バンコク竹亭日記

ここ数日、猛烈な残暑が続いています。
外に出ると、太陽光線がガツンと脳天に響きます。
フル装備で警戒を続ける兵士達の御苦労が思いやられます。

デモ問題は相変わらずの膠着状態で、赤服はごねるばかり、政府も強制排除をちらつかせるだけで有効な手が打てません。
ラチャプラソン占拠は明日終わるかもしれないけど、まだまだしばらく続くかもしれないし、まったく先が読めません。
もううんざりです。

さあ、こんな時は冷たい奴をぐっとひっかけるに限ります。
深夜１２時、カオサン店を閉めた私が向かうのはカオサン通りのアイリッシュバー「MULLIGANS」

ここのオープンバーは、深夜２時までタイガー、ハイネケンの生（PINT)がお得な１１０バーツ（約３５０円）で飲めます。
こいつを数杯やっつけて喉を潤した後、久しぶりに危険な一杯をオーダーします。



その名も「Irish Car Bomb」２５０バーツ（約７４０円）
アイルランドの自動車爆弾。

黒ビール「KILKENNY」の隣のショットグラスに入っているのはアイリッシュクリーム「BAILEYS」
甘く強い酒です。
こいつをショットグラスごと黒ビールの中に、ボトン！と落とし込みます。



そしてジョッキを傾けると、ショットグラスから酒が溢れでて黒ビールと混じりつつ喉へ流れこむのです。
うまっ。

このワイルドさが好きです。
酒好きのアイルランド人の考えそうな荒っぽい飲み方とネーミング。

ちなみに、今夜はたまたま売り切れだったけど「GUINESS」とアイリッシュウイスキーの「JAMESON」という組み合わせも強烈です。
私は酒が強いから何杯でも飲んじゃうけど、弱い人は一杯で爆死確実。

いつか機会があれば、先輩の深酒小僧さんと飲んでみたい酒です。

深夜１時を過ぎてもまだまだ賑やかなカオサン通り。
そこらかしこで、白人や若いタイ人の酔っぱらい達が肩を叩きあい大声で談笑しています。.
明け方まで、この騒ぎは続きます。

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