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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2016年06月29日
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カテゴリ:フランスワイン

先日行いましたソーヴィニヨン・ブランの飲み比べ会のワイン、今回はサンセールの2種類目、自然派のものになります。
サンセール・ブラン・スケヴェルドラ2010。生産者セバスチャン・リフォーの家系は代々農家だったそうですが、ワインを作り始めたのはセバスチャンの父の代からだそう。セバスチャン自身はパリの自然派ワインショップに勤め、その経験から2004年から有機栽培、2006年にはビオディナミを行っています。醗酵時にはso2を添加せず、結果マロラクティック発酵が完了しています。熟成において、古樽ながら樽を用いてもいます。変わった名前ですが、リトアニア語で小石という意味だそうで、畑の土壌はシレックスになります。
価格は、写真のお店では3758円。

は茶色いです^^;飴色タマネギないしタマネギの皮的な色合いでしょうか。

香りはカラメルや黒糖といった色合いに似合った黒いニュアンスが出ています。また茶色いスパイスやクミン、生姜っぽさといったような要素も。加えて、その中にマジパンのような雰囲気が。その他、干しブドウや蜜、完熟リンゴ、アプリコット、オレンジママレード、少々の赤パプリカといったものも感じられました。加えて、ちょっと熟成香というか、貴腐的なものも感じられたかもしれません。

味わいは割ときっちり辛口で、果実味もしっかりありますが繊細なもので突出はしません。そこに、しっとり系の、しかし強さのある乳酸系の酸が旨みと共に乗ってくる感じです。ボディはミディアム。口当たりは柔らかいですが、エキス分や目の詰まった印象を受けるもので、スケールの大きさを感じさせます。

会では、やはり金目鯛のところで飲みました。
これだけしっかりしていると白身魚には厳しいかなと思いましたが、むしろよく合っていました。質感の相性というよりはやはり旨みの相性で、魚の豊富な旨みに対しワインの旨みが嵌るといった印象。また、甲殻類やノイリープラットのソースのコクのある味わいともよくマッチ。これについてはラドゥセットのサンセールよりいい相性でした。
という事で、甲殻類などと合わせるのはよさそうですし、他にも白い肉系との相性もよさそうです。豚肉のローストにタマネギのソース、あるいはアプリコットジャムを使ったソースなど面白いかもしれません。

まあ、参加者の方々が驚かれたワインです。色合いからもう全く違いますしね^^;ただ、リフォーとしては昔ながらの作り方を踏襲しているとの事で、それこそラドゥセットのものなどの様に、醸造中にso2を添加しマロラクティック発酵を起こさず、フレッシュなリンゴ酸を残しステンレスタンクのみを使う作り方の方が新参なのだそう。
どちらが好みか皆さんに伺ってみましたが、結構割れる感じだったのが面白かったです。

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最終更新日  2016年06月29日 23時26分56秒
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