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2010年07月04日
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カテゴリ:ドラマ系の感想

『ヒューマンドラマ特別企画・愛と感動のドキュメントいぬのおまわりさん
 ~ママは産むよ!ガンとの壮絶な闘い。夫婦の245日涙と笑顔の記録~』

内容
泣きじゃくる娘の沙紀(栗本有規)のために“犬のおまわりさん”を歌う
石原真由美(水川あさみ)とその母・大久保久子(戸田恵子)
沙紀の妊娠中に入籍し、夫・有紀矢(永井大)との結婚式を挙げていなかった。
真由美のお腹には、2人目がいるため、、、今度こそ。。。
結婚式場の下見に訪れていたのだった。
そんなとき、有紀矢の携帯が鳴り響く。。。。真由美のかかりつけの病院だった。
3人を式場に残し、病院に向かった有紀矢。

医師の真崎陽子(鈴木杏樹)小暮修司(山崎一)から、
有紀矢は、真由美が悪性のリンパ腫の可能性があると告げられる。
その後、再検査を受け、、お腹の子どもは順調だが、
やはり悪性のリンパ腫であるとされた。
お腹の子どものこともあり、ショックを受ける有紀矢と久子。

だが、病名を真由美に告げると、、、意外な答えが返ってくる。
“この子を産むためにも、絶対に病気を治す”
あまりの気丈な態度に圧倒される有紀矢であったが、
真由美とともに、病気の治療と出産に向けて覚悟を決めるのだった。

治療が始まった真由美。だが、薬の副作用がきつく、、苦しい闘病生活。
そんななか、真崎から、
真由美の治療を優先するなら子供をあきらめるよう告げられる有紀矢。
それでも真由美は、お腹の子供を産む決意を有紀矢に伝える。
“美有”のために。。。。と

その真由美の思いに、難しいことを伝える真崎であったが、
強い覚悟を知った院長の能勢(柴俊夫)は、
真由美をサポートするよう真崎に伝えるのだった。

苦しみながらも、必死になって頑張る真由美。。。。。。。
有紀矢、久子だけでなく、父・一幸、そして弟・太一、姉・直美に支えられ。。。

敬称略


公式HP
http://www.tbs.co.jp/program/mbs_inu-oma.html
http://www.mbs.jp/drama/inu-oma/


実話をドラマ化。。。だそうである


お話は、
2人目が授かったと同時に、ガン発見!

ま、、そんなところ。




死と出産

イヤな言い方すれば、感動的になるためのドラマである。

たしかに、それなりに感動的ではある。

ただ、個人的に、、、どうしても納得出来ないのは。
たとえ、そう言う選択をしたとしても、
命を失うというリスクを高めるという“意味”である。

子宮を失ってしまうわけではないんですよね。。。。。。

どうも、この選択がね。。。。。。

実は劇中でも、
主人公の意志が貫く姿が描かれているのだが、
それに反対したり、リスクの高さが語られている部分は少ない。

そのため、
どうも、、、命の選択への説得力が薄く感じられてしまっている。
家族だって、そうである。

現実がどうだったかではなく、
ドラマとして、、、、どうなんだろう??

もちろん、
そう言う選択を推奨しているわけではないだろうが

ここは、もう少し、冷静なドラマ作りをすべきだったんじゃないのだろうか?



そのうえ、今作が、
あくまでも“それなり”程度の感動だった原因がある。

それは、“普通”が、ほとんど描かれなかったこと。

そこに“変化”などが描かれるからこそ、
見ていると感動などを感じるモノなのだが、、、

ドラマとして行ったのは、、、“闘病”だけ。

一部、思い出などで“普通”はあったが、
あくまでも、、、一部であり、ドラマのメリハリの役割を担ってはいない。


原作が、どんなのかは知りません。

でも、“ドラマ”となっている時点で、
結果的に“お涙頂戴物”になるのだから、
もっともっと、丁寧にドラマを作って欲しかったモノである。







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最終更新日  2010年07月04日 23時07分26秒
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