|
カテゴリ:ハワイハネムーン添乗レポート
さて、ハネムーンも3日目に入りました。きょうはこのツアーでは一番張り切っていたTさんに大変なことが降りかかってしまいました。 前日は予定していたゴルフに出かけた人、テニスをした人、皆それぞれ元気に過ごされたようです。 添乗員は皆、誰も行く先々で仕事の合間に『自腹を切っても来たい場所かどうか』を観察していると思います。 夜はカアナパリゴルフコースの中にあり、送迎もしてくれる『七富レストラン』へ、3組のカップルと食事に出かけました。 さて、Tさんにフォーカスを合わせます。この日のTさんの御予定は、 ...の予定だったのです。 モロキニグループを迎えたら、今度はパラセーリングの送り出し、それが終わったらどこへ行こうかな...なんて思っていたのでしたが、突然部屋の電話が鳴り、出てみると聞き覚えのある声、Tさんの奥様になられた方でした。 「どうもすいませんっす」とTさん。 良く見ると白い骨まで見えています。私はかなり動転し、これはホテルへ帰ってくる前に病院に行くパターンではないのか、とかグルグル色々なことが走馬灯のように駆け巡り、でも仕方ない今もうここにいるのだから、ここから善処だと、とりあえず、ホテルのセキュリティーサービスに車を出してもらい、きのう私が鯨の声を聞きながらのんびりと過ごしたホエラーズビレッジの2Fにあるヘルスケアセンターへ向かいました。 ここに診療所があるのは知っていましたが、実際に行くのは初めてでした。到着し、クラークに事情を説明すると、診察室に通されました。担当はチャキチャキの女性医師でした。机の上には旅行者用に『お腹がシクシク痛みます』とか、『頭痛が治りません』等といった通訳カードが置いてありますが、足を見せると「Oh...!」と一発で言葉要らずです。どこでどうやって切ったのかとか、辛うじて冷静に説明すると破傷風の前回接種から10年以上経過していたため最初に破傷風の注射を打ってから、次は局部麻酔を打ち、傷口を縫い合わせることになりました。 ここまで無我夢中で来ましたが、フト奥様の手を見ると、ハンディカム。それはそうでしょう。モロキニから戻って部屋に戻らずその足で来たのですから。 「Yちゃん、すごーーっく痛そうですー♪」「今、麻酔終わりましたー♪」...orz... 6針縫い終わってやっと終わりました。 麻酔の注射、その上、破傷風まで打たれちゃってかわいそうに... 「Tさん、パラセーリングは残念だったけど、また今度来た時の楽しみができましたね!」と励ますと、Tさんがこう言ったのです。 「ペンギンさん、きょうパラセーリング、ダメになっちゃったから、これからビーチに行って泳げるか聞いてください。もしだめならプールで泳げるか」 そしてこの旅はまだ続くのでした。Tさんがこの先静かに過ごしたと思いますか? も少し続きます... パイナップルのクッションエアラインポスター 夏までにうまくなろう!ウクレレ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.04.20 17:10:24
[ハワイハネムーン添乗レポート] カテゴリの最新記事
|