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カテゴリ:ドラマ系の感想
『海の母』
“海の母~磐音は母を敵討ちする少年を助け… 内容 様々な困難を乗り越え、 佐々木道場の主・佐々木玲圓(榎木孝明)の養子となった磐音(山本耕史)。 磐音の妻となった深川の町娘・おこん(中越典子)もまた、 玲圓の妻である義母・おえい(三原じゅん子)から様々な指南を受け、 磐音も道場の後継者として弟子を預かる身となり半年が過ぎようとしていた。 とはいえ、あいかわらずの磐音であった。 そんな中事件が発生する。 友人でもある浪人の竹村武左衛門(宇梶剛士)のことで、 直参旗本の設楽家用人・隈田三太夫(山口良一)を訪ねた品川柳次郎(川村陽介) と。。。。設楽家で騒動が発生。 当主・設楽貞兼(長森雅人)が、酔ったあげく妻・お彩(水野美紀)に暴力を。、 その矛先は、ひとり息子・小太郎(須賀健太)へと向けられた。 お彩の幼なじみであり、小太郎の剣術指南役である佐江傳三郎(山口馬木也)が、 貞兼を止めようとして刃傷沙汰に及んでしまったのだ。 そして、、、逃走する傳三郎とお彩 このままでは、酒毒に犯された貞兼に非があるとしても、 主殺し、姦婦のため御家が廃絶になると、 上様の御側御用取次・速水左近(辰巳拓郎)と懇意にしている玲圓と磐音に 隅田が、柳次郎を通し相談を持ちかけてきたのだった。 事情を知り、速水は、小太郎に敵討ちをさせることで決着させる約束をする。 助力を命じられた磐音は柳次郎、、、そして武左衛門を連れ、木更津へと向かう。 お彩は、父・参左衛門(岡本信人)を頼ってきていたのだった。。。。 磐音は、小太郎に、、、、 “武士には覚悟を決めねばならぬ時があります 今が、その時なのです。 迷っても良いのです。” と、優しく語りかけ、覚悟を決めろと助言。。。。。。 敬称略 武士として。。。。家を守るには、敵討ちをせねばならない少年。 相手は、仲良くしてくれた剣術指南役。。。。そして。。。。母。。 簡単に言えば、 敵討ちのお話である。 一昔前の時代劇ならば、定番のネタですが。 最近では、この手のネタが少なくなりましたので、新鮮ですよね。 お話自体は。。。相手が母であるという かなり、切ないお話ではあるのだが。 “めでたい”という言葉を連呼していたように、 武士としては、当たり前の行動。。。 避けられない行動である。 浪人となり、別の道を歩んでしまっているからこそ、 武左衛門“無様でも、人として生きるべきではないか” この言葉が、衝撃的である。 もちろん、少年の父を重ね、 武左衛門の覚悟を重ねてきているのは言うまでもない。 素晴らしいですよね。 それぞれの立場があるからこそ、 苦しみが丁寧に描かれ、覚悟が描かれる。 “人間、我慢辛抱が肝要。いつか必ず “私には、果たすべき務めがございまする そして “小太郎様、お見事 母も。。。。自刃 きっとその形になるであろうと、想像できても、 “時代”を丁寧に描いているからこそ、 悲しみだけでなく、納得感も出てくるという。。。。秀逸なお話である。 今作だけを見ても、 このドラマのオモシロサが、キッチリ分かるお話。 SPでしたが、 スタッフの心意気が分かるというモノですね。 それにしても。 先日。山本耕史さんが番宣で言っておられましたが、 ほんとうに“最終回”の雰囲気ですね。 いずれ、、、きっと。。。。。楽しみに待つことにします。 最後にヒトコト。 山口馬木也さん。。。。こういう役。。良いですよね。 素晴らしい。 これだけで十分ですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年01月02日 17時03分43秒
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