|
テーマ:大河ドラマ『龍馬伝』(491)
カテゴリ:龍馬伝
■冒頭は真木よう子によるSP幕末編。彼女がいつどこで拳銃の練習をしていたのか不明だが、庭先で野菜を的に射撃するのはどうかと思う。あの拳銃は龍馬のスミス&ウエッソンだったのか、それとも彼女専用の代物なのか、弾丸はどうやって手に入れたのか謎は深まるばかりだ。着物着て日本髪でトリガーを引くのも悪くないが、やっぱ彼女には例のスーツ姿でぶっ放して欲しい。
■高杉さんは相当悪いようだ。やせ細った痛々しい姿が力石徹の壮絶ダイエットとダブる。やっぱり三味線は縁側に似合う。着流しで戦場をうろつきながら都々逸というのはいくら絵になるとは言ってもやめた方が良いと思う。身体にも悪そうだし。 ■蒼井優のほろ酔い芝居が実に色っぽいと思う。たしかタイガー&ドラゴンの「芝浜」の回でも頬を染めながら恋愛談議に花を咲かせていたが、芸妓姿で演じるそれはまた格別。前回同様今回も香川くんとの顔の近さが気になるところだが、ちょっと躁状態の彼女の表情は今見ているのが大河ドラマだとは一瞬忘れてしまうようなムンムンした色気を感じる。 ■今夜の見せ場は清風亭会談。あの内装の色彩がとても印象的。そして後藤象二郎と坂本龍馬の緊迫感あふれる会合の場に蒼井優を立ち合わせた配慮には○をあげたい。それにしても青木君の象二郎が実に良い。デニーロ・アプローチさながらに何十キロも太ってこの役に臨んだということであるが、掛け軸の虎のようにも、肥満した猫のようにも見えてしまう人間味が良い味を出していると思う。 ■象二郎というよりも虎二郎または猫二郎か。名前と言えば龍馬は才谷梅太郎と名乗るのだそうだ。膝の上でそんな告白されてもお龍さんにはそれがどうもピンとこない。龍馬の魅力のある一部分はその名前の響きのかっこよさでもあり、ましてお龍さんからしてみれば、まるでワンペアのような漢字の一致に運命を感じていたわけで、それがこの期に及んで梅太郎では力も抜けるよな。現代の音楽家だって坂本龍一だから教授と呼ぶのに相応しいけれど、坂本梅一だったらちっともYMOっぽくないじゃないか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[龍馬伝] カテゴリの最新記事
|
|