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テーマ:ジーコ日本代表(422)
カテゴリ:その他の話題
おさるのイタリア漫遊記Vol.18はまたもやワールドカップにちなんだお話を。
イタリアは過去三度の優勝経験があり、今回も優勝候補の一つ。今でこそバレーボールも強いが、なんといってもサッカーこそが国技のお国である。 ということでおさるもごたぶんにもれず、ひたすらサッカーに明け暮れていた。 なにせ4年まで授業は午前中しかないのだ。午後家に帰ると、かばんを放り出して夕暮れまでひたすらサッカー。一日平均四、五時間はやっていたろう。 マンションの近くにこれまた細長い楕円形の公園があって、格好のサッカー場と化していた。 ここを「試合場」として、近所の悪ガキどもが三々五々集まってくるのだ。おさるがサッカーを始めた頃は、その公園にも結構緑があったのだが、4年後に帰国する頃には哀れ草木は蹴散らされ、木は一本も無くなっていた・・・環境破壊もいいところである。 サッカーというスポーツの何がいいかというと、とにかくボール一個と相手がいれば「試合」が出来るということ。野球のような道具はいらないし、人数も要らない。四人いれば立派な試合が出来るのだ。 その公園には異なる小学校や中学校から多くの子供たちが集まっていて、毎日遅くまで歓声がこだましていた。時には散歩途中のおじさんまで加わって来た。時間が経つのも忘れ、とにかくボールを追っかけていた・・・今思えば、なんて幸せな時代だったのだろう。 今はイタリアも相当治安が悪くなっていて、特に外人の子供は誘拐される恐れがあるからあまり外で遊ばないというが、それと比較するとまるで夢のような時代だった。サッカーをしていて友達になった見ず知らずの子の家に遊びに行き、昼食や夕食をいただくこともしょっちゅうだった。向こうにしてみれば、服を着てイタリア語をしゃべるひょうきんな猿がやってくるので面白かったのだろう。 今回、日本がグループリーグを突破すると、次はイタリアとあたる可能性が高いという。もしそうなったら、おさるは一体どちらを応援したらいいのだろう?今から心配なおさるではあるが、それにはまず今日、オーストラリアに勝つことが絶対条件ですね! ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年06月12日 19時54分17秒
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