夜行観覧車/湊 かなえ
久しぶりの「読書感想文」カテゴリーですが、読んでもUPしてない本が結構あるので、順次更新しますね(・∀・)bさて、今回は去年購入した“福袋”ではなく年末に新聞広告にデーン!!と掲載されていて読んでみたいと思っていた本です(゚∀゚d)【送料無料】夜行観覧車 [ 湊かなえ ]価格:1,575円(税込、送料別)今、TVでドラマやってるんですね知らなかったけど(・∀・;)それで売り切れなんだわ・・・ということで、ドラマをご覧の方にネタバレになってはいけないので、詳しくは書きませんが、やっぱり全体を通して感じたのは「告白」を読んだときと同じ「暗く、したたか」なイメージ。“したたか”って、あまり良くない言葉のように感じますが、「生き抜く知恵と力」なんだと思いました。あまりに辛くしんどいとき、自殺してしまう人もいるけどそれでも自らの命の最後を決めたのは、自分じゃなくて運であり、(それを神様とか言うのかもしれないけど)良くも悪くも自殺しようとしても生き残ってしまう人もいる。つまり、どんな状況になっても人は、生きている以上、生きていかないといけない。生きていくしかない。湊かなえさんが描く人物は皆、しぶとく、したたかに生き続ける。まったく見当違いかもしれないけど昨年末に、紅白歌合戦で観た美輪明宏さんの「ヨイトマケの唄」を思い出した、そんな本でした。