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カテゴリ:ドラマ系の感想
『大臣との対立』
内容 昭和34年。産業発展の牽引役だった繊維業界。 その存在は、アメリカ繊維業界を脅かし貿易摩擦を引き起こした。 通産大臣に就任した・池内信人(北大路欣也)は、協調路線を取り始める。 その一方で前園事務次官(国広富之)は、後任に柏原満(春田純一)を選び。 繊維局長に玉木博文(船越英一郎)綿業課長に片山泰介(高橋克典)と、 通称派で、親米派の2人を海外から呼び戻したのだった。 その人事に違和感を感じた風越信吾(佐藤浩市)は、 自分が重工業局長になったこともあり、自らは手が出せない状態。 そこで大臣秘書室に庭野貴久(堺雅人)繊維局に鮎川光太郎(高橋克実)の、 風越の腹心二人を送り込み、池内たちの動向を探らせるのだった。 そんななか、旧知の新聞記者・西園賢治(佐野史郎)から、妙な噂を聞く。 大東製鉄副社長に天下りをした前園。 就任したとたん帝都銀行から融資が受けられることになり、経営危機を脱したと。 どうやら、裏で、大蔵省が動いたようだという。 その後、やはり懸念していた事態が発生する。 アメリカ大使と会談をした、池内大臣。 そこで、どうやら、綿製品の輸出量規制が持ちかけられたようで、 玉木、片山が、一年後をめどとした自主規制に動き出したのだった。 鮎川は、山本真(吹石一恵)とともに、要求を飲み自主規制すれば、 繊維業界は、半数が破綻すると訴えるが、 今が、未来を見据え化繊導入奨励の契機だと訴える片山。 風越は、池内大臣の元に行き、 自主規制開始を三年後にと訴えるが、 安保によりアメリカに守ってもらっている以上、配慮が必要と池内。 努力はすると言うが。。。。。 逆に、アメリカの議会に輸入制限法案が提出され、圧力がかけられてくる。 身動きがとれなくなり、打つ手が無くなっていく風越達。 それは、池内たちも同じだった。 『日本を守るために、繊維業界に泣いてもらうか アメリカとケンカして日本産業全体を危機に陥れるかだ』 敬称略 今回は、繊維業界と、、アメリカとの貿易摩擦 である。 面白いのは、 主人公である風越一派だけでなく ライバルである玉木一派も、 前回までの風越達と同様に、いろいろと考え対応していると言う事 そして、日本を考えているということ。 そう! 結局、状況が変わっているだけであり、 動いている人物は違っても、日本のためにと、同じコトをやっていると言うこと。 そこにある、苦渋の選択。 批判するのは簡単だが、アメリカを説得できるのですか? 苦しむ玉木。。。。 玉木『要求を飲まなかったら、もっと酷い事態になることを どうして分かろうとしないんだ。 そして 前園『国のためにやったことだ。 ホント、名演技でしたね、船越英一郎さん! まぁ、 主人公は風越というカタチになっているので、 風越一派が『正しい』という雰囲気は漂っているが、 ただ、逆の立場であっても選択肢がなかったことも表現されているため、 風越達が『正しい』ではなく『キレイ事』に見えてしまうのも ドラマとして面白い部分。。 理念は違っても、ライバルであっても、 目指しているモノは、同じ。。。。。日本のため。 そういうことだ。 これは次回にも続く部分でしょうけどね。 前回のような状態だと、 ワケのわからない“内輪もめ”のものになるかと思っていましたが、 今回のような感じだと、 官僚たちの対立という、ネタというだけでなく、 もう1歩進んだ人間関係と、やりとりが描かれて、 面白い感じになっていますよね。 ただし、これは次回。 ま、、実際、熱い男たちの物語なのかどうかは、 ハッキリ言って、よく分からない部分もあります。 なんていえばいいだろう。。。 ライバルであっても、理念がぶつかりあえば、面白くなるはずなのに もっとも、対立しなきゃならない部分は、 なんとなく、、、である。 これって、ドラマとして、オモシロ味が欠けてしまうという部分に繋がっていますよね。 今回なんて、玉木達がやっていること。。 前回、風越らがやっていたこととかぶっているため、 逆に、一貫性がないように見えてしまっています。 ま 次回予告を見れば、そこを描きそうなので、 どんなドラマがこれから作られるのかは分かりませんが、 少しだけ、安心した今回ですけどね。。。 これまでの感想 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年07月19日 22時19分24秒
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