「近松優柔不断極」
内容
元禄十六年五月、浄瑠璃作者の近松門左衛門(松尾スズキ)は、
大評判の人形浄瑠璃“曽根崎心中”が行われている大坂道頓堀の竹本座に居た。
座主の竹本義太夫(北村有起哉)も、大入りの竹本座に満足げ。。。
それは、その年の正月の頃。竹本座は、閑古鳥が鳴いていた。
竹本座の金主である豪商・平野屋忠右衛門(岸部一徳)から、
スランプに陥っている近松は、傑作を書けと促されていた。
忠右衛門への挨拶を終え家に帰ると、
武家の出にもかかわらず、浄瑠璃作家となった近松こと息子・信盛を
母・喜里(富司純子)は呆れられ。。。。愚痴ばかり。
時の将軍・綱吉が親孝行を奨励し、世は親孝行ブーム
“孝行糖売り”なる商売が、まかり通るほど。
そんな折、近松は、“不孝糖売り”の万吉(青木崇高)と出会う。
その万吉が、ひょんな事から働いている堂島新地の“天満屋”で
いつものように酒を飲んでいた近松に、
黒田屋九平次(山崎銀之丞)なる油問屋が接近してくる。。。
敬称略
作、藤本有紀さん
演出は、梶原登城さん
近松門左衛門の“曽根崎心中”誕生秘話。。。
それをコミカルに。。。人情喜劇として描く!
ってことらしい。
これ。。。アテ書きかな。。。
どの俳優も、シックリ来ますね。
そこはともかく。
話が動き出せば、かなり楽しそうな雰囲気は漂っているのだが。
人情モノとして、いろいろ描いているんだけど。
喜劇か?と言われれば。。。。そこまでは、達していないかな。
ほんとうに惜しいんだけどね。楽しい部分は、たくさんあるのも事実だし。
可能性はあると思うので、次回に期待。
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最終更新日
2016年01月15日 00時16分19秒
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