ロープウエイで下って、和食東バス停まで戻ります。
時間を見ると・・・バスの通過時間を過ぎています(@_@;)
これは乗り遅れたのでは?
と思いましたが、バスがやってきました(*^^)v
田舎のバスは多少遅れ気味に来ます。
バスに乗ると、バスの運転手さんが後ろを向いて
話しかけてきます。
朝、わざわざ、ロープウエイへの道を
説明してくれた運転手さんでした(*^_^*)
阿瀬比でおり、大根峠を越えます。
大根峠は登りがきつく、だらだら下ります。
下りきったところにありがたいことに休憩所がありますので
休ませてもらいます。
そこで、秘密兵器「JRトラベルナビゲータ」で、
JR新野駅の列車時刻を見ます。
なんと・・・約二時間先にしか日和佐方面の列車が
ありません。
ここから、約22番平等寺までは30分、そこから
新野駅までも30分。
拝む時間が1時間・・・は長くないか?
22番平等寺へ向う途中、小川を挟んだ対岸に、
こんもりした神社が見えます。
前回も気になっていたのですが、時間の関係で割愛。
今回は時間があるので行ってみました。
「轟神社」
境内にある樹齢600余年といわれる大樟の群生がある
見事な神社でした。
前回あわただしくお参りした平等寺でしたが、
今回はゆっくりお参りします。
雨がパラパラする境内はひっそりとしています。
駐車場で特産品を売るワゴンだけが、いつ来るとも判らない
お客を待っています。
新野駅に着くと、13時過ぎ、あと25分ぐらい時間が
あります。
駅前に食堂がありますが・・・ちょっとのぞくと、
一つだけあるテーブルにお客さんもありません。
入るのには勇気がいりますね(*^_^*)
ごめんなさい。家から持ってきたパンを
食べさせていただきます(*^_^*)
さて、日和佐までは350円。
やって来た列車に揺られ、日和佐駅へ、切符を渡し、
駅で時刻表を確認すると・・・
23番をお参りして、列車に乗ると・・・
5時を過ぎてしまい番外霊場鯖大師へいけない(;一_一)
いま、乗って来た列車は行き違いのため、
まだ駅にいます。
この列車に乗れば、鯖大師をお参りして、日和佐へ戻り、
23番をお参りしたら、ちょうど特急がやってくる。
そうすれば6時には帰れるだろう。
しかし、その考えは甘かった(;一_一)
取り急ぎ、列車にそのまま飛び乗ります。
気になることが一つ・・・
新野ー鯖瀬、よりも新野ー日和佐、日和佐ー鯖瀬って
分けて買ったら高くないか???
日和佐ー鯖瀬 380円
やっぱし高いわ。
車掌に言って、つないでもらおうか?
まあ、いいか(*^_^*)
鯖瀬で降りて、新野までの乗車料金を見ると・・・
740円(@_@;)
おお~さすがお大師様、分割した方が
安いんですね!(*^^)v
鯖大師にお参りして、列車までの時間に付近を
歩きます。
鯖大師の話を一つ。
お大師さんがここを訪れた時、鯖を積んだ馬子が
通りました。
お大師さんが鯖を積んだ馬子に
鯖を所望しますが呉れなかったので、
「大坂や八坂坂中鯖一つ大師にくれで馬の腹病む」
と一句詠むと馬が倒れて苦しみはじめました。
困った馬子が鯖を一つ差し出すと
「大坂や八坂坂中鯖一つ大師にくれて馬の腹止む」
とお大師さんは一句読み、貰った鯖を海に返してやりました。
ところで江戸時代の真念法師の遍路道指南には
「おふ坂や八坂の中鯖一つ行基にくれで駒ぞ腹病む」
「おふ坂や八坂の中鯖一つ行基にくれて駒ぞ腹止む」
と行基菩薩の話になっています。
もともとはお大師さんの話ではなかったものがお大師さんの
伝説へと変わって行ったことが解る実例です。
また鯖はもともと生飯(さばと読みます)のことではないか
とも言われています。
生飯(さば)と言うのは自分の食事の一部を餓鬼などの鬼神に
供養することです。
また峠には手向けの神という神様がいて、その神様に何か
供養すると無事に通行できるといわれていました。
そこで生飯(さば)を供養していたのが、魚の鯖に変わって
しまったと言う説です。
鯖大師の辺りはかつては八坂八浜といって大変な難所だったと
いわれていました。
そこを安全に通ることを願って生飯(さば)供養を
していたのが、鯖大師のはじまりかもしれません。
四国遍路の雑記帳26-鯖大師の真実
鯖大師から列車に乗って、日和佐に向かいます。
あれ?お杖が無い(;一_一)
お杖はお大師さんです。これは大変。
取り急ぎ、23番の薬王寺をお参りして、日和佐にとって返し、
鯖瀬へ向います。
その列車の中で、お婆さんが
「お遍路さんお接待させていただきます」
「すいません・・・」
さすがに、
「お杖を鯖瀬に忘れて取りに帰る途中で、お杖を手に
入れたら徳島まで帰ります。」
とは言えない(;一_一)
そのまま「徳島県人ですが」と言いながら受け取って
しまったのですが、どうしたらよかったのだろう?
鯖瀬駅で無事お大師さんを(お杖)発見して
保護しました(*^^)v
しかし、帰りの列車まで一時間以上あります。
それまで待っているのもねえ(*^_^*)
とりあえず、牟岐方面に歩きます。
牟岐駅までは4キロ、約一時間の道のりです。
途中で、コンビニで讃岐うどん発見。
早速入っていただきます。
お大師さんを忘れるとは不覚でした。
しかし、これは伏線でした。
その話はまた後日。
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