|
カテゴリ:ドラマ系の感想
金曜プレステージ 黒澤明生誕百年企画悪い奴ほどよく眠る
~政財界の汚職と金を暴く黒澤映画をTV化~ 復讐に奮い立つ男とそんな男を愛した女… ウエディングケーキに仕掛けたメッセージ 内容 エネルギー開発機構のホープと呼ばれる西幸一(村上弘明)は、 岩渕佳子(若井なおみ)との結婚した。 佳子の姉・双葉(とよた真帆)から、辛辣なスピーチはあったが、会場は大爆笑。 その後ウエディングケーキが運ばれるが、、、バラの花が。。。。 戸惑いを見せる出席者達。だが、式は何事もなく終わりを告げる。 その式の裏では、 機構の和田一平契約課課長(本田博太郎)が、談合容疑で逮捕されていた。 そして総合商社イムペリアルの三浦弘行常務も、、、逮捕 翌朝、機構の理事長で義理の父でもある岩渕憲(中野誠也)から、 呼び出しを受ける西。 そんななか、釈放された三浦は列車に飛び込み自殺。 そして、和田もまた、命を絶とうとしていた。 “機構に迷惑をかけない” それを止める西。 3日後、和田の葬儀が開かれていた。 ただその式場近くの車の中では、 西が和田に対しICレコーダーの内容を聞かせていた。 守山理事(立花一男)と白井信造総務部長(高橋元太郎)の声で、、、 和田が死んだことを喜んでいる声が。。。。。。 全てを告白する覚悟を決めた和田に対し、 西は、ゴミが不法投棄されている場所へと連れて行く。 近くのプレハブで、西は和田にサポートすることを告げるのだった。 “復讐だ!!” そのころ、岩渕の指示で、政治家へのもみ消し工作用の金を受け取るため 白井は貸金庫へ向かうのだが、、、金がない。。。125万ユーロが消えた! それどころか、ウエディングケーキの写真が入れられていた。 だが、、カギを持っているのは、和田と白井だけ。 すでに和田は死んでいるため、白井は、岩渕らから疑われてしまう 隠し持っているのではと疑われカバンを持ってくるよう命じられると、 その白井のカバンの中には、、、、消えた金が入っていた!! 驚く白井。、、、無かったはずなのに。。。 そんななか、家に帰ろうとタクシーを降りたところ、 白井の目の前に、死んだはずの和田が現れるのだった。 ショックを受ける白井は、岩渕、守山に報告するが信じてもらえない。 数日後、岩渕と守山から宴席に呼ばれた白井。 2人に酔わされた白井は、自宅近くでタクシーを降ろされたのだが 目に前に怪しげな男が現れ。。。白井に近づいてくる。 白井が銃を突きつけられた次の瞬間、車が近づき命を救われる白井。 その中には、、、、西と和田がいた! そのまま機構の契約課に向かった3人。 西は、白井に一枚の写真を見せる。 それは、以前、機構の汚職に絡み機構幹部・岩渕、守山、白井により、 自殺をさせられた男・・・古谷俊也契約課課長の姿。。。。西の父だった!! 敬称略 西『これは復讐なんかじゃない、戦いだ 和田『憎むのは良いんです、でもなんの罪もない人を犠牲にするのは。。。 佳子を失いたくない。。。。 ま、恋バナを交えながら、ある男の復讐劇、、、である。 それなりには楽しめているのであるが こう言っちゃなんだが、 結局、リメイクはリメイクであって、 どれだけアレンジを加えても、 超えることはあり得ないし、足下にも及ばない状態だ。 なんていうか、、 一番の問題は、現代風なモノを入れようとして、 その一方で、非現実的というか、、、時代錯誤的な演出も残す。 もちろん時代錯誤は、そういうネタだし、 そういうモノだから、これはこれで良いとは思うのだが、 サスガに、、、、苦しい印象は否めない。 別にね、リメイク自体を否定するわけではない。 リメイクするならするで、やる必要のないことはやらないという決断は必要。 もしも、やる必要のない、、、いわゆる、今風ではないことをするならば、 時代背景なども含め、“過去”として描くべき。 そうでなければ、違和感だけが残ってしまうと言う事なのだ。 ここ数年、良く、この手のリメイク作品が作られますが よっぽどのモノでない限り、満足の出来るモノは生まれません。 そう言うの、分かっているはずなのになぁ。。。。。 配役だって、その1つだよね。。。。 そんな部分からの思い切りがあってこそ、 違和感を感じなくなると言うのに。。。。。。 思い切ったアレンジが出来ないなら、 リメイクは、すべきじゃないと思います。 アレンジをしないなら、今を廃してでも、、昔風に作るべき。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月07日 21時00分43秒
[ドラマ系の感想] カテゴリの最新記事
|
|