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2016年04月14日
テーマ：たわごと(26728)
カテゴリ：カテゴリ未分類
とあるTV番組を見ていたら
ちゃらんぽらん…失礼、どこにでもいる軽薄そうなオッちゃん５人組が 一台のピアノで演奏するという。 散々に長引かせたあげく 始まった演奏は…。 天板を外して 直接に弦を爪弾いたり、バイオリンの弓の毛の部分だけで擦（こす）ったり ピアノの中を、ぽこすか叩いたり。 それすら最初のうちだけ。 演奏のほとんどが ただピアノを弾いて、ぽこすか、どこかを叩いているだけ。 なのに。 大勢の観客さんは総立ちで スタジオのザコ、いや、モブ・キャラさんたちは絶賛の嵐。 ピアノができて、ずいぶん経つけど こういう演奏の仕方は、ダレも考え付かなかったんだね、ってご満悦。 あの、さ。 ひとりでも、ふたりの連弾でも ダレかが、それなりにピアノを弾いて、その他のバカは、ぽこすか叩く。 その どこがどう珍しい？素晴らしい？ そんなの ダレも考えつかなかったんじゃない。 あまりに、しょうもなさ過ぎて 今までダレもやらなかったって「だけ」でしょう、が？ あと。 既存の曲を、いくつかのパートに分けて 合成して たったひとりで曲を完成させちゃう朝鮮人さんとか。 野球選手の名前だけを連ねて 一曲まるごと替え歌にして カラオケしちゃうキショクの悪いメガネ集団さんとか。 山下達郎さんの『クリスマス・イブ』って コーラス部分とか、みんな彼ひとりでやってたんじゃなかった？ 山下さんが素晴らしいのは 有名な「ぼっちへの鎮魂歌」、いや、応援歌を創ったことであって たったひとりで、いくつものパートをやるなんて やりつくされて、すでに陳腐化している？ それに 母音から選手名を検索できるリストがあるなら 替え歌の名人もクソ…失礼、何も てきとうにパソコンで抽出したって、どこも変わんないでしょう？ こういうド素人レベルの宴会芸を あん・びりーばぶる、ってTV番組にしちゃうスタッフさんの脳ミソの方が あたしにとって、よっぽどアン・ビリーバブルだと思ったりする。 ずいぶん昔 半年、中国に語学留学したとき その地域の人々のTVを除く娯楽って、素人演芸会？だった。 地方政府の公務員？さんだか 歌ったり、踊ったり、演劇したり。 招待されといて、何だけど ほんと、クソ…失礼、どうでもいい内容だった。 専門の技芸員さんがいるのか？ 芸をみがく片手間に、役所のお仕事をしているのか？ とにかく 素人くさくて退屈で、とてもじゃないけど見ていられなかった。 何と言いますか。 カラオケなんだよ。 ちょっと歌に自信のあるヒトが、美声を披露するみたいな？ 仲良しクラブのテニスなんだよ。 しょせん、中学で地区予選３回戦くらい程度が、美技を披露するみたいな？ ○△さんって とっても上手だね。素敵だね。って 仲間内だけで 自画自賛しちゃう、あのキショク悪さ。しょうもなさ。 そういう 団塊さんご自慢の「仲良し倶楽部文化」に満ち満ちていた。 申し訳ないのだけれど。 いまのネット文化って ド素人の得意技披露会でしょう？ ネットで都市伝説を探しても、恐怖夜話を探（さぐ）っても たいしたオチもなく想像力を駆り立てる文才もない。 だから 一向に怖くもないし不気味ですらない。 そんなレベルを ネタに困ってTV番組に仕立てちゃうから、もう悲惨。 放送作家さん もうちょっとお仕事しましょうよ。 あたしは大っ嫌いだけど べつに 「仲良し倶楽部文化」が悪いと言ってんじゃない。 とりわけ優秀でもなく、そんなにヒドクもなく それなりのヒト同士 それなりに楽しみを分かち合えるのですから、基本、どうぞお好きなように、と。 けれど 倶楽部文化の仕組みってヤツが、ちょっと気に入らないんだ。 バカはバカなりに…失礼、彼らは彼らなりに プライドってヤツが、おありのようで。 と言いますか しょうもないプライドしかないようで。 どうしようもなく不出来なヒトは、決してクラブに迎えようとしない。 まあ、それは どの社会集団にも言えること。 べつだん、仲良し倶楽部ばかり悪いワケじゃない。 ただ、ね。 彼らは、最優秀さんも決して迎えないんだよ。 彼らがお仲間にと欲するのは あくまで、てめぇの技量の延長線上、ちょい先くらいまで。 自分たちを凌駕しちゃう最優秀さんは クソみたいな落ちこぼれさん以上に、真っ先に除外しちゃう。 富の偏在やら、所得格差やら、既存社会の序列化を忌み嫌った彼らこそ。 地区大会３回戦レベルを筆頭とした ゆるやかで、それでいて揺るぐことのない、決り切った仲間内序列が、ことのほかお気に入り。 そういうエセ貴族的な仲良し序列に満足しちゃうから 彼らはクソなんだ…失礼、どうなのかしら？って感じちゃうわけです。 だって、さ。 おべっか、自画自賛の横溢するお仲間序列社会は 自由競争を、ことさら抜け駆け・裏切りと罵って。 最優秀さんがいないから おバカばかりいくらいようと、水先案内のない閉鎖集団が進歩するワケがない。 結局は 流行のお話をして、同じ過去を懐かしがって、同じクソみたいな将来を語り合って終わる。 偏差値５１を、すっごく優秀と称賛して 偏差値４９を、どうしようもないバカと蔑（さげす）んじゃう。 そういう クソみたい…失礼、クソ面白くもないエセ同質意識が ネット社会に広がって、いまや実社会にも波及しちゃおうとしている？ ちょっと努力すれば ダレにだってできること。 そんなもの 素晴らしくも、アン・ビリーバブルでも何でもない。ただの素人演芸だ。 そんな幼稚園児のお遊戯を 褒めるか？褒めないか？は、それぞれの自由。 ただ そういうレベルと、プロのお仕事を、きっちり区別する習慣を見失っちゃうと 間違いなく社会が停滞しちゃう。 あなたやあたしとは別人種だけど 最優秀は最優秀として、それだけをもって賞賛しましょうよ。 それができない むちゃくちゃ非寛容な社会に墜落しちゃう。 ゲス谷さんにしても 五体不満足さんにしても。 音楽性にしろ、障害者さんへの社会認知の仕方にしろ 彼らは他のダレにも真似できない、素晴らしい業績を上げてきた。 それを あなたやあたしのクソみたいな感性、倫理観の檻に閉じ込めて、どうしたい？ エセ同質意識で測って、どうしたい？ 同じ場所をグルグル回りの仲良しクラブじゃないんだよ。 彼らみたいな最優秀さんがいるから あたしたちの社会は進歩していくんだよ。 最優秀さんは埒外（らちがい）として どうして彼らの才能を伸ばす、活かす方向で論じようとしない？ あたしたちの感性・倫理観は万能じゃない。 そんなクソみたいなものは 仲良しクラブ「だけ」のお話にして。 せめて どうしようもない素人演芸会には ほんとバッカじゃないの？と思える感受性を。 てめぇの感性の延長線上でなく 全く異質な感性すら称賛できる寛容さを。 それが いつしか飛躍するかも知れない、あたしたちの未来への第一歩かも知れません。 まあ あたしには、どうだっていいですけれど。 さんざ煽って TVでクソしょうもないものを見せるな。 ただ それだけのお話でした。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2016年04月14日 23時40分32秒
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