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2005.08.06
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テーマ:生き方上手(661)
カテゴリ:カテゴリ未分類
「自殺したい人へ」が今回のテーマです。そうでない人にはつまらない話だと思います。

「自殺したい」貴方へ
貴方が今其処まで追い詰められている理由を私は知りません。
何故そこまで思いつめてしまったのか、本当に救いは無かったのか、それは貴方の口から聞かない限り私たちには理解できません。
「止めて」という資格は無いのかも知れません。
しかし、貴方には生きていて欲しいと思います。

私もかつて「自殺をしたい」一人でした。
全てが上手くいかず、先行きは絶望的にしか見えず、何処をどう歩いていけばいいのか分からず、アドバイスを頼んだ親には逆切れされた上に罵られ、自分が要らない人間だと思っていました。

「何時どうやって死のうか」
そればかり考えている時期に当時唯一の友人だった人に言われました。

「自殺だけはしないでね」

その時私は、ビックリしました。
表向き私は自殺したいなんてことは何一つ話してはいなかったのです。
それどころか普通に生活をしていました。

「自殺するとね、死んだ後も同じ場所に縛られて何処にもいけず、苦しい思いをするんだよ」

たしかそんな話をされた覚えがあります。
その時思ったのは、
「今の状況が嫌で死にたいのに死んでも今みたいな状況になるなら、少しでも生きてマシな状況に行きたい」
という事でした。

そのときの言葉のおかげで今はかなり、と言うよりとても生きるのが楽しい状況になってきています。

でも「自殺したい」貴方には
「そんな友達いない、そんな事言われてもピンと来ない」
というのでしょう。
それならそれで構いません。

ただ、貴方が死んでしまったら、これから会うはずだった友達や親友や恋人、伴侶になるべき人を一人ぼっちの孤独に追いやってしまう事になるのです。
また、貴方がいることで助かる人や救われるはずの人を見捨てる事になります。
あなたはそれで良いのですか?

私も今まで、「貴方がいてよかった」と片手で足りるほどですが、言われた事があります。
「ああ、あの時自殺せずに生きてきて、この人の助けになってよかったなぁ」
その時は深くそう思いました。

それでも死ぬと決めたのなら、その前に今までやってみたいのに出来なかった事を必ずやってください。
海外へ行く事、思いっきり買い物をする事等の、そう言った今まで自制してきた事全てです。
恥や外聞やお金が無くなることを気にすることはありません。
どうせ死んでしまうのならそんなものすぐに要らなくなります。
(法に触れることや他人の命を奪う事はそれでもやってはいけません)
親や親類に迷惑がかかる?
自殺そのものが親や親類を泣かす事なので、気にするのもどうかと思います。

ただ、誰かを道連れにする事はやめてください。
それはただの殺人行為です。
寂しいから、一人はつらいから、というのは何の弁明にもなりません。
本当の闇に落ちて、光の当たる場所には二度と戻れなくなります。

でもやはり出来る事ならば生きていてください。
どんなにツラくても、どんなに死んだほうがましだと思っても生きて自分で自分をその状況から救い上げてください。
いつか必ず光が見つかります。

次回のテーマは「自分を受け入れる」です。





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Last updated  2005.08.06 22:54:40
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