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カテゴリ:にあんちゃんシリーズ
とうとうこれから、頼る親戚も無く4人兄弟は深刻な状態に入っていきます。 時代は違うといえども、8歳の少女が生きた本当の実話です。 今では薄くなってしまった兄弟愛、私たちは、子育てに是非、生かしたいと思いませんか。 さようなら ぶんさん 野口さん 9月9日 水曜日 晴れ 今日は、ぶんさんと野口さんの二人の、お別れ会がありました。 兄さんは六畳間にいました。テーブルにはご馳走がのつています。 にいさんは、どんなにしているだろう・・と、思ってのぞくと、酒、タバコをすって、人の歌うのに手をうつています。 そのすがたは、ふりょう青年のようです。 私は、それを見てぎょつとしました。 兄さんが、ちょうしにのって手をたたいているのも、さけをのんでいるのも、タバコをすっているのも、はじめてみたことでしょうた。 あれは、兄さんではない! 私の目がくらんでいるのだ、 あんなことをするはずも無い! と自分の目をうたがいましたが、それはキツネでもなく、亡霊でもなく兄さんでした。 なんだか心がさみしくなりました。 兄さんはやがて自分のおわかれ会のことも考えているのでしょう。 心の中はなみだでいっぱいなのでしよう。 私は、胸がなみうちして、さみしくて、かなしくて、どうすることもできませんでした。 にあんちやんシリーズより 末子8歳の日記から お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月20日 22時57分46秒
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