ドラマの森|のだめカンタービレ(SP)
遅ればせながら『のだめカンタービレinヨーロッパ』を見ました第1夜は千秋の章第2夜はのだめの章と言った感じでしょうか地位も才能もある人間の苦悩を描いたのが第1夜の千秋の章だとしたら第2夜ののだめの章は何もない平凡だった人間が才能を見いだされいきなり世界のトップクラスの中に入ったことへの戸惑いと不安を描いていたのではないでしょうか一番注目したのはのだめがリサイタルのために女性マネージャーの下で演奏曲の特訓を始めたシーン初見(初めて弾くこと)もアナリーゼ(楽譜を分析すること)も出来ないのだめが猫田「あなたモーツァルト嫌いなの?」のだめ「嫌いじゃないですけど・・・」猫田「けど、」のだめ「楽しくないって言うか 自信がないんです アナリーゼも出来ない 初見も出来ない 今までこんな勉強してこなかった猫田「日本でやってこなかったの 音大出たんでしょう」 のだめ「やってこなかったんです」猫田「じゃぁやんなさいよ」のだめ「わかんないし」猫田「わかろうとしなさいよ」のだめ「なんのために?」猫田「だったら辞めなさい」この会話、なんか新入社員と先輩社員の日常を聞いているよう今まで小学、中学、高校、大学と年を重ねるにつれてしかられることなく甘やかされていった若者が大学を卒業したとたんいきなり社会の荒波を経験して挫折と呼ぶにはあまりにも安易に逃げ帰ってしまうそんな人たちへのメッセージがこめられているようやってこなかったのならやんなさいわからないならわかろうとしなさいのだめはその後努力して見事成長することが出来ました決して日本に逃げ帰ることはしませんでした皆さんもがんばりましょうそんなメッセージがこめられているように感じました『電車男』ではスペシャルになったとたんふざけすぎてちょっとドラマと呼ぶにはバラエティに近い感じになってしまいましたがこの『のだめカンタービレ』はちゃんとドラマしてましたそれもスペシャルの出来栄えでした音を色と形を使ってあらわしていたあのCGは絶品ですね千秋とのだめ以外の仲間たちの姿もしっかり描いていたし特に清良と峰のシーンは主人公たちに負けないくらいよかった山口紗弥香さんの後で登場するとやっぱり似ている水川あさみさんドラマ『アネゴ』の時にも2人のニアミスがありましたが今回も同じ画面にそろって登場することはありませんでした今度はぜひ兄弟役などで見てみたいものですクラシックなどまったくわからない私でもきっとこの演奏はすごいんだろうなとなぜか千秋の指揮する姿を見て感動してしまうそんな不思議なドラマですこの『のだめカンタービレ』と言うドラマは又再び彼らに出会う日を楽しみにしています 評価 ☆☆☆☆☆このブログが気に入ってもらえたらクリックお願いします→