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カテゴリ:ドラマ系の感想
『死者は死んだ羊の夢を見るか?』
内容 監察医の辻田邦夫(岩松了)のもとに、 女刑事(村岡希美)が、、、女性(町田マリー)の死体を運んできた。 あいかわらず、身元不明である。 状況から凍死と思われ、、、酔って騒いで湖にハマッテの事故死と判断する辻田。 だが、ただひとつ、、遺留品と思われる赤いヒモの意味だけが分からない。 すると、、、妙な声が。。。。“教えてあげる” 辻田の目の前にいたのは、死体の女!? 殺風景な部屋で住んでいたこと。 その窓から、新聞配達の少年(染谷将太)を見ていたことなどを語りはじめる女。 そして、恋人・欣二との思い出。。。。 が、、その恋人に裏切られ、信じていたはずの親友にも裏切られる女。 そんなとき、 夢のために必死になって貯めていたお金をだまし取られたという 新聞配達の少年と出会い。。。。。一緒に死のう。 そして、話を聞いていた辻田は。。。。。 敬称略 『由久子。。。。由久子。。。。 寒かったんだな。 いや~~。、、、もの凄いお話ですね。 普通のドラマ、 それも、なにかを感じさせるドラマだった今作。 展開だけでなく、ドラマとして、一線を越え、、、 芸術の領域に入ったような作品ですね。 死体だけしか見なくなってしまった監察医の男。 そんな男の前に現れた、、、、女の死体。 死体と向き合い、 そこにある“モノ”“感情”を拾い尽くしているうちに 自分と同じ何かを感じ始める “正直に生きていれば、良いことある。” 言葉で言うのは簡単だが、、人生なんて、そう上手くいくモノではない。 女がたどり着いた、、、“生きている時” それは、、死の瞬間だった。。。 “不思議、はじめて生きている気がする” 監察医の男も、自分自身の“生”を感じられなくなっていた。。。。 だから、女の心を感じることが出来た。。。 そんな物語である。 意外と感動モノであるだけでなく 表現される舞台が素晴らしいですね。 そして、それを見事に表現しきっている俳優さん達。 ラストシーンが、かなり象徴的な作品だったと思います。 ホント、、良いドラマである。 このドラマが、一部地域でしか見られないのが、ホントもったいない! このTV局、、 深夜枠で“深夜食堂”放送して、、それなりに評価を得たんだから、 “明智”でなくて、“アザミ嬢”で良かったんじゃ??? そんな気がします。 これまでの感想 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月13日 19時56分25秒
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