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カテゴリ:ドラマ系の感想
『この島で医者よりも大切なもの…それは』
内容 美波(夏未エレナ)、星太(丸山歩夢)との暮らしがはじまった遼(坂口憲二)。 美波の忘れ元を届けるため学校に向かった。 そこで、体育の授業に勝手に参加する中、日射病で倒れてしまう。 そして、“島の現実”の1つを知る。 島には、医者がいない。 驚く遼は、島の人たちを集め、 医者を派遣してもらうために訴えに行こうと言うが、 公民館長・公平(半海一晃)は、2年前、医者がいなくなってから ずっと訴えかけていると言われてしまう。 そんななか、港に向かった遼は、公平の母・節子(大森暁美)の転倒を目撃。 すると、船から下りてきた男が、治療をする。。 それは校長・仙吉(近藤芳正)の弟・万作(田中実)だった 万作が医者だと知った遼は、 ふたたび公民館に人を集めて、医者になってくれるよう頼み込む。 今度は、公平も母のことがあり、頼むのだった。 万作は了承するが。仙吉は猛反対。 遼が仙吉を説得しても、どうしても拒否する。。 ワケを聞こうにも、何一つ話そうとしない。 そんなとき、うらら(松下奈緒)が、 本島の病院から電話がかかってきていたことを告げるのだった。 敬称略 えっっと。 今期の連ドラの中で、一番どう書いていいか悩んでいるのは、 このドラマ! 前回もそうなのだが。 『主人公の熱血』で『島の現実』を変える と言うのは良いのだが、 どうも、根本的にオカシイのは、 島の人たちが納得出来るほどの『理由』が提示されないのに、 なぜだか、『現実』から『理想』に、気持ちが向いてしまう部分 なんですよね。 たとえば 遼『行政の問題じゃなく、島の人の気持ちの問題だと キヌ『変えられないなら、変わらないまま最善を尽くす それがこの島に生きるモノが身につけた知恵 と言う部分があった。 その後も。 遼『医者がいることの安心は欲しいです けど、もっと大切なモノがこの島にはあります 希望です 子供達が自分の夢を見つけて、追いかけて良いんだって 希望を持って良いんだって そう教えてくれる存在です その人を大事にすることが、この島の未来に繋がると思います キヌ『きれいごとだね である。 確かに、現実と理想は、そこに存在する。 その事に関しては、表現できているわけだが。 現実に即したカタチで、少しでも。。。という その部分に向かうところが、 説得力がないんですよね。 今回なんて、 校長が、夢をかなえてあげる である。 いや、『希望を持って良い』というのも重要でしょうが、 それ言い出したら、徘徊する公平の母はどうなるの?? 毎日、血圧を測っても、意味ありませんよね?? そこからはじまっているのに、 その解決策が、全くないのに、解決したような印象になっている。 う~~ん。理想論。 それはわかるし、夢も分かるけど。 いくら何でも、そこに校長、、いや、教師の考えで持ってくるのは 強引ですよね。 説得力ないもん! 弟の夢をかなえてあげる? それこそ、遼の熱意よりも、『理想論』『キレイ事』に見えますけど(苦笑) 落としどころ自体は、納得出来ても 逃亡してきた医者を入れる必要性さえも分からないし。 算数で書くなら 『1+0+0=1』であるが、 このドラマの場合 『1+0+0=100』 と言っているようなモノだと思います。 この雰囲気が、一番ピッタリ 繋がりの無さそうなモノを重ね合わせて、 強引につじつまを合わそうとしている印象だ。 アイデアとしては、面白いと思います。 でも、それは、ドラマとしては、、、、、ファンタジーにもなっていません。 これまでの感想 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月28日 16時35分15秒
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