テーマ:ワイン大好き!(30321)
カテゴリ:オーストラリアワイン
さて、先日のピノ・ノワール飲み比べ会のワイン、一通り前回で終了だったのですが、飲み足りないのでお店にあったワインを1本開けようという事になりまして。それで、飲んだのがこのワインです。 ジョセフ・モーダ・カベルネソ-ヴィニヨン・メルロー1998。生産者プリモ・エステートは南オーストラリアのアデレード・プレインズにある家族経営のワイナリー。先代のプリモ・グリリ氏が1953年にこの地を訪れ葡萄栽培の可能性を感じ、1973年にはイタリアから家族揃って移住しブドウ畑を始めたそうです。アマローネやリパッソといった醸造法を用い、特徴的なワインを作っており、現在は2代目のジョセフ氏が仕切っています。 セパージュはカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローで、このワインもアマローネ式の醸造を行っています。以前、千趣会が扱っていたもので、当然楽天内に扱いは無し…かと思いきや、何と2001ヴィンテージをお持ちのお店がありました!価格は5400円だそうです。 色は黒。流石アマローネ式というべきか、透明度もほぼ無しといっていいでしょう。ただ、エッジにはガーネットが見えます。 香りは結構このセパージュらしい香りで、バルサミコっぽさやキノコ、腐葉土、コショウ、それに定番の茶色いスパイスといったものが感じられます。その他、ブラックベリーや赤や青のベリーのジャムといったフルーティな要素、黒蜜っぽさや少々のココアといったような黒系のニュアンスといったものが感じられました。 味わいは甘みよりもタンニンの印象が強く、しっかり渋味があります。口当りにも微かに感じられたでしょうか。加えて旨みも強め。果実味に関しては、確かにしっかり感じられ、甘みを感じますが、一方でこなれてきてるんだなというのもはっきり分かります。ボディは当然フルボディですが、ゴツさは取れてきたのか柔らかさを感じました。ただし、エキス分はしっかり。 会では、なんだかんだ秋刀魚の粒マスタード缶がいいつまみになりました秋刀魚の旨みや脂にワインの旨みやタンニンが嵌る他、果実味と塩分が相まって旨みをさらに引き立てます。 その他、このワインには鹿肉などのジビエや牛肉がいいでしょうね。調理法は、シンプルなローストにチョコやキノコ、バルサミコなどの茶色いソースやベリーの甘みのあるソースが良さそう。その他、赤ワインなどを使った味のしっかりした煮込み料理もいいでしょうね。 このワインがまた飲めるとは思っていませんでした。実は99ヴィンテージを昔ワイン会に使ったことがあるのですが、98の方がいい年だったそうで、まだまだ力強さを感じました。 それでもまとまってきてはいます。千趣会さんが販売を辞めた際、在庫を一気に処分していますから、どこかの飲食店かで見かける事があれば、是非試していただきたいですね。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年07月30日 21時36分18秒
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