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テーマ:DVD映画鑑賞(13960)
カテゴリ:ドラマ
「救命病棟24時(第3シリーズ)」 2005年 フジ系
主演:江口洋介 出演:松嶋菜々子 香川照之 仲村トオル他 [総評] 大感動のドラマでした。もう毎回泣かされました。 これほど中身の濃い、見ごたえあるドラマはありません。 私の中のイチオシのドラマとなりました。 (第2シリーズも見ましたが、第3のほうが、よりパワーアップしている感じです。 ただし第2シリーズは第2シリーズのよさがあります) スケールの大きさ、医療行為シーンの迫力、災害時の取材に基づいたさまざまな立場の人々の行動や心情の描き方、どれをとっても「白い巨塔」や「Dr.コトー」以上でしょう。 全て見終わった後には、人間のもつ生命力のすばらしさが残り、泣かされた後にもさわやかさが残るほうとうに素晴らしい演出でした。 教育問題の議論をいろいろやっていますが、こういうドラマを見ると、他人をイジメたり、殺人を犯したり、自殺しようなどという考えは吹き飛んでしまうと思うのですが。 [3、4話] 公的につくそうとする医師もプライベートの部分もあり、親族や大切な人のことは当然心配である。代議士は家族のために必死になりながらも、内心としては、現場に出て汗をかいている姿が民衆にどう写るかを気にしている面もある。 ホームレスもやる気のない医学生も自殺未遂の子も、極限状態において人命のため必死になっている医療関係者の姿に共感し、自らも人の役にたつことに喜びを感じ生きる力を得ていく。 [5、6話] いざというときの、父親と娘・息子たち、恋人同士との絆の強さをあらためて思い知らされた感じ。しかしひとりの人間ができることには限界があり、それゆえに無力さに苦悩する医療関係者。 また、民衆やボランティアの人々の無責任さも、最初はパフォーマンスばかり気にしていた代議士が、自分の無力さをかみしめるというところも非常にリアリティがあり納得できる。もし自分がこのような状態に出くわしたらどうなるか、という視点で見ると、考えさせられることばかりである。 [9、10話] 消防士は、消化に撤することになっていたため人命救助ができず、心に傷を負っているが、世間はそういうことを知らず、非難する。それを仲村トオル扮する内閣のスポークスマンが、役人の反対を押し切って擁護する。 チェーンスーパーの社長は末期癌に侵されながらも、震災の被害者に物資を安く届けるために、一刻もはやく店を機能させることを息子に託す。 皆がそれぞれの立場で震災からの復興を遂げようとしている姿がよく伝わってきました。最終回にむけて、仲村扮する若き政治家に期待大。 [最終話] 復興のさなか、医療スタッフが集団食中毒に倒れてしまい、人手不足で極限状態の中、残されたスタッフは身を削る思いで困難な状況を乗り越えようとする。 仲村トオル扮する寺泉議員は、そんな現場を全く理解していない内閣や官僚に苦言を呈する。いやいや頼もしさを感じました。 阪神大震災からの復興の写真は、ほんとうに勇気を与えられます。復興にむけて、皆の力強い歩みが感じられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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