レベル999のマニアな講義

『これは、神様がくれた最後の恋』
「あなたを忘れない！１０年間の愛の物語…これは、神様がくれた最後の恋」
内容
レディースクリニックに勤める女医の北澤尚（戸田恵梨香）は、
婚約者でエリート医師の井原侑市（松岡昌宏）との結婚をひと月後に控えていた。
まさに順風満帆だった。

そして新居への引っ越しの日。
引っ越し屋のアルバイトの間宮真司（ムロツヨシ）と出会う。
ひょんな事から、尚は真司と親しくなっていく。。。

そのころから、尚の周辺で奇妙なコトが起き始める。。。。

敬称略




脚本は、大石静さん

演出は、金子文紀さん



タイトル通り。。。恋バナですね。

ただ、それだけじゃ。。。ってことで、いろいろと。。。そういうことだ。


設定自体も、なんとなく、どこかで聞いたような話で、かなりベタ。

一応、脚本家さんの“らしさ”はある感じか。


内容および設定。。そして“らしさ”に。。。俳優。

ベタなのを受け入れつつ、俳優が許容できれば、

普通に楽しめるだろう。

が。何かひとつでも引っかかれば、楽しめないかもね。

ベタであっても、それなりに。。内容、俳優も含めてクセがありますから。



今回を見ていて、引っかかったことがひとつ。

それは、脚本、演出が“らしく”。。そして丁寧に仕上げているのだが。

シッカリと仕上げすぎていること。。。。なのだ。

もちろん、シッカリと仕上げてくれて、

個人的には、ドラマとして心地良さを感じているが。

なんていうか。。。完璧すぎて、遊びが無い感じ。

これは、小ネタという意味では無い。

登場人物が、基本的に真面目に見えるというコト。展開が展開だというコト。

そういうのもあるのでしょうけど。

あまりに“雑”なモノが見えず、完璧で、丁寧なんですよね。

息が詰まるほどなのである（笑）


こういうドラマは、面白味はあるけど。疲れるのだ。

スタッフの本気は伝わってくる。

でも、それを受け取ろうとして、集中しすぎて、疲れるってことである。


居酒屋部分や、引っ越し屋部分で、少しだけ、ゆるくなるよね？

そういうのを、もっと盛りこんで欲しかったです。



最後に、

これ、あくまでも、可能性の問題なのですが。

もしかしたら、婚約者、病気を混ぜずに、

シンプルな恋バナにしていた方が、面白かったんじゃ無いのかな？

２人だけの掛け合いになって、テンポが良くなるし。

元作家という設定が、意外と上手く回したような気がするんだよね。

メリハリもつくだろうし。

ほんとはね。もっと気になることもあるんだけどね。

これ。。。なぜ、金曜？。。。火曜の方が良かったんじゃ？


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