テーマ:たわごと(26756)
カテゴリ:カテゴリ未分類
「H2A」の27号機が29日
政府の情報収集衛星を搭載して鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる。 こういう記事を見ると 必ず 宇宙開発に、ムダな税金を使わないで!とか 利権を持つ富裕層が喜ぶだけ、貧乏人は、宇宙開発なんか、ダレも望んでいない!とか 困窮者を救うのが、先だろう!とか。 近視眼的には 確かに、そうでしょう。 宇宙開発関連の会社が、儲かって その広い裾野の企業群が、儲かって その株主さんが、儲かって その正社員さん達のお給料が上がる。 でも まるで関係のない、どビンボな、あたしに取って H2Aロケットが成功しようと失敗しようと、日々の生活は、微塵も変らない。 たしか。 奈良の大仏さまの建立事業だって 当時の政権は、莫大なお金を投じて。 企画した貴族さまは、何も働かず どビンボ庶民層を、ひたすらに苦役した。 あげく 鉛中毒で、膨大な数、苦役従事者が死んじゃったり 周辺の田畑が汚染されて、使えなくなって 女子どもも、中毒死したり、餓死したり。 盧舎那仏だか、何だか知らんけど あの大仏さまには、死屍累々とした哀しい犠牲が込められている? 最先端技術の行使は、未知なる技術の獲得は ときの 支配者層、富裕層にだけ、優しく微笑んで 彼らの財産を増やしたり、自己満足を助長したり。 そして、往々にして 社会の大迷惑を伴って 弱い者、貧しい者から、先を競って犠牲になる。 あたしは それを、否定したりしない。 ただ、ね。 問題なのは、社会の人口なんだ。 未知なる技術で、大事業を興して 確かに、一時、人口は激減するかも知れない。 けれど その後、決って、人口は増え続けていく。 あの、さ。 支配者層やら、貴族さまやら…ナマボさんやら 彼ら、いわゆる、不労階層は 上から下まで、ある意味、社会に寄生しているワケで。 農村部じゃ、飢饉が頻発している社会で 彼ら、少数な特権階層だけ激増するのは、どう考えたって、物理的に無理がある。 なら その後の、人口増は、農村部の最下層ってこと。 つまりは どビンボ層が増えて産んで、それでも、死ななくて済むようになった。 それで 社会人口が増えたのでしょう? 何度も書いて、申し訳ないのですが。 バケツで汲(く)んで、田に水を張るヒトビトもいる。 当然に激務で そんな、あやふやな技術水準なら ちょっとした気候の変化で、たぶん、すぐさま餓死者が出る。 それで 彼らが、とっても可愛そう!って デモンストレーションで、政府を煽って、募金を募って、困窮者を支援しようとする。 それが NPOさんやら、市民団体さんやら、H2Aの成功に、いちゃもんをつけるヒト。 餓死者予備軍さんが、死ななくて済むなら それは、それでいい。 べつに あたしは、反対なんかしない。 ただ 彼らの子孫は、どうなの?ってこと。 NPO以下略さんの支援活動は 確かに、現時点の困窮者さんを死ななくさせるかも知れない。 けれど 田の状況も、技術水準も、何もかも、全く変わっていない状態で 彼らは、おろか、彼らの子孫が生き続けられると、どうしたって思えない。 いっそ 田んぼを、全部潰して、一斉に灌漑設備を作るしかないんだよ。 ただ、そうしちゃうと 今でも食糧が無い餓死者予備軍さんは 挙(こぞ)って、死んじゃうことになる? けれど 1年後、灌漑が完成したなら そのあと、人口は、急速に膨らんで また、餓死者が出て、それから、一定の均衡を保つようになる。 それでも それで得る人口は たぶん、今の何倍にもなる。 結局 対処療法か?抜本的な外科治療か?って、お話。 そりゃ 対処療法でも、そのヒトに限っては いくらか、生き永らえられるか知れません。 けれど 彼らの子孫まで生き延びるか?には、決って無理がある。 そういう人生を 彼ら困窮者さんに強いるか?それでも、生き延びて欲しいか? 申し訳ないけど あたしは、答えが見い出せないでいる。 あたしみたいな、どビンボ層を 現状のまんま、何とか生き延びさせてくれる。 それは、それでいい。 けれど 苛酷な現状に、歯を食いしばって耐えてでも 子々孫々のため、灌漑設備の充実を! そういうヒトも、いるワケで。 いつだって あたしたち日本のご先祖さまは、そうしてきた。 それが 最先端の技術革新で、未知なる知識の獲得で それで 国力を保って、国の財産を維持して。 そうして、でしか 実は、どビンボ層を、抜本的には救えなかったりする。 既得権益とか、貧富の格差助長とか そんな寝言が言えるのは あたしたちが、まだ、明々後日のお米に、不自由していないからで、あって。 親鸞上人の時代じゃないけど 赤子に乳を吸わせたまんま、母親が餓死したり 西東三鬼?さんの 蚊柱の礎(いしずえ)となる捨子かな。 いつか、あたしたちは あたしたち自身か?その直接の子孫か? そんな 残酷極まりない選択を、迫られるときが来る。 座して それを待つか? 歯を食いしばって耐えて そうならないよう踏ん張るか? それこそ 宇宙開発やら、最先端で未知なる技術・知識の獲得だと思う。 あたしたちの、今を あたしみたいな、どビンボの今を。 まんま 維持したり、救ったりするばかりが 素敵な社会ってワケじゃない。 ときに 現状を激しく揺さぶって ときに 大災害を引き起こして。 それでも 得られる未来にこそ、あたしたちの子孫が微笑むなら。 それは それでしか得られない未来なんだと思うのです。 まあ あたしに取っては。 1万円でも、2万円でも いま、生活困窮者給付金を支払ってくれた方が、よっぽど有難い。 それは、それ 理想論と、現実ってヤツの違いでして。 あたし以外がするのなら バケツで田んぼに水を張ろうと、灌漑しようと、どうだっていい。 まして H2Aロケットがどうなろうと、それこそ、知ったこっちゃない? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年01月25日 20時27分59秒
コメント(0) | コメントを書く |
|