レベル999のマニアな講義

「禁断の医療サスペンス！父を殺した医者は誰！？壮絶な復讐が始まる」

内容
１５年前、小山内孝夫（眞島秀和）が手術中に死亡した。
勤務先の聖林大付属病院で、小山内は倒れた。
すぐに手術が行われたのだが。。。
それからしばらくして、
娘・明日美（菊池和澄）のもとに手術の記録が送られてくる。
なぜか、明日美が受け取っていた記録とは、全く違う記録だった。。。

そして現在。
聖林大付属病院に水野明日美（上野樹里）という新人外科医がやってきた。
消化器外科の伊達理沙（藤原紀香）のもとで、
働きはじめた明日美には、ある目的があった。。。。

そんななか、明日美は、看護師長の蛭子雅人（六平直政）を揺さぶり、
１つの証言を得る。
「あんたのオヤジは、伊達に殺されたんだよ！」

敬称略


脚本は、高橋麻紀さん


１５年前、手術中に父を亡くした少女。

少女は医師となり、病院へと舞い戻ってくる。

目的は、復讐。


そんな感じかな



ちょっと、無駄な部分も多いけど、

復讐劇としては、悪くは無いと思います。


ただ、根本的な疑問は。

復讐なの？真実なの？ってことかな。


正直、ダラダラしているのは、ある程度、目をつぶりますが。

今回の中で表現、繰り返されたように、

罪のなすりつけて、話を展開するだけなら、

完全に、ワンパターンに陥るよね。


実際、

復讐の根幹である死に関して、どこまで関わっているかが不明なまま。

小さい、大きいにかかわらず、復讐しているだけに見えているし。

こうなると、手術室に運んだ看護師にも。。。。。

なんなら、関わった機器を納入した業者や、
それを持ってきた、運送会社。。。。。。キリが無いです。


で、話は最初に戻る。



復讐を繰り返すのは良いけど、

主人公が、真実を求めているわけでもないため、

父は正しいという信念だけで、復讐を繰り返しているように見えてしまっている。

そういう問題点があるのだ。

だって、当時の関係者の証言が、正しくないと証明されていないからである。

そのため、主人公の行動も、正しいかどうかも分からない。


演技、演出などで魅せているつもりだろうが、

個人的には、そこは、どうだっていい。


どちらが、正しいかは、最終回には分かるだろうが

今作がホントに表現しなければならないのは、

復讐劇の根幹にある死の真実。

そして主人公が真実を求める姿を明確に表現されなければ、

この主人公。。。。父への思いだけで犯罪行為を繰り返す、ただの犯罪者である。

復讐は、その行動に、説得力がなければ、意味はありません。


ほんと。。。暴走しているだけにしか見えないよなぁ。。。。

あまり言いたくないけど、スタッフがスタッフだけに

某作の劣化版に。。。（失礼）


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