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2006.04.20
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さて、ハネムーンも3日目に入りました。きょうはこのツアーでは一番張り切っていたTさんに大変なことが降りかかってしまいました。

前日は予定していたゴルフに出かけた人、テニスをした人、皆それぞれ元気に過ごされたようです。
テニスコートを予約し、貸し靴、貸しラケットなども揃い、OKとなれば私はもう暇でした。
待っていたのよ、この瞬間を!
何事もない穏やかな一日、ホテルの周りを歩いたり、ホエラーズビレッジという所でのんびり過ごしていました。
ここはショッピングセンターなのですが、ホエラーズビレッジという名前のとおり鯨の生態や人間との関わりの歴史などに触れることのできる入場無料のミュージアムがあり、鯨の声も聞けるのです。
この鯨の声というのがなんとも心が安らいで大好きなのです。

添乗員は皆、誰も行く先々で仕事の合間に『自腹を切っても来たい場所かどうか』を観察していると思います。
その点、ここマウイは私にとっては来たいどころか、いつの間にか『いつかは住みたい』場所になってしまっていたのです。それほど思い入れのある所。
ウィンドウショッピングをしたり、おいしいものを食べたり、ビーチを歩いたりしたほかは、ここでずっとずっと長い時間を鯨の声を聞きながら過ごしました。
まさか明日この同じ場所へ今度は真っ青な顔をして来ようとはこの時は知る由もなく...

夜はカアナパリゴルフコースの中にあり、送迎もしてくれる『七富レストラン』へ、3組のカップルと食事に出かけました。
メニューはすきやき、揚げ出し豆腐、おすしにてんぷら等でした。皆さん昼間のスポーツでお腹がすごく減ったらしくて、物も言わず黙々と、次々にすごいスピードでたいらげてゆきます。
特別おいしいということもないのだけど、やはり和食は人気があります。でも、てんぷらの衣はドーナッツMIXのようだったな。

さて、Tさんにフォーカスを合わせます。この日のTさんの御予定は、
早朝5:30 モーニングコール(Tさんカップル含めあと一カップル)
6:20 モロキニ島シュノーケルツアーのpick-upバスでご出発。
このモロキニ島というのはクロワッサンのような形をした島で、ここに船で出かけて皆でシュノーケルを楽しみましょうというのです。 
12:30 モロキニ島で存分に楽しんだTさん、少し休んで、午後は待望のパラセーリングのオプショナルツアーです。

...の予定だったのです。
私はというと、今朝のモロキニpick-upが早かったので、部屋に戻り少しウトウトした後、レストランに朝食に降りビュッフェスタイルの朝食を存分に楽しみ、部屋に戻りのんびりとTVを観ていました。

モロキニグループを迎えたら、今度はパラセーリングの送り出し、それが終わったらどこへ行こうかな...なんて思っていたのでしたが、突然部屋の電話が鳴り、出てみると聞き覚えのある声、Tさんの奥様になられた方でした。
「Tですが、Yちゃんが怪我しちゃって...今ロビーにいます。来てくれますか?」
別に焦ってはいない声だったので、たいしたことはないのだろうとロビーに下りてゆくと、Tさんと奥様がロビーのソファに腰掛けてなにやら足の方に注目している様子。

「どうもすいませんっす」とTさん。
「いえいえ、どうしたのですか?怪我って、あっ!」
左足からかなり出血している模様。お聞きするとモロキニの船のデッキで足を滑らせ、左足薬指と小指の間がザクッと裂けたということ。

良く見ると白い骨まで見えています。私はかなり動転し、これはホテルへ帰ってくる前に病院に行くパターンではないのか、とかグルグル色々なことが走馬灯のように駆け巡り、でも仕方ない今もうここにいるのだから、ここから善処だと、とりあえず、ホテルのセキュリティーサービスに車を出してもらい、きのう私が鯨の声を聞きながらのんびりと過ごしたホエラーズビレッジの2Fにあるヘルスケアセンターへ向かいました。

ここに診療所があるのは知っていましたが、実際に行くのは初めてでした。到着し、クラークに事情を説明すると、診察室に通されました。担当はチャキチャキの女性医師でした。机の上には旅行者用に『お腹がシクシク痛みます』とか、『頭痛が治りません』等といった通訳カードが置いてありますが、足を見せると「Oh...!」と一発で言葉要らずです。どこでどうやって切ったのかとか、辛うじて冷静に説明すると破傷風の前回接種から10年以上経過していたため最初に破傷風の注射を打ってから、次は局部麻酔を打ち、傷口を縫い合わせることになりました。

ここまで無我夢中で来ましたが、フト奥様の手を見ると、ハンディカム。それはそうでしょう。モロキニから戻って部屋に戻らずその足で来たのですから。
しかーし!それで麻酔から縫い合わせるところまでを撮影しようというのです。
『よく、よく傷口が見られるな』『骨って骨って白かったのね』なんて心臓バクバクの私を尻目に、この一大事までを楽しんでしまおうというこの幸せなカップル...

「Yちゃん、すごーーっく痛そうですー♪」「今、麻酔終わりましたー♪」...orz...
そして、女性医師は奥様にではなく私に、お前は顔色が真っ青だから廊下に出ていた方がいいんじゃないのかと言うのでした。
いやいや、そんなことはできないよ、これも一応仕事のうちだからね。こんな時の為に添乗員がいるんでないの?出るわけにはいかん。と無理してなんとかその場にいたのですが、正直言って何かが上がってきそうでした。朝、いや、昼前にたくさん食べたマンゴやクロワッサンやらが...

6針縫い終わってやっと終わりました。
支払いは某TK保険でカバーされたのでcashpayはなし。一週間後に抜糸なので帰国後ただちに外科へ行くよう言われました。そして、抜糸まではできるだけ患部を安静に、とも...

麻酔の注射、その上、破傷風まで打たれちゃってかわいそうに...

「Tさん、パラセーリングは残念だったけど、また今度来た時の楽しみができましたね!」と励ますと、Tさんがこう言ったのです。

「ペンギンさん、きょうパラセーリング、ダメになっちゃったから、これからビーチに行って泳げるか聞いてください。もしだめならプールで泳げるか」
えーーーーーーーっ!!!??今、今今、なな、なんて言ったのか、耳を疑いました。

そしてこの旅はまだ続くのでした。Tさんがこの先静かに過ごしたと思いますか?

も少し続きます...


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Last updated  2006.04.20 17:10:24
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