旧Ozriko Journal

そういえば、フランスでの事務手続きに必要不可欠な口座開設について、
まだ書いていませんでした。

フランスに中・長期で滞在したり、収入を得るときには必ず必要になるのが現地の口座です。口座を持つと、デビットカードやクレジット機能を持ったCarte bleue(カルトブルー)や小切手が使えるようになりとても便利。
滞在許可証の申請、携帯電話や賃貸契約時にも必要となるので、
フランスについたらまず最初に手続きしておくと後々楽です。

フランスで口座を開くとしたら、このあたりでしょうか。
・Credit Lyonnais(クレディリヨネ)
・BNP PARIBAS
・郵便局
パリには東京三菱銀行の支店がありますが、
個人客へのサービスは行っていないようです。

私達の場合、迷わずクレディ・リヨネにしました。
なぜならパリのピラミッド支店には日本人の担当者がいるから♪

まず、銀行口座開設の予約を取ります。
これは電話でもよいようですが、直接ピラミッド支店に予約を取りに行きました。
（当時来たばかりで、意思疎通がままならない状態だったので・・）
受付で予約を取ると、口座開設に必要な書類の一覧をもらいました。

次に以下の必要書類を持って予約の時間に銀行を訪ねました。
ここからは日本人の方が対応して下さいます。
必要書類は人や状況によって異なると思われるので、直接確かめて下さいね。

・住居証明
・身分証明書（パスポート、VISAまたは滞在許可証）
・夫の所属を証明する書類
・夫の収入を証明する書類
・戸籍謄本の翻訳査証
・最初に入金するお金

私達の場合、身分証明書はVISAでOKでした。
これで夫婦2人の名義の口座を開くことができました。
少々の手数料を払えば、クレジットカード機能のついたカルト・ブルーを1人1枚持つことができます。
小切手はついてくるようです。

1週間ほどでインターネットバンキングのパスワードや口座開設のお知らせが届き、
10日ほどでカードができましたという通知が届きました。
その通知を持って再度銀行へ行くと、カードと小切手がもらえました。
全部で約2週間。

フランスの銀行口座は日本とちょっと違いました。
一般に口座を開くというと、2つの口座を持つことになるよう。
・当座預金
　　無利子。カードや小切手の使用金額が引き落とされる口座です。
　　公共機関の料金や自動振り替えはここから引き落とされます。
・普通預金口座
　　利子付き。引き出し自由。

なので、まとまったお金は普通預金口座に入れておいて、
生活に必要な分は当座預金に移して使ってます。
この口座間の移動もインターネットバンキングで手軽にできるので便利。
ただし、当座預金がマイナスになると、たとえ普通預金口座にお金があったとしても即座にブラックリスト入りしてしまい、何年間かカードが持てないので注意しないといけないらしい。怖いなー。

他にも違うことがいっぱい。
ATMからは入金ができないので、入金するときは直接窓口へ行かないといけません。
ATMから引き出しの手数料がほぼ無料です。
が、引き出し限度額があり限度額はとても低かった気がする。
ATMは24時間営業が普通です。
デビットカードが非常に普及していて、大抵の場所でカードで支払可です。

さて、フランスで口座を開くまでですが、私はシティバンクを利用してました。
日本で口座開設しておけば、海外のATMから現地通貨で現金が引き出せます。
最初はこれで十分ですが、日本円の口座なので、その日のレートに随分左右されるし手数料がかかったりするので、早めにフランスで口座を開いた方がいいと思いました。