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カテゴリ:備前焼・作家
窖窯(あながま)焼成 素材感のある練り込みの酒呑
駒形九磨・ぐい呑 土あじなる概念を、備前に持ち込んだひとり。 駒形九磨さん もう売れちゃったけれど、この前のぐい呑も見て欲しい。 荒々しいだけの造形でなく、けっこう繊細。 練り込みにはいろんな技法があるが、駒形さんのは限りなく自然。 熊山を歩き回って古い窯跡に眠っている陶片を見つけ出し,研究した古い時代の人ならではの 自然との一体感。 (いまそんなことをしては、イケマセン) 古い陶片の時代には現代のように、電動式土錬機など当然無かった。 だから練りが不十分な陶片は割れ口にマーブル模様がのぞいている事がある。 その積層が発想の原点。 なにしろ、発想の原点がイノシシ、鹿の塒(ねぐら)の熊山の頂近く。 いまどきの若い人には考えられないことを思いつく。 その結果が、マーブル調。 駒形九磨さんの歩いた道を知っている店長は作品の中に秘めた重さがわかる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.04.28 03:24:04
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