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カテゴリ:山形県 勝手に観光案内
鳥海山五合目までドライブに上がりまして(前回まで)、大平山荘の鹿公園を見た後は、標高1000mから標高0m=海岸線まで一気に下りました。
ここには有名な史跡があります。 鳥海ブルーラインを下ってきて(道自体は最後までほぼ下り坂)、沿道に住宅が点在し始めると終点。国道345号線(国道7号線の旧道)に突き当たります。その手前、非常に分かりづらいところに駐車場への入口がありまして。駐車してR345を歩道橋で越えると… 十六羅漢岩 2016-09-03_1 posted by (C)Traveler Kazu 岩だらけの海岸に出ます。 夕日が綺麗で、東屋もあってカップルも2・3組いた絶好のデートスポットのようですが、ただの岩浜海岸ではございません よ~く目を凝らしてみると… 十六羅漢岩 2016-09-03_2 posted by (C)Traveler Kazu 岩に石仏(磨崖仏)が彫られています。 十六羅漢岩といいます。 しかも、1体だけではありません 十六羅漢岩 2016-09-03_10 posted by (C)Traveler Kazu あちらこちらに何体もの磨崖仏または磨崖仏であったであろう岩(風化した)が見られます。 合わせて22体が確認されているそうです。 これらは、「吹浦海禅寺21代寛海和尚が、日本海の荒波で命を失った漁師諸霊の供養と海上安全を願って、1864年に造佛を発願し、地元の石工たちを指揮、5年の年月をかけて明治元年22体の磨崖仏を完工」(遊佐鳥海観光協会より引用)したものだということです。 十六羅漢岩 2016-09-03_11 posted by (C)Traveler Kazu 磨崖仏を見つけるのもまた楽しいです。家族連れで来ていた子供たち(高学年?)も興味津々。 歩道橋を渡った先、気軽に近づける区域だけでも相当数あります。 十六羅漢岩 2016-09-03_12 posted by (C)Traveler Kazu 振り返ると、歩道の山側にも。 十六羅漢岩 2016-09-03_9 posted by (C)Traveler Kazu この磨崖仏の位置は、ざっくり説明して、同じ海岸の中でも南と北に分かれています。 南半分は歩道もあって、岩と岩の間も平坦ですが、北半分は歩道のメンテが行き届いていないので、磯浜歩きに慣れた方のみ行ってみてください。 ※立入禁止ではありませんが、観光協会のHPでも「自己責任」と明記されています その北半分の方に行ってみました。 ちょっとばかりリスキーなルートを、転落に気を付けながら進むと…。 十六羅漢岩 2016-09-03_3 posted by (C)Traveler Kazu 2体発見。 でも何か窮屈そうです。どんなところに鎮座しているの? 十六羅漢岩 2016-09-03_4 posted by (C)Traveler Kazu な~んと、国道の擁壁に半分埋もれていました 十六羅漢岩 2016-09-03_5 posted by (C)Traveler Kazu 国道を作る時も、仏様の存在は無視できなかった模様。 さて、この仏様はどんなお気持ちで鎮座していらっしゃいますか。 十六羅漢岩 2016-09-03_7 posted by (C)Traveler Kazu この国道の擁壁も見ものです。 張り出している部分は、歩道。十六羅漢岩の南側にも同様の構造の区間があり、そこを歩きましたが、恐いです。その理由は、次回。 十六羅漢岩 2016-09-03_6 posted by (C)Traveler Kazu 十六羅漢岩の観覧時間は10~15分ほどがおすすめです。 鳥海国定公園/鳥海山・飛島ジオパーク/遊佐町指定文化財 水産庁選定「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」 十六羅漢岩 山形県飽海郡遊佐町吹浦西楯 年中開放、観覧自由 ※荒天時は観覧に適さない。波浪に注意。 列車でのアクセス JR羽越本線「吹浦駅」(ふくら:普通列車のみ停車)より、徒歩20分ほど。 駅を出て北に進み、最初の左折を曲がって踏切を渡り国道345号線に出て、北へ道なりに進む。 ※バスは通学向け時刻のため、観光に適しません ※タクシーは予約される方が良さそうです お車でのアクセス 国道7号線吹浦バイパス~鳥海ブルーライン経由すぐ。 バイパスに大きな青看板が出ていますが、肝心の駐車場の入口が分かりづらい。 バイパス離脱後に海岸線(国道345線交点)まで行ってしまったら戻って下さい。
この後、南へ歩いて5分ほどのところに、別の名所があるということなので、行ってみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年09月25日 01時07分41秒
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