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カテゴリ:ドラマ系の感想
『今夜完結!!君へ捧ぐ最後のグラス…たとえ二度と逢えなくても』
内容 泰三(津川雅彦)が亡くなった。 “ラパン”でも、三橋(光石研)溜(相葉雅紀)らにより席がリザーブされ。。 そんななか、美和(貫地谷しほり)が来店する。 翌日、美和は、溜のもとを訪れ、悩みを打ち明ける。 “カーディナル”の筆頭株主となった美和。役員待遇で入ることを意味した。 そして、、、ふとつぶやく。。。おじいちゃんの夢。 “叶えてあげたかったなぁ。。。”と。 一方で、支配人と加瀬(竹中直人)に呼び出される美和。 泰三亡き今、外資勢力の標的になっている“カーディナル” 少しでも憂いを無くすため、メインバーをオープンさせたいと言うコトだった。 泰三の信頼の厚かった加瀬は、チーフバーテンダー候補者として 溜と葛原(金子ノブアキ)から選出すると美和に告げる。 場所は、、、、“ラパン” 対決を前に、溜と葛原に審査テーマを告げる加瀬。 “ファーストゲストに出す一杯” 敬称略 総括気味で。 今回のお話は、初回から ず~~~~~っと、引っ張ってきたカーディナルのメインバーのお話。 結局、たどり着いたネタは、、、『勝負』ということのようだ。 今作が、良いお話の部分があっただけでなく、違和感があったのはこの部分。 『勝負』だけにこだわれば、 そこまでのお話は、何も間違っていないのだが、 その『勝負』の設定のために、師匠・加瀬とのやりとりを盛り込み 悩み、成長していく姿を描く、、その一方で、 その部分とは無関係で、 通常業務で秀逸な、、、ちょっと良いお話を盛り込んだことなのだ。 悩みを描くのは正しいし、物語に組み込むのは間違っていない。 ただ、悩みが表現されているのに、 一方で抜群の活躍で良いお話をするという妙なギャップ。 そこから生まれてくる、溜というキャラのブレ。。。そして違和感。 せめて、美和が祖父のために悩み続けている印象があれば、 『勝負』がメインになるのは見えているため、 その部分への溜の悩みがブレなくなり、キャラにブレが生じなかったでしょうね。 印象として、正反対のことを描くから、 わずかな迷走を見せてしまっていたのだ。 実際、葛原の絡ませ方も、一部を除き、無理矢理感がありましたしね。。。 勝負なら勝負で、 そこにたどり着くまでの進化、変化をもっと描く必要があった。ということだ。 そうでなければ、 加瀬に放り出されてしまった意味さえ、無くなってしまいます。 最終回は、そういった微妙な違和感が消え、 描かなくてはならない部分が、シッカリ描かれていて 良い仕上がり。。。だったのは確かなのだ。 ゲスト、、今回は、美和の悩みを表現し 溜が自分自身と重ねて、、、ってのも、良い感じだったしね! そう。 決して悪くない作品だっただけに、 微妙に盛り込まれた違和感だけが足を引っ張り、 ほんとうに、おしいことをした作品になってしまったと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月02日 02時35分02秒
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