上昇気流に乗って

自分の中の信念体系を壊さないと、という話を前回したのですが、それに近いこと。

あるトラブルが起きた時に自分の中に今までの信念体系でしか動けない私がいました。
「絶対に許せない！そんなこと当たり前でしょっ！！今までどんなに言葉を尽くしたと思うのよ！それを勝手に解釈して勝手に溜め込んで訳の分からない八つ当たりされて！」

そういう自分と一緒にまた別の私が言いました。
「自分がとやかく言っていても仕方ないよ。もっと愛情込めて接した方がいいんじゃない？」

会話は続きます。
「でもまたあの人は同じことやる！だから許しちゃだめ！」
「何度でもチャンスを与えてあげればいいのよ、そこまで見てあげる余裕を持たなきゃ」
「信じられない！信じられない！！信じられない！！！」
「でもそれは自分の経験でしょ？決めつけちゃ相手の人に失礼だよ」
「でも３回目だよ。フツーそれで気づくしょ」
「人によって差があるものでしょ。自分の中の基準を押し付けどーするのよ」

最初は赤文字の声が優勢でした。

心の中に湧き上がる怒りとともに感情的にわめき散らす自分。

こんな風に怒りたい訳じゃないのに、こんな風にイライラしたい訳じゃないのに。
こんなことにエネルギーを使いたい訳じゃないのに。
そう思う自分も確かにいて。

エネルギーセパレーションのワークと感情を手放すワークをしても湧き上がる怒り。
そうか、私ってこんなに怒りをまだ溜め込んでいるんだ。

レイキの光に返すワークもして、ハートチャクラにレイキもして、ホ・オポノポノも唱えて、ありとあらゆることをしてみて。

落ち着いてからわかることもある。

でもこの主張した子は自分の作り上げた信念体系に沿って主張しているだけで、私を本当に困らせたい訳じゃない。
本当は私を守りたいはずだ。

この子は自分自身でもあるのだから。
それが今は枷となっている。

そしてこのまま半分離状態でいるのは消耗する。
だからこそ統合しなくては。

そう思った。

昔の一つ一つ切り離された状態の時はもっと訳が分からなかった。
一つ一つの人格をスイッチでも入れるように渡り歩き、一応記憶はつながっているものの筋が通っているようで通らない感情や考え方に心が疲弊しかかっていたことがある。

全て自分だと感じるようにまとめることは手伝ってもらった。
そうして把握できるようになった以上、融合して統合するのは自分でやる作業だ。
もちろん術が分からないから、それは教えてもらうしかないけれど。

自分で自分を守るために切り分けてしまったインナーセルフやインナーチャイルド達を統合する。

これが今ここにいる私の向かうべき課題なのかもしれない。

あ、相手の人？？
自分で自分の課題に気づかなきゃ同じことを繰り返すでしょうねぇ。

何かを責めている間は、外に原因を求めている間は何も解決しない。
誰かがあの人が社会が～～～してくれたなら、と言い続けている限りそれは何度でも繰り返す。
課題や問題はいつも自分の中にある。

自分が何に向かい合わなきゃいけないのか。
それを知っているのは自分だけ。

きつくても悲しくても目をそらしたくても、でもちゃんと向き合えば超えることが出来る。
反応が出る間は、超えたふりをしていても全然越えられていないのだ。
そして知らないふりをしている方がきっと一番ダメなんだと思う。

だから私は怖くても逃げたくても向き合うことを選択する。
答えなんてすぐは出ないけど。

何時か「こんな風だったんだよねぇ」と笑える日を迎えるために。