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2007年06月08日
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カテゴリ:がん活動
 みなさまこんにちは(こちらは早朝5時です)

 ず~っと日記の更新もせず、お返事も書かず、申し訳ありません。m(__)m

 ほんとにずっとばたばたしていたので・・・・泣き笑い

 私は今、昨年に引き続きアメリカにいます。

 今回の目的は、ASCO2007(今年はイリノイ州シカゴ開催)に参加することと、MDアンダーソン包括がんセンター(テキサス州ヒューストン)を見学することと、ACSのコールセンター(テキサス州オースチン)などを見学することです。

 ただいま、3つ目の目的を果たすべく、オースチンにいます。


 ASCOもすごかったですが、MDアンダーソンの包括がんセンターのすごさには、圧倒されました。

 とにかく、広い!、きれい!、充実している!・・・・etc...

 病院へのボランティアの参加も充実していて、管理もしっかりしていて、ただただ圧倒されました。

 MDアンダーソンは、州立病院で、職員は16,000人だそうです。

 よく、アメリカでは受けられる医療には格差があって、MDアンダーソンのような病院で治療を受けられる人は一部の富裕層だと日本では言われますが、MDアンダーソンに関しては、必ずしもそうではありません。
 テキサス州の人間なら、誰でも診てもらうことはできます。
 州の外のアメリカ人、外国人という範疇で、それぞれの支払い方法は異なるようですが・・・。(そういう意味では、州の外から通う人は富裕層だと思いますが)

 また、治療に関しても、日本ではよく、アメリカではその人の受けられる治療はその人の加入している保険次第なので、一般大衆がよい病院でよい医療を受けるのは無理、と言われていますが、それは少々誤解があるようです。
 もちろん、そういう側面はありますが、州により、さまざまな弱者対策があるので、必ずしも貧しい人がよい医療を受けられないというわけではないようです。

 日本へ帰国してからもう一度いろいろ調べ、その後きちんとご報告したいと思います。

 MDアンダーソンに関していえば、州の人間であれば、収入によらず、誰でもアクセスすることができます。かかりつけ医の診断書などは必要でしょうが。

 そして、MDアンダーソンの医師が力説していたのは、
「アメリカでは、収入によって受けられる医療に差があるということで、収入が低くあまりいろいろカバーしていない保険であれば、いい医療を受けることができないといわれているけれど、必ずしもそうというわけではない。
 医師の倫理規定があるから、医師は少なくとも、人によって治療を分けたりしない。必要と思えば、誰であろうと同じオーダーを出す。
 ただ、それが保険で通らないということはもちろんあり、たとえば、その人の、今の状態にベストと思われる治療が治験であれば、そういうオーダーを出すが、その人の保険が治験をカバーしていなければ、その人にその薬がつかえないということはもちろんある。だが、治験に参加できないからといって、悪い医療というわけではない。それ以外の治療法はたくさんある。」

ということでした。

 よい医療って何?というと、定義は人によりさまざまだと思いますが、患者一人に対し、たくさんの人々が誠実に向き合ってくれる環境があるというのは、うらやましいことだと思いました。


 国力の違いとでもいうのか・・・
 あまりにも違いがありすぎて、どこからどう手をつければいいのか・・・と思いますが、千里の道も一歩から。


 アメリカでお会いした誰もがおっしゃるのが、
 「(ここまでくるには)時間がかかるけれど、あきらめないこと」
でした。
 「アメリカだって、こうなるまでに30年以上かかっている」
と。


 患者サポートボランティアスタッフ(あ、その人は有給スタッフだったかな?)の中に、
 「私は治癒が望めないがんで、おなかの中にがんがたくさんあるから手術はできないという状態だけれど、それでも12年も生きているわ」
とおっしゃる人がいました。びっくり

 日本でも、治癒が望めない状態でも、治療を続けて長期生存の人はたくさんいますが、消化器がん患者で、化学療法を続けながら12年という方には、私はまだお会いしたことがありません。(5回とか7回とか、手術をして治癒に至ったケースの方には、何人もお会いしていますが)

 アメリカでは、大腸がんに関しては治療薬が多く、ここ数年画期的な抗がん剤も多く登場しているので、そのような人も存在するのだと思いました。

 アメリカでは、周りから尊敬されるよい医師は、目の前にいる患者を、決して見放さないということがよくわかりました。

 もちろん、どんなにがんばっても、もう、積極的な治療には意味がない状態になる患者さんもたくさんいます。
 しかし、患者や家族がそのときが来たときに、それを受け入れることができるような環境がサポートされていて、その部分のケアが非常に手厚いということもよくわかりました。


 たくさん書きたいことがあり、今回の日記では非常に説明不足なのですが、もうすぐ朝が始まって、今日のスケジュールのための準備をしなくてはならないので、今日はこれにてアップします。


 帰国後は、この数ヶ月ほどは、過密なスケジュールではないはずなので(帰国してすぐの週はそれなりに忙しいですが・・・・)、いろいろまたご報告したいと思います。

 では~~~






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Last updated  2007年06月08日 20時10分30秒
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