス絵画の黄金時代を、コロー、ミレー、ルノワール、モネ、ゴッホ、ヴラマンクら巨匠たちの作品によって紹介していました。たとえ画材、画題、手法などが同じでもひとりびとりの個性が感じられます。芸術家たる者、同じ花を目指すはずもありませんが（・_・；）