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カテゴリ:ドラマ系の感想
『神に背く薬の誕生』
内容 仁(大沢たかお)が野風(中谷美紀)に連れられて向かった一室。 治して欲しいと。。。そこにいたのは野風の先輩女郎夕霧(高岡早紀)。 末期の梅毒の患者だった。すでに手の下しようがないと告げる仁。 洪庵(武田鉄矢)にもこの時代にはないと言うしかない。。。 だが、人々の命を救うためには。。。と仁と洪庵は、 これ以上の感染を防ぐためにと“鈴屋”の女郎の検診を申し出るが。 女郎達は、仕事を外されては生きていけないと、、、拒否するのだった。 絶望感に包まれる仁。。。特効薬である“ペニシリン”さえあれば。。。 恋人の未来(中谷美紀・二役)が、研究していた“天然ペニシリン ” は!!と気付く。。。。まさか、このために自分は送られてきたのか? ならば、、、、命を救う事に意味があるのでは?いや、作っても良いのでは? 青カビからのペニシリン作りを考えはじめる仁。 だが、、、どうしても、思い出せない製造方法。 すると目の前で咲(綾瀬はるか)が、、油を使って床ふきをして。。。。 気付く仁。。。。油がきっかけだった!! ペニシリン作りの糸口をつかんだ仁は、西洋医学所の洪庵の元へ向かう。 そして、咲を含め医学所の医師たちの協力を得ながら、仁は製造を始める。 夕霧の症状からすると、、、時間がもう無い。。 作り始めたが、効果のないモノばかり。。。やはり、出来ないのか。 そんなとき、ついに!!!!薬効が確認される。 ペニシリンが出来た瞬間であった。 が、、そこに、夕霧危篤の知らせが入り。。。。。。 敬称略 今回は、ペニシリン作りに挑戦! そんなところだ。 梅毒どころか、医学の進歩に大きな意味を与える薬。 本当に、そんなモノを作っても良いのか? それ以前に、作る事ができるのか? そして、、、出来た場合。。。治療に使って良いのか? 悩んだ末。。仁が考えた決断は。。。。 それらの事をするために、ここに来たのでは? なかなか、都合良く見えますが、 すべてを解消するには、良い理由づけですよね 丁寧に葛藤も描いていますし。 一応、演出的にも、失敗のあと成功にするなどドラマチック! それでも、ダメなモノはダメと現実が見えてしまうところが、 このドラマの“良心”なのかもしれませんね。 それもまた“現実”だからだ。 とはいえ、 物語も、、、、西洋医学所の人たちとの関わりも含め 良い感じの盛り上げで。。。。 “何か”変わったのかも知れませんね。 今回も、結構面白いお話だったと思います とまぁ、、ドラマとして納得しているのですが。 少し気になったのは“コロリ”とは、様子が少し違う事だろう。 この見世では、、いろいろとありますよね。 主人の手術に、野風に、夕霧だ。。。。。 で、、そこだけ映していると。 なんだか、江戸の町の人とか言っているけど、 結局、野風目当てじゃ? などと、感じてしまう私。 あ。。。まったく悪気はないですが。つい毒を吐いてしまいました。 実は、この部分に、ビミョーな問題が見え隠れしているような気がします。 なんていうか、、、閉鎖された世界のごく一部しか表現されていませんよね。 もう少し、梅毒以外にも。。と言う事もわかっているのだから、 原作がどうかではなく、 他の病気にも効くと言う事を、ハッキリと言っても良かったかもしれませんね。 曖昧なのが、奇妙な違和感を感じてしまいます。 面白いから良いけど。 ちょっとした事で、主人公がしていることの幅が広がると思います。 観ていると、世界が狭すぎる感じがします。。。 これまでの感想 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月08日 22時15分40秒
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