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カテゴリ:アメリカ生活
この日記には何度も登場して話題を提供してくれたT君(下記参照してください)。 ■ ニートになったT君 その後のT君が気になったので、久し振りにT君の彼女Rさんに電話した。T君が11月下旬に日本へ帰国してからそろそろ4カ月が経ち、「自分が甘かった」という反省をふまえ、一生懸命仕事探しをし、すでに職についていることを期待した。 が、しかしながら、けれども、だが、ところが、とはいえ T君は全く変わっていなかった。3ヶ月間ろくに就職活動を行わず、いまだに仕事を見つけていない。「就職活動をやっているの?」と毎日RさんはT君に問いただすのだが、本人は「やっている」としか答えない。どの会社に履歴書を送ったのか、面接をくけたのか聞いてみるといつもぼやかされるらしい。 20代後半の定職をもたずプラプラ遊んでいる人のことを「ニート」と呼ぶらしいが、RさんはT君が「ニート」だと嘆いていた。
T君のご両親は「なんでもいいから、仕事してくれ」と何度もいっているのだが、本人はいつまで経っても行動しない。ましや彼女の言うことさえも聞かないのだ。 ■ 「お金に困らないT君に求められるもの この話を聞いて、本当にあきれてものがいえなかった。28歳にもなって、自分の状態に焦りをもたず、いずまでも現実逃避をし続ける。まったく自分への危機感がない。 T君のおじいちゃんは某エネルギー会社の社長を務めたらしく、お金持ちだ。したがって、アメリカ留学費も現在の生活費もすべておばあちゃんがサポートしてきた。今はおじいちゃんのアパートで1人暮らしし、生活費はおばあちゃんのクレジットカードをつかう。 T君がアメリカにいたときもそのクレジットカードを何度もつかっているのを見た。現金がなくなれば、ATMでキャッシュを引き出し、スーパーやレストランではクレジットカードを使った。おそらく、いままでいくらの金を使った(または浪費した)のか自分でも気づいていないだろう。孫はかわいくてしかたがないのだろうが「お金」で甘やかしてしまうと、とんでもない子供が育ってしまうといえよう。 いまT君に求められるのは、自分が稼がないと生活できないという環境だろう。ただちにおばあちゃんの資金援助を経ち、お金の厳しさをしれば、いやでも仕事探しを始めるだろう。 ■ 心配(好き) → あきらめ(見捨て)
正直、そんな(状態の)T君を好きなRさんの本音を聞きたくなった。Rさんは33歳でもういい年だ。本人は高齢出産になる前に子供がほしいというから、もうそろそろ結婚ということも考えているだろう。だけど、あきらかにRさんの結婚相手がT君になるとは思えなかった。正直もうそろそろT君を見捨ててもおかしくないだろう。
Rさんも、T君との関係を悩んでいると僕は受け止めた。「心配する」ということはまだ「好き」という感情があるからだろう。ただ、これ以上いつまでも変わらないT君が続く限り、「心配」の限度を越え、「あきらめ」となるだろう。 心配(好き) → あきらめ(見捨て) T君いわく、4月までには定職を見つけるといっているらしい。期限を決めた以上、かならず行動に移してほしい。そうしないと、行動に伴わない言葉は、Rさんの心を奪ってしまうだろう。 おい、T~!そろそろ目を覚ませ~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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