「杉の花粉」の独断と偏見に満ちた愛読書紹介コーナー

どん底・・・わたしが返信しないわけ。

　前回の日記「こーひー・ぶれいく（其の弐）」は真剣に辛かった。
　今日の『うつ』診療予定をキャンセルしたくらいに。
　
　最後は殆ど「義務感」から書き上げて・・・何のギムカンだ？
　まあ。ネットにＵＰした時は、殆ど虫の息。
　今まで書いた日記の中で、一番重いものとなった。
　
　「こーひー・ぶれいく」なんて表題で、
　あんなもの読まされた人は堪ったモンじゃなかったろうが・・・
　最初の９行で「如何に下らない日記」なのか判ると思うので、
　まあ。私に責任はない・・・と思うことにする。

　「日記」をＵＰした直後、非常に珍しいことだが、書き込みがあった。
　一言・・・つらい。

　瞬間的に・・・大笑いした。
　私の日記なんかより、この一言の方がズッと面白い。
　お陰でスーッと眠ることが出来た。
　だから、
　思わず「抱きしめたく」なったのだが・・・

　匿名を基本とするネット社会である。
　この方の「ハンドル・ネーム」を信じて良いのだろうか？
　・・・少し心配になる。

　ひょっとして・・・
　「デブの脂ぎった中年ハゲ男」なのかもしれない。
　
　以前、西原理恵子女史の漫画で
　・・・「サブ」と「薔薇族」の相違に関する研究結果が掲載されていた。
　「サブ」は、「筋肉モリモリお兄系」が褌（ふんどし）姿でポーズを取り、
　「薔薇族」は、「か細い美少年」がそっと微笑んでいる
　・・・らしい。
　「その道の方」にとっては、非常に有名な雑誌のようだが。

　そして、
　『その道』には「老け専」や「デブ専」など、一際「濃い世界」もあるようで・・・
　「○○公園の公衆トイレでは、ゲートボールの合間に用を足す老人が見放題っ！」なんて投書とか、
　「一人だけ残業させた美少年の新入社員に襲い掛かる上司（デブの脂ぎった中年ハゲ男）」を描いた漫画なんかが掲載されていると云う。

　一際「濃い世界」まで行かなくても・・・
　個人的に「余り関わりたくない世界」なので私が検証した訳ではない。

　私の場合なら
　・・・「デブの脂ぎった中年ハゲ男」同士の抱擁になる。
　これは「デブ専」なのだろうか？
　それとも「老け専」なのだろうか？
　すこおし気になってはいる・・・決して「答え」を知りたい訳ではないが。

　でも、そんなもの・・・観たい方が居るのだろうか？
　「想像もしたくない！」と感じるのは、私だけではないように思う。

　そして、仮に相手の方が女性だったとしよう。
　でも・・・
　「彼女が『ガラパゴス大トカゲ』に似ていない」と云う保障は何処にもない。

　田中芳樹が描く「薬師寺涼子の怪奇事件簿」シリーズによると。
　蛇なんて『足のない』物を怖がるタイプと
　百足（むかで）なんて『足が一杯ある』物を怖がるタイプに
　人間は、大きく二分されるらしい。

　最近の私は、漸く「小さな蜘蛛」や「毛のない毛虫？」には耐性が出てきたが、
　幼少期に田んぼの畦道を歩いてた時、
　「青大将」に眼（がん）を付けられ、金縛りになって・・・から蛇は苦手である。
　そして・・・
　夜中に部屋で百足を見ると、ズッと眠れないでいる。
　それでいて、ミミズは其れほど怖いとは思わない。

　だから・・・
　「鱗（うろこ）」や「一杯ある足」「無数の毛」なんて特別なものが張り付いている
　「クネクネと動くもの」がダメなんだろうと思う。

　『ガラパゴス大トカゲ女』でなくても・・・
　『蛇女』『蜘蛛女』は少しばかり困ってしまう。
　そして、
　『百足女』や『毛虫女』を見たり聞いたりしたことはないが・・・
　これは、「存在しない」のではなく、
　「その形態を描写するのに無理がある」からなんだと思っている。
　だから、『百足女』や『毛虫女』が出てきたら、
　卒倒するのは私だけじゃない・・・と思う。

　そんなことを考えていたら・・・
　とても怖くて返信なんか送れやしない？！

　茶化して書いてしまったが・・・
　「書き込み」は、ホントに嬉しかったのだ。真剣に。
　・・・「ウソ」じゃないって！