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カテゴリ:ドラマ系の感想
『臆病者に恋したベラ爆破事件の犯人は彼』
内容 緒方(あがた森魚)の持っていた写真から“謎の杖”が3本あったと分かり、 新たな手がかりを得ることができたベム(亀梨和也)たち。 一方、暴行事件の捜査を始めていた夏目(北村一輝) そんななか、ベラ(杏)は、妙に優しい男(田中哲司)と出会うのだった。 その優しさに、何かを感じ始めるベラ。 翌日、再び出会うベラは、その男。。。大久保一の家へと向かうことに。 そこに夏目が捜査でやって来る。 暴行事件の被害者・藤原裕之(久松信美)が大久保の友人だからだった。 特に、妙なことは無かったと応える大久保だが、 その手のやけどの痕に夏目は、ある事を思い出していた。 その後、隠れ家に帰ったベラは、夏目と会ったと話をする。 大久保という男性の家にいたと知ったベムとベロ(鈴木福)は、 ベラに“恋なのでは?”と伝える。 自分たちに恋など出来るわけがなく、人間ならばと、、、ベラは言い張るが。。。 翌日、ベラは、大久保の自宅を訪ねていた。 そこで大久保のやけどの原因を知るベラ。 同じ頃、ベムとベロは夏目の家を訪ね、食事をご馳走になろうとしていた。 そしてベロが夏目の亡き息子・誠の写真を見ていたところ、 5年前のビル火災で亡くなったと告げられる。大久保の現場にいた1人だという。 やがてベムは、大久保が友人の東郷と話をしているのを聞いてしまう。 5年前のビル火災は、大久保によるミスが原因で。。。。。。 敬称略 一度味わった幸せは失うとつらい 否定しながらも、人間の男に恋をしてしまったベラ。 が、、、その男には、思わぬ過去がアリ。。。。。 って感じだ。 たとえ“妖怪人間”であっても“人間らしさ”がある。。。という。 今までのお話の、、言ってみれば究極のお話ですね。 何と言っても、恋ですから! シッカリと苦悩も描かれているし、人間の弱さも描かれている。 だから一種のヒューマンドラマとしてのオモシロ味は存在する。 それに、夏目の過去を絡めてきたのも、悪くない選択。 ただし今までと違って、少し問題があるとすれば、 ベラの恋という部分に時間を割きすぎて、 “妖怪人間”というよりも“人間”という表現をし過ぎたことかな。 たしかに 《人間よりも人間らしい》。。。。という言葉が幾度も登場しているように、 人間らしさがベムたちには存在する。 しかし 今までの生き方から考えると、人間に裏切られ続けて生きて来たわけである。 だとすれば、 本来は、恋に対する戸惑いではないのでは? 疑心暗鬼。。。。特にベラならば。。。。なのでは? あまりに普通に《恋》を受け入れすぎているような気がします。 それもあって、 ドラマとしては、良い感じの展開ではあるのだが、 最後の最後まで違和感を引っ張ってしまった感じもあるのだ。 “人間らしさ”は重要であるが、“人間ではないこと”はもっと重要なんじゃ? 今までのエピソードでも、 今回ほど、人間を信じたエピソードは、無かったわけですし。 たとえ、夏目を信じたとしても、夏目が人間の代表ではありません。 以前だって、昔世話になった人に再会したエピがありましたよね? これにしても、はじめは信じ切っていませんでしたし。 ここにきて、ドラマを作ろうとするあまり、 今作にとって、最も大切ななギャップとそこにある苦しみの表現が、 かなり甘くなってしまった気がします。 そこがあってこその、葛藤だし、 今作のオモシロ味だと思います。 “初めての感情”のハズなのになぁ。。。 TBは以下のミラーへお願いします http://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/31b48320483ac2d1b495b99bab10c97d お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年11月26日 22時13分45秒
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