|
カテゴリ:カテゴリ未分類
Bunkamura ザ・ミュージアム
くどいようですが、コンサートは夏枯れです。まぁ、行きたいと思うコンサートが皆無ではないけれど、忙しいのもあって行っていません。来週からは目白押しなんですけどね....... それはいいんだけど、このblogのネタが途端に切れてしまうというのが困りもの。まぁ、そんなに一生懸命やってる訳ではないけど、2週間もあけとくのもなんだし。一方、ラ・フォル・ジュルネの話をするにはちょっと先に過ぎるし。というわけで、今日はいつもと違って音楽以外の話題。普段は展覧会とか行っても書かないんですけどね。 オディロン・ルドン。フランスの、象徴主義とかその辺の画家らしい、というのは聞いてました。でもあんまりよく知らない。で、行ってみようかと思ってたのですが、チケット屋に行くと当日券と殆ど変わらない値段だったので、買わずに居たのですね。実は今日が最終日だったのですが、丁度渋谷には行くけどコンサート行く時間はなし(万障繰り合わせたいほどの公演はなし)、ということで、寄ってみました。 最終日ということで混雑するのはある程度覚悟の上でしたが、意外だったのは存外若い女性客が多かったこと。うーん。こういうの、人気あるんですか.......結構デート中のようなカップルも多かったし。冒頭の紹介の所で、「今時の若手漫画家が描いたような」云々という記述があったのですが、そういうものなの? ルドンの黒、というのは、ルドンの作品、特にその比較的初期のものに、黒を基調にした版画及びその延長のようなものが多かったことからそのように言われているらしいのですが、確かにメインは版画で、黒い黒い。黒が基調です。 象徴主義と言うか、ある種グロテスクなものを描いた作品が多い。一つ目の巨人とか、大きな目玉が気球になっていたりとか。この展覧会のポスターに使われていたのは黒いアシタカ蜘蛛の本体に顔が書いてあるというもの。絵の題材にしても、「聖アントニウスの誘惑」や「ヨハネの黙示録」のような、神秘主義的なものに通ずる題材を作品にしたものだったり、或いはボードレールの「悪の華」が題材だったり。確かにルドンの活躍した19世紀最後の四半世紀は、そうしたものへの趣味嗜好が強まっていた時期ではあるし、なるほどそういう系統で人気があるのかな、と少し納得。大体どういう人か、というのは分かりました。 ただ、まぁ、個人的には、見て取り敢えず納得しました、というところかと。 会場入り口で、この大蜘蛛の絵をCGで歩き回らせているのを投影していて、これが一番面白かったかな。なかなかユーモラスな愛い奴でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月26日 22時20分40秒
コメント(0) | コメントを書く |