闘病する友人に心からエールを贈る
風の便りで国会議員秘書時代の友人が「鬱」と戦っていることを聞いた。何でも家族以外とは一切話ができない情況にあるのだそうだ。 その友人とは今年に入って一度だけ電話で話した。その時にはすでに鬱の入り口にあったのかどうなのかまったく気がつかなかった。 以前勤めていた国会議員事務所から若手の議員の事務所に異動して発症してしまったそうだ。どういう状況にあったのか、想像で語るわけにはいかないが、私自身の経験に照らしても察して余りある。なんとも痛ましいことだ。 この知人に限らず、民主党の若手国会議員の秘書が体を壊して辞めるという話はよく聞く。私自身も秘書を辞する時はストレスで過食ぎみにもなり、体重が今よりも10キロ以上も増えてしまっていた。辞めたら一気に減って今は身長174センチ体重73~4キロという所だ。体重はもう少し、あと4~5キロ減らしたいところだが。 他にも、鬱病になって辞めた秘書は何人も聞く。私が耳にするそのすべてが衆議院では当選3回までの議員の事務所でのことだ。 今にして思えば、当選するということはけっして候補者個人の能力見識を第一に評価されたのではない、という自覚が無い議員の秘書が心を病んでしまうように感じる。年齢的に若いということは当然それだけの経験がまだ足りないということで、こればかりは長年生きてきた年長者にはかなわない。 当然選挙になっても候補者個人の性格や気質まできちんとわかった上で投票する有権者はいないに等しい。それだけにホームページやメルマガなどありとあらゆる手段で候補者の人となりをきちんと吟味して投票したいものだ。 明るく賑やかだった友人の1日も早い回復を心から祈っている。