座って過ごす時間が長い人ほど病気、短命になりやすく、
一日中座っていると、精神衛生的にも良くないことがわかり、
学びは「座って」から「歩きながら」すると教育と健康で効果両立するなど運動のメリットが相次いで報告されています。
オフィスのIT化や自動車の普及などで座っている時間が増える中、先進20カ国の調査で、最も座る時間の長い国は日本であることが11年に報告されているそうです。
座ってばかりの運動不足な生活は、死亡リスクが肥満の2倍とか、
座りっぱなしでいると「健康寿命が7年短くなるなど、最近は座っていることに関する健康リスク報道がかなり目立ちます。2002年に「セデンタリー・デス・シンドローム」(座りすぎが死につながる症候群)という言葉が作られたほど、
座っている時間が長いと生活習慣病や短命化を招くそうで、そのような生活習慣の場合は運動していてもリスクがあまり減らないとも言われ、「立って仕事ができるオフィスデスク」、「歩きながら仕事ができるウォーキングデスク」やスマートフォンをタイマーにして60分置きごとにストレッチしたり歩いたりすることが推奨されたりしています。またバランスボールを椅子代わりにするのもよさそうです。
健康で長生きの秘訣は何と言っても「日頃の運動」が重要だそうで、成人は少なくとも「週に150分の運動を行い、そのうち20~30分は激しく体を動かすのがよい」といわれています。
そして、最新の研究によると毎日座り続けている時間が長い場合は、さらに
1時間あたり2分間の歩行を行うことが勧められるそうです。
日本は平均寿命こそ世界一ですが、2014年厚生労働白書によると
健康管理は「何もしない」派が46%もいるそうで、日本人の平均健康管理費用は月間わずか3000円だそうです。国民皆保険に甘えて世界一医療に依存して健康管理を怠る
日本人の主観的健康度は主要36カ国中36位(2015年OECD調査)と最下位です。
健康的な生活習慣を無視して好き放題の人は、やらない理由を探すのが得意だったり、「一寸先は病み」の現代で将来の健康がいかに蝕まれるかの想像力が乏しいとか、根拠のない自信を持ち過ぎの傾向などがあるようです。
世界23カ国の健康意識調査で、健康的な食生活は23カ国平均は59%が意識しているのに対して、日本は半分以下の29%・最下位で、十分な睡眠をとる:54%(ワースト3)、定期的な運動:39%(最下位)という世界一の
健康オンチ国です。
また、
医師の47%は病人(2014年日経メディカル調査)で普通の国民と変らない残念な現実があります。
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心身の健康状態をよくし、体力をつけることは簡単ですので、お互いに明るく楽しく元気に笑顔で顔晴(がんば)りましょう。
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【以下転載】****************************
生活習慣病につながる肥満やメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)にならぬよう、腹八分目の食事とともに適度な運動が必要なことは誰でも知っているが、なかなかできないのが世の常。そうした中、わざわざ時間を作って運動するのではなく、オフィスに“仕掛け”を設け、仕事をしながらカロリーを消費させることで社員の健康増進に成功した企業がある。そのノウハウを外部にも提供していくという。
◆意識しなくても
立ち仕事の推奨で健康づくりを行っているのは、オフィス家具大手のイトーキ(本社・大阪市)。同社では、オフィスの壁際に立ったままパソコン作業ができるコーナーを設けたほか、立ち机も置いている。導入にあたっては国立健康・栄養研究所の宮地元彦健康増進研究部長のアドバイスを受けた。
同社ではその効果を確認するため、社員32人を対象に、1週間当たり10時間は立ち仕事というノルマを課し、6週間続けてもらった。普段通りに勤務した6週間の平均の腹囲と比較したところ、立ち仕事での6週後は平均0・8センチ減少した。一方、普段通りの勤務ではわずかに増加していた。また、壁際にあるコーナーから資料などを取りに動くことが増えたためか、立ち仕事では1日の歩数も約千歩増加していた。
宮地氏によると、運動や肉体労働、家事などを合わせた日本人の身体活動は、ここ20年で1日当たり10分減っており、「体重に換算すると年1・5キロ、10年では15キロ太りやすくなっている」と話す。10分の身体活動量は千歩の歩行に相当することから、同社の取り組みはこの活動量減少分をカバーしたことになる。
取り組みのきっかけはメタボの社員が多かったことだ。同社R&D戦略企画部の高原良氏は「1日の3分の1を職場で過ごすため、その環境を変えて健康増進ができないかと考えた」と語る。かつて自治体で市民の健康づくりに関わった経験を持つ高原氏は、「運動教室などを行っても、来るのは健康意識の高い人だけ」とし、「自然に活動量が増える仕掛けが必要と感じていた」という。
◆日本発の新産業
立ち仕事の推奨だけでなく、同社ではオフィス内の通路を板張りの回廊になるよう配置、フロアの対角線の場所へ近道できないようにして歩数を増やす工夫もされている。同社のこれらの取り組みは昨年、厚生労働省が主催する「健康寿命をのばそう! アワード」の大臣優秀賞を受賞した。
こうした発想が生まれた背景には最近の運動研究の進展がある。宮地氏は「以前は家事や肉体労働など、意図的な運動でないものは健康効果が薄いと思われていた。しかし、運動と同様に効果があるとのデータが複数出てきた」と指摘する。
同社では、身体活動が自然と増えるようなオフィスづくりのノウハウを提供する事業を開始。今後、日本発の新たな産業として育つ可能性がある。国内では、岡村製作所(本社・横浜市)でも、立ち仕事に使える上下昇降デスクを販売、企業などで採用されている。
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■座りっぱなしは短命?
宮地元彦氏によると、運動習慣があっても1日に6時間以上座る生活を続けていると、3時間しか座らない人に比べ、15年以内に死亡する確率が4割も高くなるというオーストラリアの成人を対象にした疫学研究が2012年に発表された。
これは、「運動する時間が確保できなくても、仕事中は立ち、座っている時間を短くすることで寿命を延ばせる可能性を示唆している」という。オフィスのIT(情報技術)化や自動車の普及などで座っている時間が増える中、先進20カ国の調査で、最も座る時間の長い国は日本であることが11年に報告されている。
(出典:産経新聞)