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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン& オペラとクラシックコンサート通いのblog

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2011年02月14日
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カテゴリ:クラシック
 所沢市民文化センター ミューズ マーキーホール  15:00~
 3階右手

 シューマン:ロマンスとバラード第1集 op.45
       5つの歌曲 op.40
 シューベルト:「白鳥の歌」 D.957 ~ アトラス / 彼女の姿 / 漁師の娘 / 都会 / 海辺で / 影法師
 シューマン:「詩人の恋」 op.48
 <アンコール>
 シューマン:Der Frohe Wandersmann op.77-1
 シューベルト:Rastlose Liebe D.138
(不明)

 テノール:クリストフ・プレガルディエン
 ピアノ:アンドレアス・シュタイアー

 2月に来日中のプレガルディエンとシュタイアー、他にも公演はあるのですが、色々重なって、結局行けるのはこれだけ。
 ところが、事前情報で、シュタイアーはフォルテピアノではなくて現代ピアノを弾くという話が聞こえてきました。なんでも乾燥が酷くて、予て用意のフォルテピアノが不調なので、会場に備え付けのスタインウェイを使うんだとか。まぁ、確かにシュタイアーはフォルテピアノの名手として知られているけれど、現代ピアノが弾けない訳じゃないだろうし、演目もシューベルトとシューマンだからさほど支障は無いだろう、大体がプレガルディエンの歌を聞きに行くんだしね、くらいのつもりで聞きに行ったのでしたが....

 これがまぁ聞くと見るとでは(ん?)大違い。
 シュタイアーがいいんです。いや、確かに、元々フォルテピアノの名手なんだから、相応に腕はあるとは思っていましたが、音楽家として真っ当なんですね。つまり、シュタイアーは、現代ピアノとしての伴奏をしたんです。
 言ってしまえば当たり前の事なんですが、フォルテピアノとスタインウェイとでは、楽器として明らかに違います。音の出方、減衰、タッチ、全てが違って来る。明らかに、シュタイアーは、現代ピアノでどう演奏すればいいかを分かっていて、そのように演奏する。決して「フォルテピアノの代わり」としての演奏ではない。例えば、シューベルトの「影法師」、この曲は伴奏のインパクトが強い曲だけれど、デュナミークの幅に限界があって響きも決して大きくはないフォルテピアノと、そうした振幅の幅が遥かに大きいスタインウェイとでは、どうしても表現の仕方が変わると思うのだけど、シュタイアーはスタインウェイのデュナミークの幅を生かしている。
 いや、当たり前なんですが、期せずしてシュタイアーのピアニストとしての実力を存分に示した演奏になっていました。正直、現代ピアノで、こんなに芯のあるしっかりした演奏を聞かせてくれるとは思いませんでした。ただ単に「フォルテピアノの代わりに仕方なく」ではなく、「現代ピアノであればこう演奏する」、それが言わば王道を行く演奏であって、しかもそれがしっかりとした、シュタイアーの音楽になっている。

 プレガルディエンは、勿論良かった。言うことはありません。プレガルディエンもドイツ・リート歌いとして王道を行くといった感じの歌手なので、王道同士、言ってみればアポロン的な堂々とした演奏になっておりました。まぁ、それが「詩人の恋」だというのもなんなんだろう、という話ではありますが。
 プレガルディエンは何度か聞いた覚えがあるのですが、今回聞いて、随分と押し出しのある声になったなぁ、と思いました。貫禄が出て来た、という感じで。まぁ見た目もそうなんですけど、それ以上に、歌に余裕が出た感じでしょうか。芯が一本通った、安定した歌唱。ディースカウってこんな感じの安定した歌い方じゃなかったかなぁ、と、ちょっと思ったのでした。

 もう一回聞いてもいいなぁ、と思うのですが、しかし、20日はちょっと他があるしなぁ...






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最終更新日  2011年02月15日 01時15分38秒
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