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先夜、日本から友人Tさんが訪ねてきたので一緒に飲みました。
実はTさんは、かつてバンコクに10年以上住んでいた同年代の人です。 彼もタイが大好きだったのですが、仕事のことやその他のやむにやまれぬ事情により不本意ながら一年前に本帰国して、このゴールデンウィークを利用して久しぶりに懐かしいバンコクにやってきたのです。 彼は私と同年代ですから、日本に帰って一番心配だったのは仕事が見つかるかどうかということ。 でも幸運なことに、自分の一番やりたい仕事ではないけど安定した生活ができる職を得ることができました。 Tさんは真面目で頑張り屋ですから、職場での評判もいいそうで厚生年金の支払いも再開したなども話してくれました。 しかし、50歳直前で日本に本帰国したTさんが元気で頑張られていることは本当に嬉しいのですが、何か心の中でひっかるものがあるのです。 それはいったい何なのかとよく考えてみたら、実は私は、日本に戻って生活を再建して日本はタイより酒が安いし美味いつまみも彩りみどりで仕事のあとの一杯が最高ですよと嬉々として語るTさんが羨ましいのだと気がついたのです。 その心の動きには自分でも驚きました。 自分はこの国で死ぬ。 ここに骨を埋めるのだととっくに覚悟を決めているのに、まだ日本に戻りたいという気持ちが心の奥に隠れていたんですね。 そうは言っても、今さら自分が日本に帰っても仕事を見つけることができるかどうかもわからない。 寒さも苦手です。 それでも、郷愁の思いは消すことができません。 「故郷は遠きにありて想うもの、そして悲しくうたふもの」 という有名な詩がありますが、自分の心もまさにそれと同じです。 しかし、私は今日までタイが大好きだからここでずっと暮らしてきたし、タイ人の妻も子もいます。 やはりここで頑張るしかありません。 だから、何の保証も無いいつも崖っぷちの人生をこれからも歩み続けます。 自分はそれが好きなんです。 そしてそれを自分で選択したのですから。 日記を楽しんで頂けたら、下の3つのブログランキングのアイコンにぜひ応援クリックをお願いいたします。 皆様から頂く貴重な一票とコメントを励みに更新しています。^^ どうぞよろしくお願いいたします。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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