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カテゴリ:CSI:マイアミS10
『眼球の絶叫』
今シーズンの敵登場。それだけでなく懐かしい顔も。 エピソード全体はもったいを付けたホラー映画のような画面の演出で、いつもとは違う雰囲気でした。 Carusoの出演した「セッション9」を思いだしてしまいましたね。まあ、何も考えずに見ればよいのでしょうが、やはり気味が悪いというか、不快でしたね。 行方の判らない妹のAngelaを探し回る姉のJennifer。 一方、まるでデクスターの様に、女性を捕らえて拷問しているような男の意味深なシーンが続きます。犯人はJenniferにAngelaを捕らえて殺すと伝えてくる。「あなたは誰?」と問うと「Anton LeDouxだ。」と答える。 さっそくデイド署のHoratioが捜査に当たるわけですが、ラストはきっと救い出した姉妹から感謝され、ハグされる姿が浮かびます。(笑) 墓場を歩くHoratioも久しぶりでしたね。 見つかった死体はAngelaではなかったが、全身を傷つけられ、両眼をくりぬかれ、義眼がはめ込まれるという凄惨な拷問を受けていた。身元不明のこの女性が同じ犯人の被害者だとすると、Angelaはまだ生存の可能性がある。 ためらいがちにJenniferが語るには、Angelaは16歳で家を出てから街角に立つまいとがんばってきた。心配する姉にHoratioが気の毒に思う表情を見せていましたね。 今回はEricが活躍するエピソードでしたね。Ericは重要な証拠として裸足の足跡を見つける。 Ryanは「見て指紋がパンパンだ(puffy)」と指摘。検死医のTomの出番も多かったです。 指先が膨らむのは抗がん剤の副作用で、被害者が通っていたと思われる無料診療所に行くと、簡単に身元がわかった。 診察したNavarro医師によると、被害者はNikkiで、AngelaはNikkiを病院に連れて来た。Nikkiは男に繰り返し暴力を受けていたようだった。どうやら売春をしていたようです。 CalleighとWalterは今回は出番が少なく、目をくりぬくという事に儀式の意味があるかどうかを調べました。 Ericが売春婦に事情聴取をすることになり、客を装って高級車に乗りストリートへ。どこで借りたの? ナンパは彼の特技でしたね。さすがにそれは卒業して(笑)、売春婦の一人と接触して暴力を振るう客の名前を聞き出そうとする。これも昔ならHの仕事だったですね。 CSIが目を付けた男はは医薬品を取り扱う仕事をしており、直接の証拠がないためFrankが尾行することになった。この男Fredを演じた役者さんは、Miamiでは2回目ですね。(Invasion) Fredは先ほどEricが接触した女性と関係を持っていた。さっき警察が訪ねてきたばかりなのに、家族のパーティを抜けてそんなすぐにとは。(爆) イェイ、Daveはいませんが、Traversは健在です。義眼についていた剥製製作用の物質から、EricとRyanはエバーグレイズへ。 今回はマイアミの町並みの描写が多くて、それらしい雰囲気がありました。 簡単に怪しいおじさんを逮捕。義眼をたくさん持っているが、何を言っているのかよくわからない。 ただ、墓場で見つかった足跡とは違う。剥製に使う義眼だったわけですね。 見つけたNikkiの遺体が目がないために、気の毒に思って目を与えてやったというのだが、明らかに違う世界の人だった。ただ、Angelaを誘拐する犯人の姿は見たという。 NataliaはNikkiの医療ファイルを求めにNavarro医師を訪問すると、Nataliaに気があるのか妙に親しげで気味が悪い。しかも、地下足袋のような靴を履いている。 いろいろとこれまでトラウマになるような怖い目にあったNataliaなので、びくついてしまいます。何で他の人を寄越さないのよ。 Navarro医師の足形は墓場の足跡と一致して、HoratioとFrankの事情聴取を受ける。下から見上げるようなおじさん2人に挟まれても、Navarro医師は全く動じず。図太い神経をしているようで、ニヤニヤしながら「弁護士だ」と言って立ち去っていく。 いつものHならNavarro医師に捨て台詞の一つも言うところでしょうが、最近はちゃんと法を守るようです。 Ericは例の話を聞いた売春婦を捜し、Navarro医師に注意すると同時にこの稼業から足を洗うための道を紹介する。珍しいですよね。この役割もHかCalleighの仕事でしたね。 今週大活躍のTomは傷を縫った糸の結び目からNikkiの目を縫ったのがNavarro医師ではないかと指摘、そこで令状を取るわけですが、懐かしい顔が出てきました。 シーズン5で買春疑惑で捜査され、Horatioに圧力をかけたスーパーバイザー、O'Shayが出てきました。一旦はタラハシに引っ込んだはずなのに、またマイアミの権力側に戻ってきたらしい。 (DVDのコメンタリーによると、ステットラーがいなくなったのでチームに敵役が必要だったとか。それで復活となった訳です。) Navarro医師には、マイアミの政治を裏で操る父親がいて、こんな捜索令状など簡単にひねり潰せる。 それならということで、Walterがマラソン好きのNavarro医師のコースを記録したサイトを見つけ、途中で動きを止めたおかしな場所を見つける。 HとEricは、救急車を目印に、人気のないビルに突入! この場面が手持ちカメラのぶれた画面で、いつもと違う感じ。 Angelaを見つけたHはそっと目の包帯を外す。"She is alive, gentlemen. Good Job, you'll Okay. You made it." 捕らわれて傷を付けられたAngelaに「よくがんばったね」というのは、どういう意味かという意見をBBSで見ましたが、約束を果たして目を傷つけられることなく見つけた自らに言っていたのかも知れません。(爆) しかし、Navarro医師はまだ捕まっていない。Angelaは目撃しておらず、直接の証拠がない。 Ericが助けようとした売春婦は本当に助けを求めに来た。Elizabethと言い、もしかしたら今シーズンは彼女とのあれこれがあるかも知れないですね。まさか、恋愛対象にはならないと思いますが。 そして最後に姿を現したのが「24」でトニー・アルメイダ役だったCarlos Bernardでした。 彼がNavarro医師の父親、Diego Navarroだというのですが、年齢的に随分老けた役柄ですよね。 (これもコメンタリーで、撮影に現れたCarlosの姿を見て、脚本家はあまりに若い格好だったので、しまったと思ったそう。これじゃEstebanの兄弟だ。でも、スーツを着るとさすがの貫禄で良かったということでした。) 「大切なのは私の家族だ。君は必要な物があるはずだろう?」「Diego、警官に賄賂を渡すのは犯罪だ。」 「彼女たちが殺されるのも犯罪だな?」「Diego、私は君の息子を何としてでもストリートから連れ去るつもりだ。」「私が先に君を首にするのでなければね。」 「よう、Diego。それは簡単ではないかもしれないぞ。」"Hey, Diego. It might not be that easy." Horatioにしては、いつもよりはニュアンスが弱いですよね。やはりお上にはたてつけないのか。(爆) でも、Hは直接Diegoに電話して"Like I said, Esteban, it's not gonna be that easy."と、ここは対決姿勢を明確にしました。 さて、CSIともあろうものが、あれだけの証拠がありそうなものをどうして有罪にできないのか。この先、どうやってNavarro医師を追い込んでいくのか。 父親の政治的な圧力はHoratioとチームにどういう影響を与えるのか。お膳立ては整いましたね。 久しぶりのCarlos Bernardの悪役ぶりも期待しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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