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カテゴリ:ドラマ系の感想
『二人の“母親”』
内容 継美(芦田愛菜)と紙飛行機で遊ぶ葉菜(田中裕子) 様子を見ていた奈緒(松雪泰子)は、、、紙飛行機を見て気づく。。。。 自分を捨てた実母であると。 母・籐子(高畑淳子)に、その事を告げる奈緒。 すると、、、 “気のせいよ。そんな人、とっくに、この世にいないもの”と言う籐子 そんななか、鈴原家に投げ込まれる新聞。そして無言電話。 奈緒は確信する。。。 全てに気づき脅迫してきた雑誌記者の藤吉駿輔(山本耕史)によるものと。 再び、1000万を用意しろと言ってくる駿輔。 しかたなく、金融業者のもとに借りに行くが。。。。無理。 そのころ継美は、お金に困っていると思い葉菜のもとに助けを求めに行く。 すると翌日。奈緒の前に現れ、通帳を手渡そうとする葉菜。 だが“関係ない。他人なんです。”と、、、奈緒は突き返すのだった。 するとゴミ箱に捨てる葉菜。 様子を見ていた駿輔が、ゴミ箱からとりだし。。。。約束の金としようとする。 納得しようとした奈緒であったが、駿輔から通帳を見せられ驚く。 葉菜が、、奈緒のためにコツコツ貯めてきたモノだった。 受け取れない。。。駿輔の本心も知る奈緒。 “今、あんたが歩いている道は、俺が逃げた道なんだ 俺はその先に、何があるのか見てみたい。 その先には、あり得たかもしれない景色があって。。 葉菜の家に行き、奈緒は通帳を返し、立ち去ろうとしたところ。 継美から聞いた母・籐子が。。。。。 “そんなお金なんかで、母親になったつもり! お金なんかで、あなたがこの子にした罪が消えると思ってるの そんなもので、この30年。 私と奈緒の30年、壊さないで!! 敬称略 もう、、なんていうか、“混迷”でしょうか。。 いや あれでもか!これでもか!! と、、、いろいろな“母性”を描き、重ねているようである。 でも“混迷”とはいえ、楽しめているドラマですね。 ま、いつだったかも、感想で書いたが、 ここまで、組み込まれてしまうと、、、、 かなり良くできているなぁ...と感じる一方で、 詰め込み過ぎじゃ?。。。と、そんな気持ちもチラホラ。 それはさておき、 物語は、奈緒と実母・葉菜そして、、母・籐子 3人の関係の“清算”とでも言えば良いでしょうか。 実母との再会によりわだかまりなどを吐露しあう母と子 そんな物語ですね。 “出会っちゃったんだもん “奈緒がはじめて、ただいまって言ってくれた その時、決めたの。 世界中で、この子の母親は私ひとりなんだって。 すこし長めの思い出話でしたが、 この二言だけで、十分でしょうね。 運命の出会い。。。そして、母を認識した瞬間である。 ま。。。からし?と、、ぞうきん。は、、、ヤリスギであるが 高畑淳子さんであるからこそ、 こういった最終的な“くだけ方”も、アリ。。。ということでしょう。 この瞬間、 高畑さんと言う事もあり、少し“?”もあった配役でしたが、 一気に、、高畑さんで良かった!。。。そう思ったのは言うまでもない。 ほんと、“名優”だよね。。。田中裕子さんとともに、 このドラマを上手く支えていますよね。。。。 そんな“母”の気持ちを知ったからこそ 奈緒“私、忘れたかったことがあったの いまやっと、忘れられる気がする おばあちゃんのおかげ。継美のおかげ。 ということですね。 しかしまぁ、脅迫していたのに、、まさか、駿輔にそんな過去があったとは。 どこまでも、絡めようとするんですね。。。 少しやりすぎな気もしますが、、、ま、、こう言うのも良いのかもね。 “応援”という言葉に、説得力が生まれたしね! ただまぁ、今回、完全にスルーされているけど、 継美のこと。。。。最終盤で動き出したが、 ここだよね。。あとは。 他のあれこれについては、正直。。。継美がいなくても物語は成立する。 このドラマの問題は、継美なのだ。。。 たしかに、“罪”というものを、、、 以前感想で書いたように“ただの付き添い”程度だと考えれば、 ある程度のスルーは出来るのだろうが、 今回、ここまで、あれこれと詰めこんだことで、 “罪”の部分でも、逃げることが出来ない状態になったような気がします。 さて、いろいろ解決したので、次回からが正念場!ですね。 わたし的には、 “キレイ事過ぎなければok”だと思っていますので。。。。罪を償うと言う事。 あとは、手腕に期待したいところだ。 これまでの感想 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月16日 22時28分32秒
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