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カテゴリ:2009夏クールドラマ
彦一(草なぎ剛)たちが
つぶれた介護施設を訪れたとき 突然なりだした1本の電話 お年寄りからなけなしの貯金をだまし取ろうとする 若い男の声 そこには数か月前の自分の姿があった もう一度このドラマの第1話を見返してみた そして思った このドラマが一番言いたかったこと それは厚生労働省の職員 藤堂慶太郎(陣内孝則)が会議でいったこの言葉 「あれっ、介護ってそもそも 弱気を助け、強気を挫くってことじゃなかったでしたっけ?」 このセリフに集約されていると思う 第1話の冒頭 「弱気を助け強気を挫き 命を捨ててでも義理人情を貫く 俺はそんな極道になりたかった」 これは翼彦一のセリフ つまり介護と任侠道は同じ ということがいいたかったのではないかと思う 研修を終えメンバーはそれぞれの道に進んでいった 黒沢五郎(五十嵐隼士)は真剣に介護ヘルパーになろうと決意し 六車雅人(夕輝壽太)は介護事業を立ち上げた 組長の息子 鷹山三樹矢(藪宏太)も 1話では仕事を何やっているか女の子に聞かれ 「極道で~す!」 と言っていたのが 「男の仕事よ!」 と答えるようになっていた そして彦一と涼太(加藤清史郎)も 認知症という病気と向き合っていた 涼太の「今日は(僕たちのこと)忘れちゃってるみたい」 この一言に涙があふれてきた それにこの晶のいる施設でのシーンは実によくできていると思う 花束に持ってきた”ひまわり”は 決してブザー・ビートの山下君のまねではないだろうし 彦一が「いい天気だな」 と言ったのに対して 晶は「そうですね」と答えた 記憶が戻っていたら本来は「そうね!」と答えるところ ところが煙草をくわえた彦一に対しては 「ここは全面禁煙よ!」 このセリフは1話から登場した晶の口癖で この瞬間は記憶が戻ったともとれる演出 それを聞いた彦一のうれしそうな表情 全話を通じて一貫した演出と脚本 そして草なぎさんと加藤清史郎くんの見事な演技 実にすばらしい作品だったと思います 介護に関して抱えている問題点も浮き彫りになり 改めて考え直すことができました 先行きのわからない今の世の中 このドラマが何かのヒントになればいいのにと 真剣に思うことができました 評価 ☆☆☆☆☆ このブログが気に入ってもらえたらクリックお願いします→ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.09.22 16:54:57
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